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2018年11月30日に国内で発売開始されたSIMフリースマートフォン Mate20 Proを購入しました。本モデルは”Leicaのレンズを採用したトリプルレンズカメラ搭載”という点において、ドコモより発売中のP20 Pro HW-01KのDxOMARK 109点という最高評価を得たスマホと同ランクの写真クオリティが期待出来ます。

当サイトではP20 Pro購入時に「ドコモP20Pro(HW-01K)と50万円のデジカメでズーム撮影・夜景撮影勝負」として、ソニーのフルサイズミラーレスカメラと撮り比べを実施しましたので、今回もまた新しいMate20 Proのカメラで写真撮影対決をしてみます。

Mate20 Proは購入時価格120,830円(総額6万円相当商品券+キャッシュバック+ポイントバックキャンペーンを利用)、デジカメは「ソニーα7S IIicon」(メーカー価格322,790円)+「SEL24105Gicon」(メーカー価格161,600円)+「ケンコー・トキナー ZX(ゼクロス)C-PLフィルター」(メーカー価格21,060円)という構成で、P20 Proとの撮影比較を行った時と同じです。

Mate20 ProとP20 Proは「Leicaのトリプルレンズ」という点では同じですが、レンズの役割は大きく変更されています。

・Mate20 Pro:4000万画素メインレンズ+2000万画素広角レンズ+800万画素ズームレンズ
・P20 Pro:4000万画素メインレンズ+2000万画素モノクロセンサー用レンズ+800万画素ズームレンズ

メインとズーム性能についてはどちらも40メガピクセル・8メガピクセルで画素数・F値などは変わっていないようですが、P20 Proに使われていたモノクロセンサーを廃止し、Mate20 Proでは代わりに広角レンズが搭載されています。今回は広角レンズの効果・画質についても作例とともに紹介します。

先にスペックや機能、価格による比較・キャッシュバックや値引き情報をみたい方はこちらのページを参照ください→「SIMフリー DSDV対応のMate20 ProとP20 Pro(HW-01K)の違い スペックや取扱価格情報まとめ

Mate20 Pro vs. α7 SII 広角→標準→ズーム対決

では早速Mate20 Proおよびデジタルカメラでの撮影比較例を紹介します。

*以下、画像をクリックすると大きな写真を表示出来ます。データ容量・画像サイズが大きいため、パソコンやタブレット端末など大きなディスプレイでご覧になることを推奨します。縮小したままだと、おそらく差は判りません。

撮影データ 写真
【広角モード】
焦点距離:16mm
シャッタースピード:0.003s
絞り:2.2
ISO感度:50
オリジナルサイズ:3.1MB
【標準モード】
焦点距離:27mm
シャッタースピード:0.002s
絞り:1.8
ISO感度:50
オリジナルサイズ:2.1MB
【3倍ズーム】
焦点距離:81mm
シャッタースピード:0.004s
絞り:2.4
ISO感度:50
オリジナルサイズ:1.8MB
【5倍ズーム】
焦点距離:135mm
シャッタースピード:0.003s
絞り:2.4
ISO感度:50
オリジナルサイズ:1.6MB
【10倍ズーム】
焦点距離:270mm
シャッタースピード:0.004s
絞り:2.4
ISO感度:50
オリジナルサイズ:1.4MB

画像はオリジナルサイズでは大きすぎて仕様上表示できないため、上記写真データは圧縮してあります。画質については下記で一部を切り出して比較しますので、上の写真は画角・ズームの雰囲気を感じるための参考にしてください。

上記のMate20 Proの写真はすべてマスターAIによるオート撮影で、色合いや画質の調整はしていません(縮小・圧縮のみ)。撮影時の天候は曇りであり、AIモード判定も「曇り」のアイコンが出ていました。曇りモードではコントラストが強く表現される印象があります。

Mate20 Proのトリプルレンズによって、それぞれオリジナルの撮影サイズは広角撮影時は2000万画素(5120×3840)・ズーム時は800万画素(3648×2736)と切り替わっています。また、標準時(27mm)の場合は最大画質を選ぶと4000万画素(7296×5472)になりますが、ズーム機能利用は10メガピクセル(3648×2736)に設定されます。

広角・標準・3倍ズームはそれぞれ別々のレンズを使って撮影が行われ、レンズは自動で切り替わります。

5倍~10倍のズームを利用する場合は3倍ズームレンズとデジタルズームが併用されますので画質が下がりますが、5倍ズームくらいまでならスマホ画面で確認する程度なら十分な画質という印象です。

16mmの超広角モードを使うことで、室内のような限られたスペースでも広いエリアを1枚の写真に写し取ることが可能となります。

そして下記の写真が約5倍ズーム時のデータです(クリックすると圧縮なしのファイルが開きます)。

(35mm換算で138mmのズーム状態)

被写体に近づくことが出来ないような場合にも、Mate20 Proのズーム機能があれば全体を撮る/狙ったものだけをクローズアップすることも可能となります。

16mm→270mmまでの広範囲をカバー出来るMate20 Proがあれば、低価格なコンパクトデジタルカメラの出番は減ることでしょう。

50万円のデジカメと比較

Mate20Proのズーム性能・広角レンズ効果は上記のサンプルで伝わったと思います。続いて、そのMate20 Proのズームによる画質を、ソニーのフルサイズミラーレスカメラと比較していきましょう。

 

ミラーレスカメラの写真データもここにオリジナルのまま掲載するには大きすぎますので、ここでは画質の比較用に一部を切り出して比較します。

今回利用したカメラのレンズは、24mmから105mmまでの範囲をカバーする標準ズームレンズです。ソニーではもっと広角・ズームが出来る交換レンズも販売していますが、そちらもぜんぶ買い揃えると50万円どころか100万円でも予算が足りないので・・・今回はSEL24105G一本で撮影できる写真と比較します。

