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2018年夏モデルのドコモスマートフォン P20 Pro HW-01Kの実機レポートをお届けします。P20 Proは海外モデルとしてすでに発売されていますが、国内正規モデルのドコモ版 HW-01Kの仕上がりをチェックしていきます。

P20 Proは日本国内ではau, Softbankでの販売はありません。また、SIMフリーモデルとしての発売も予定されておらず、ドコモだけが扱う専用モデルとなっています。他社からの乗り換えなら実質2.2万円から購入できます。この価格はiPhone 8 64GBモデルのMNP価格とちょうど同じでありながら、iPhone Xを凌ぐ高い評価を得ているトリプルカメラを搭載・128GBの大容量ストレージを内蔵した超ハイスペックな注目モデルです。

P20 Proの製造メーカーであるHuawei(ファーウェイ)は、近年日本国内において複数のSIMフリースマートフォンと、au・ソフトバンク(ワイモバイル)に対して低価格端末を提供していますが、ドコモ向けのハイエンドスマートフォンの投入は久しぶりであるため、ドコモユーザーにとって定番のXperiaやGalaxy, AQUOSスマートフォンとは異なった使用感になります。

ファーウェイのスマートフォンを使ったことがないドコモ利用者にとってP20 Pro HW-01Kは使い勝手が良いものになっているか、機種変更する価値があるのか、実機を細かくチェックして評価をしていきたいと思います。

なお、P20シリーズの廉価モデル・低価格モデルとのスペック・機能比較については以下の記事を参照ください。

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HW-01Kの同梱品・付属品


P20 Proの外箱は特に変わった仕様ではなく、極めてシンプルな外観です。箱にはドコモのロゴや型番、製造番号(IMEI)などのシールが貼られています。

[追加]気に入ったのでブルーも買いました。

ミッドナイトブルーは光のあたり具合で青の深みが変わり、落ち着いた色が綺麗です。

同梱品はHW-01K本体の他、簡易説明書・TPUクリアケース・USB Type-C→3.5mmイヤホン変換アダプタ・USB Type-C-micro SDカードリーダー、USB Type-C接続ハイレゾ対応イヤホン、SIMカード取り出しピンです。

試供品のTPUケースは透明でシンプルなものですが、6インチという大画面ながら比較的薄く・持ちやすく作られたP20 Proのサイズ感を損なわない、軽量・薄型になっています。

ケース背面の厚みはちょうど飛び出たレンズを保護するため、少しだけケース自体の縁が高く作られています。保護性能が高いというわけではないものの、とりあえずの保護には十分でしょう。

HW-01Kの内部ストレージは128GBもあり、ユーザーの利用可能領域も110GB以上ありますので、よほど多くのアプリ・写真・動画を保存しない限りはすぐいっぱいになってしまうことは無いと予想されますが、データが増えてきたら付属のUSB Type C接続が出来るカードリーダーで、データを簡単に移動させることが可能です(USBデバイスとして認識されます)。

充電器(ACアダプター、ケーブル)はセットになっていませんので、必要に応じて購入してください。P20 Proは急速充電に対応しており、「ACアダプタ07」(税込み 2,592円)を使うと約120分で満充電が出来るとされています。他のACアダプタだと180分~とされていますので、これから購入するのなら07が良さそうです。

P20 Proの外観


P20 Proはスマートフォンの中では珍しく(?)横向きにドコモ・メーカーのロゴが入っています。今回入手したのはブラックですが、iPhoneで言えばジェットブラック系の艶のある背面パネルとなっています。

カラーは特別に奇抜なものではありませんが、やはり目を引くのは3つ並んだカメラレンズです。


P20 Proのカメラレンズは老舗のカメラブランドであるLEICA(ライカ)のレンズを採用しており、左から順番に2000万画素のモノクロレンズ、中央が4000万画素のメインカラーレンズ、右(外側)が800万画素の望遠(ズーム)カメラです。この3つを組み合わせることで単眼レンズのカメラ・デュアルレンズのカメラに比べて印象的なクオリティの写真を残すことが出来るという仕組みです(カメラ機能について詳しくは後述)。


ディスプレイは6.1インチのノッチ(切り込み)入り大画面有機ELパネルです。

ノッチ部分にはスピーカーとインカメラが配置されています。このインカメラもライカレンズ・2400万画素というスペックで、古いスマホ機種のメインカメラを超える画質の写真が撮れるものになっています。