先程の広角~10倍ズームの写真を撮影した場所と同じ位置から、デジカメでも撮影した写真を比べていきます。

まず、デジタルカメラを最大ズーム(105mm)にした状態で撮れる画角は以下のようなものになります。写っているのは撮影場所からおよそ1キロ離れた造船所です。

Mate20 Proの場合の「5倍ズーム」によく似た範囲が範囲が写ります。ここで、デジカメとMate20 Proそれぞれの写真をトリミングして、同じ場所を拡大比較してみます。

(左がMate20 Pro 5倍ズーム、右がデジカメ105mm)

一目瞭然で、デジタルカメラのズーム写真のほうが高画質であることが判ります。青い建物に「安全最優先」と書かれて文字を比べると、Mate20 Proではやや潰れかけてしまっていますが、デジカメならばはっきりと読み取ることが可能です。

P20 Proの時と同じくまだスペックの高いデジタルカメラのズーム状態(105mm)には劣りますが、1キロも離れた場所をスマートフォンでここまで高解像度で撮影できることは驚きです。

なお、Mate20 ProとP20 Proのズームを比較すると、色合いはMate20 Proのほうが明るく・P20 Proのほうが若干鮮明に写る印象があります。

どちらも800万画素の解像度となりますので、画質自体に関しては大きな差は見られません。

Mate20 Proの夜景撮影

Leicaのカメラレンズを使ったスマホシリーズでは「夜景モード」による手持ち長時間露光(合成)写真により、驚くほど明るい夜景撮影が可能なことで高い評価を得ています。

Mate20 Proも同じく夜景モードが搭載されており、三脚不要で夜景撮影を簡単に行うことが出来ます。

夜景モードは標準レンズでも広角レンズでも使うことが可能ですが、使うレンズによって画質・仕上がりにやや差が出る点に注意が必要です。最も綺麗に撮れるのは言うまでもなく最大解像度の40メガ設定にした標準レンズ撮影時となりますが、F値の差が大きく画質に影響を及ぼします。

以下の写真は同じ場所から標準レンズと広角レンズでそれぞれ夜景モードに設定し、同じエリアを切り出した画質の比較です。

広角モードにすることでより広い範囲を一枚の写真に収めることは可能ですが、画素数が低く・レンズも標準のものより暗くなるため、夜景モードで長時間の補正を掛けても断然広角レンズより通常レンズで撮影した写真のほうが綺麗になります。広角レンズを使ってダイナミックな夜景を撮りたい場合には効果的ながら、拡大してしまうと鮮明な夜景写真とは言い難いクオリティになりました。

(16mm/シャッタースピード4秒の夜景モード)

夜景モード+広角モードでも、それなりに明るさがある場所の撮影ならば手ブレも少なく写真が撮れます(上記の写真はレンズが汚れていたのか、強い光源に大きな光芒が出てしまいました)。色合いはやや絵の具で塗りつぶしたような仕上がりになるものの、手持ち撮影でここまで撮れるのはP20 ProやMate20 Proの特長です。

ただし、ズームモードで同じく夜景モードを使うと、さすがに手ブレが出てしまうこともありました。

(Mate20 Proの撮影失敗例)

上記の写真はMate20 Proによるミスショットです。一見すると手前の光は綺麗に写っていますが、奥に写っている橋・重機はぶれて2重に写っています。このときの撮影設定はシャッタースピードはなんと18秒になっていました。ノイズは確かに少なくなっていますが、いくらなんでも時間がかかりすぎです。

(デジカメで手持ちズーム撮影をした比較写真)

こちらはデジカメで手持ち撮影(シャッタースピード 0.04s, ISO 12800)をしたものです。このソニーのカメラは高感度撮影に特化したモデルですので、夜景撮影は得意分野です。三脚を使ったり適切なレンズを装着したデジカメにはMate20Proのトリプルレンズでは太刀打ち出来ませんが、手持ち撮影同士で比べるとMate20 Proも50万円のカメラに負けないくらい綺麗な写真を撮ることが出来るケースもありえます。

まとめ

Mate20 Proのトリプルレンズカメラは新しく搭載された広角レンズによって、一般的なスマホに比べて広角~望遠までの応用力が高く、使うシーンを選ばず活躍できる万能なカメラ機能となっています。

一方で、Mate20 ProとP20 Proを比べる場合には「広角レンズが使えるかどうか」という大きな違いはありますが、夜景モード・ズームに関しては大きな違いはありません。管理人は初めてP20 Proのカメラを確認したときには「確かに過去のスマホとは別次元のすごい性能だ!」と感じたものですが、P20 Pro → Mate20 Proの買い替えでは、そこまでのインパクトを感じることはありませんでした。

Mate20 ProはソフトバンクおよびSIMフリーモデルを多くのスマホの取扱があるショップ・MVNOで入手が可能、P20 Proはドコモだけが国内販売しているという違いがあります。

ドコモモデルのP20 Pro HW-01Kは他社乗り換えなら一括1万円・機種変更でも実質1.9万円~という格安で買えるほどに値下げが進んでいます。

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SIMフリーモデルのMate20 Proは12万円という高額でしたが、ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイル・au(2018年12月時点ではデータ通信のみ。au VoLTEは今後のアップデートで対応予定)のキャリアを選ばず使える・DSDV(デュアルSIM/デュアルVoLTEスタンバイ)が出来るというメリットもありますので、価格・カメラ・SIMスロットの仕様などを比較して選んでみることをオススメします。

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トリプルカメラMate20 Proと50万円のデジカメでガチ写真撮影対決 夜景・ズーム・広角レンズを評価
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