ディスプレイ部分の下にはタッチ式の指紋認証センサー内蔵ホームボタンがあります。ボディの下にはスピーカーとUSB Type-Cのインターフェイス。

本体右側にはボリュームボタンと電源ボタンがあります。電源ボタン部分には溝が掘られており、赤のメタリックカラーに塗装するというワンポイントのアクセントもあります。

本体の左側にはSIMトレイがあります。トレイにある赤い部分は防水用のパッキンでしょう。SIMトレイはデュアルSIMモデルのような奥行きのあるものになってますが、ドコモモデルではシングルSIM用に変更されているため、挿入できるSIMカードはnano SIM一枚だけです。P20 Proにはmicro SDスロットはありません(そのかわりにType-C – micro SDカードリーダーが同梱されています )。

P20 Proと似ているデザイン(ノッチあり+ディスプレイの下にボタンがある)として、AQUOS R2と並べてみました。

P20 ProもAQUOS R2もディスプレイサイズもほぼ同じ6インチクラスですが、AQUOS R2に比べてP20 Proのほうがディスプレイ下のベゼルが狭く、縦の長さが短くなっています。ディスプレイ上部のノッチも切り込みの深さが浅く、スッキリしている印象です。

AQUOS R2 SH-03Kの詳細レビューは以下の記事を参照ください。

☆「[実機レビュー]2018年夏 AQUOS R2 SH-03K スペック比較,値引き情報・Antutuベンチマークテスト結果

P20 Proではディスプレイ上部の切り込み(ノッチ)部分が気に喰わない人向けに、インカメラレンズのある位置までを黒く塗りつぶすことでノッチを隠す事ができます。

[設定] → [画面] → [ノッチ]から、表示モードを選択

デフォルトでは上部の背景色は白、「ノッチ部分を隠す」を選ぶと、黒色になります。

ノッチを隠した状態でスクリーンショットを撮影すると、ノッチ部分は黒く塗りつぶされた状態になり、デフォルト状態だとノッチ部分に本来表示される画像が保存されます(カメラレンズ部分で隠れたものが映る)。

P20 Proのカメラ性能

P20 Pro HW-01Kのメインカメラは、DxOmarkのカメラテストで2018年6月時点で史上最高の109点を記録し、他社スマホを突き放す評価を獲得しています。

実際にP20 Proで撮影をしてみれば、確かにその高いクオリティを感じることが出来ます。

スペック面では、4000万画素という高い画素数のカラーセンサーと、モノクロセンサーのデータを組み合わせることで品質の高い写真を作り出します。

一般的に画素数を上げすぎると解像度自体は上がりますが、光量が足りず色がはっきり出ず、感度を上げるとノイズが多くなりがちになります。画素数が大きければきれいな写真が撮れるというわけではなく、「P20 Proは4000万画素だから綺麗」なのではありません。P20 Proが綺麗な写真に仕上がる理由は、カラーセンサーとモノクロセンサーのデータ合成と、AIによるシーン判定、そしてライカレンズのクオリティに依るところが大きいようです。

望遠(ズーム)レンズは他社スマホでも搭載している機種はいくつかあります。iPhone 8 Plus, iPhone X, Galaxy Note8などの望遠レンズは光学2倍相当の拡大効果が得られますが、P20 Proの望遠レンズは光学3倍に相当します。

望遠レンズは800万画素・F2.4のレンズになっているため、ズームを使わない標準撮影ほどの品質にはなりませんが、5倍のズームくらいまでは十分な高画質を維持出来るというメリットがあります。

明るい環境での撮影なら最近のスマートフォンであれば、だいたいどんな機種で撮影しても綺麗な写真が撮れるといっても過言ではないほど、最新モデルのカメラ性能は向上しています。一方で、スマホ本体に搭載できるセンサーサイズには限度があるため、暗い環境で綺麗に撮影が出来るスマホは限られてきます。

管理人がP20 Proに最も期待した「暗所での撮影」をiPhone Xと比較してみましょう。

以下の写真は極めて暗い室内において、ネコの置物を撮影したものです。

まずはiPhone Xで撮影した写真を御覧ください(画像をクリック・タップすると拡大出来ます)。

黒い猫のシルエットが確認できて、ネコの顔・手と足もなんとか判別することが出来ると思います。iPhone Xも比較的明るいレンズを使っているため、これでも十分綺麗に撮影できている部類でしょう。オートモード時の設定はシャッタースピード0.25秒、ISO2000になっています。

続いて、P20 Pro HW-01Kの標準モード(オート)による撮影です。


P20 Proの場合も、オートモードで撮影するとiPhone Xとほぼ同じレベルで、ネコのシルエットの判別は可能ですが、流石に画質は荒くなっています。オート時の設定はシャッタースピード0.06秒、ISO6400になっています。

次がP20 Proの本領である「夜間モード」での撮影です。

夜間向けの撮影では、数秒間に渡ってカメラを向け続けて写真を撮ります。Exifのデータ上はシャッタースピードは5秒、ISO1600となっています。

一般的なカメラでは、手持ち撮影では5秒どころか0.5秒ですら手ブレをしてしまうことがほとんどのはずですが、P20 Proでは長時間露光というより、複数枚の写真を撮影して合成するような技術により、明るさを確保しているようです。

通常モードと夜間モードの写真を拡大して比べると、以下のような差があります。

標準モードの場合は40M(7296×5472)など解像度を選ぶ事ができますが、夜間モードの場合は10M(3648×2736)に固定されるため、画像を切り出しすると上記のようにサイズが異なってしまいますが、夜間モードのほうが格段にくっきりとネコの表情・毛並みまで見ることが出来ます。

もちろんモードの名の通り、夜景の撮影もP20 Proなら三脚いらずでもこの通りです。夜景モードを利用するとやや絵の具を筆で塗りつぶしたようなノッペリとした印象にはなりますが、ブレも少なく撮影が可能です。

他にもP20 Proにはあとからピント・ボケを調整できる「ワイドアパーチャ効果」や、960fpsのスーパースローモーション動画の撮影など、特殊な効果・機能を使った面白い写真やムービーを撮ることも出来ます。

カメラ性能に限っては間違いなく2018年夏モデルスマートフォンの中ではトップランクになるため、スマホで良く写真を撮る人はHW-01Kを選ぶと他のスマホとの違いを実感出来ると思います。

P20 Proのトリプルカメラの一つは望遠(ズーム)用となっており、画質はメインカメラに比べてやや落ちるものの、写真の対象に物理的に近づくことの出来ない場合に役に立ちます。

望遠用のズームカメラを搭載したスマホはこれまでにもiPhoneのPlus(7/8)シリーズ、iPhone X、Galaxy Note8, Galaxy S9+といったモデルにも採用されていますが、従来機種は「光学2倍」のズーム相当であったのに対し、P20 Proは3倍のズームに相当する倍率になっています。

35mm焦点距離としては標準状態(×1)で27mm, 3倍ズーム時に83mm, 5倍ズーム時に135mm、そして10倍にすると270mmになります。

以下の写真は同じ場所からそれぞれのズーム倍率で撮影したものを掲載しています(ホームページ用に縮小していますので、倍率のイメージ用として参考にしてください。本当に画質はもっと格段に綺麗です)。

1倍
27mm
3倍
83mm
5倍
135mm
10倍
270mm

3倍以上の倍率を選ぶと光学ズーム×デジタルズームによる拡大になるため、パソコンの大画面ディスプレイで表示を確認するとさすがに画像の粗さも見てとれますが、スマホで撮影した写真としてはかなり高画質です。

5倍の写真を縮小せず、一部だけ切り出してみたものが以下の画像です。

撮影場所から客船の停泊位置までおよそ200~250メートルくらいは離れているはずです。人の顔が判別できるほどではないものの、窓からは船員と思しき人の服と頭が判別出来る程度の解像度があります。

この撮影は夕暮時の薄暗い環境で撮影していますので、明るい日中ならばさらにズームによる撮影は容易になるでしょう。スマホの画面で表示する程度のサイズであれば5倍くらいの倍率までは十分に実用の範囲だと言えます。

こうした光学ズーム効果を持ったレンズを搭載したスマホの中でもP20 Proはワンランク上だと言えます。

ただし、レンズの筒が実際に伸びるタイプのコンパクトデジカメ・高倍率レンズを装着した一眼レフカメラのような画質までを期待してはいけません。あくまでスマホの中でのズーム性能が高い、という認識をすべきでしょう。

関連記事:[レビュー]iPhone8 Plusの光学2倍ズームの画質は綺麗か?30倍ズームのコンデジとカメラ対決

HW-01KのAntutuベンチマークスコア

P20 Pro HW-01KにはKirin 970 オクタコア(2.36GHz+1.8GHz)という高性能処理が可能なCPUが搭載されています。

スマートフォンの処理能力を数値化することが出来るベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」を利用し、スコアを測定した結果は以下の通りです。

Ver7.0 P20 Pro
HW-01K
P20 lite honor 8
搭載SoC Kirin 970 Kirin 659 Kirin 950
トータルスコア 208799 87179 128686
CPU トータル 71848 41759 57803
演算処理 13412 7027 15389
一般使用 11166 6089 8121
マルチコア 47270 28643 34293
GPU トータル 77994 13132 28703
Marooned 16432 2079 3877
Coastline 28785 3601 7716
Refinery 32777 7452 17110
UX トータル 45550 24339 33321
データセキュリティ 7049 5059 6437
データ処理 10765 5435 7774
画像処理 13637 3657 5268
ユーザエクスペリエンス 14099 10188 13842
MEM トータル 13407 7949 8859
RAM 3699 2367 2506
ROM 9708 5582 6353

測定時のアプリバージョンは7.0系です。

ファーウェイのスマートフォンに搭載されるKirinシリーズのCPUでは、2018年夏時点でKirin 970が最も高性能なチップとなっています。

ベンチマークのスコアはあくまで参考値としての処理能力の目安となりますが、Qualcomm Snapdragonシリーズを搭載したスマートフォンと比べると、P20 Pro HW-01Kは2017年夏モデルの多くに搭載されていたSnapdragon 835というSoC搭載機と同程度です。

2018年夏モデル向け Snapdragon 845搭載機種に比べると全体的なスコアは2~3割ほど低くなるようです。

Kirin搭載機は3Dゲームなどの処理にやや弱く、アプリによってはスナドラ搭載機種よりも若干もたつき・カクつきが起こりやすため、ゲームを最高にスムーズに遊びたい人はスナドラ845搭載機かiPhone 8以降のモデルを選んだほうが良いかも知れません。

P20 Pro HW-01Kの販売価格

契約種別 機種変更 新規 のりかえ(MNP)
本体価格 月額4,320円×24回 (総額10,3680円)
月々サポート −2,457円×24回
(総額 −58,968円)
−3,375円×24回
(総額 −81,000円)
オンライン特典 新規・MNP:5,184円値引き
機種変更:5,184円dポイント還元
*事務手数料・頭金も無料
実質価格* 月額1,647円
(総額39,528円)
月額1,647円
(総額39,528円)
月額729円
(総額17,496円)

*2018/09/01~。上記以外にも割引・キャンペーン・クーポンを適用することで実質価格は下げられる可能性があります。

以下、発売時点の価格情報も参考用に残しておきます。

契約種別 機種変更 新規 のりかえ(MNP)
本体価格 月額4,320円×24回 (総額 103,680円)
月々サポート −1,944円×24回
(総額 −46,656円)
−3,375円×24回
(総額 −81,000円)
シークレット
クーポン値引き
対象外 シークレットクーポン利用で
-5400円(web限定) クーポン取得方法はこちら
早期購入特典 購入&応募で先着1万名に
もれなく5,000ポイント付与
複数台購入 家族まとめて割適用で 5,184円/台還元
実質価格* 月額約1,952円
(総額46,840円)
月額約1,723円
(総額41,440円)
月額約296円
(総額7,096円)

*1ポイント=1円相当として計算した場合、2018年6月15日時点の価格・キャンペーン情報に基づいています。webシークレットクーポンは2018年7月31日までの有効期限(延長されました)がありますのでご注意ください。

HW-01Kでは先着10,000名まで、購入&応募をしたユーザーにもれなく5,000円相当のdポイントプレゼントキャンペーンを実施していますので、早めに購入したほうがお得になります(最新の価格・キャンペーン情報は公式HPを参照下さい)。

☆「NTTドコモ P20 Pro HW-01Kの価格・詳細をみる

また、ドコモの公式オンラインショップでは頭金0円、機種変更(Xiプランのまま)であれば契約事務手数料も無料、さらに50人1人の確率で10,000dポイントが当たる期間限定キャンペーン(2018年7月31日まで)も実施していますので、HW-01Kの注文はウェブサイトから行うとお手軽です。

[実機レビュー]ドコモP20 Pro HW-01Kのサイズ・カメラ・Antutuベンチマーク評価
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