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よく「スマホがあればコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はもう要らない」というような意見を見かけることがあります。

小型・持ち歩きに特化させたコンパクトデジタルカメラ=コンデジは今の携帯電話/スマホカメラが登場する前には出番がもっと多かったような気がするのですが、たしかに管理人も昨今の高性能なカメラ機能が搭載されたスマホを手に入れてからは、あまりコンデジを使わなくなりました。

先月発売されたiPhone 8 Plusでは2つのカメラレンズが搭載されており、一方は通常の広角12メガピクセル ƒ/1.8、もう一方が望遠 12メガピクセル ƒ/2.8という仕様になっており、スマホカメラ上で光学ズームのような効果を持たせています。

一般的なレンズが1つしかないスマホで利用できるズームは「デジタルズーム」であり、拡大すればするほど画質が下がります。しかし、iPhone 8 Plusなら拡大しても同じ画素数で綺麗なズーム写真を撮影することが出来るのです。

このズーム効果を確かめるべく、コンパクトデジタルカメラとズーム対決をしてみることにしました。

今回利用したのはソニーの光学30倍ズームまで撮影出来る、ズームに強いカメラ(DSC-WX500)を使いました。

☆「ソニー SONY デジタルカメラ DSC-WX500 光学30倍ズーム 1820万画素

東京スカイツリーを撮り比べ

まずはiPhone 8 Plusでスカイツリーの真下から撮影した写真です。

(*写真をクリック/タップするとオリジナルサイズに拡大出来ます。データ容量が大きいのでパケット料金に注意してください。)

標準カメラ・1倍の状態で撮影すると、35mm換算で29mm相当の広角な写真となります。

続いて、iPhone 8 Plusのカメラで「× 2」を選び、望遠側に切り替えて撮影したものがこちらです。

1倍の状態よりも写真に映る範囲が小さくなりますが、展望台の部分が大きくなりました。35mm換算で57mm相当です。

この1倍・2倍の2枚の写真で、スカイツリーの先端部分を切り出して比較してみましょう(縮小なし)

どうでしょうか。明らかに2倍ズームを利用したほうが構造物の細かい所まで判別が出来ます。ズームしているんだから当たり前だろう、と思うかもしれませんが、普通のスマホカメラでは出来ないことなのです。

広角と望遠レンズではf値が1.8と2.8で異なるため、暗い環境下で撮影する場合はズームを使うと明るさ不足になることが考えられますが、今回の撮影のような晴れた天候での屋外撮影であれば明るさによる違いは感じられませんでした。

iPhone 7からメインカメラはf 1.8という比較的明るいレンズを使っているため、iPhone 8 Plusも夜景やライトアップ写真にも強いです。

下の写真もiPhone 8 Plusの広角側で撮影したものです。

続いて、デジカメで撮影した写真も見ていきましょう。

まずはズームを使わず、35mm換算で24mmの状態です。iPhone8 Plusの1倍状態と近い比率で、iPhoneより横幅が広く映ります。

この状態で、iPhone 8 Plusで撮影した写真とスカイツリーの先端分だけを切り抜いた画像を比べてみます。

左がソニーのデジカメ(1倍)と、右がiPhone 8 Plus(1倍)の状態で比較したもの。どちらもかなりの拡大をしているためくっきり写っているとは言い難いですが、広角同士での比較ならばiPhone 8 Plusもデジカメにも劣らない解像度のようです。

ただし、ズーム性能では最新のiPhoneと言えどもコンデジには絶対に敵いません

続いて、デジカメの35mm換算で720mmの30倍ズームをしてみると・・・

スカイツリーの先端部分がここまでどアップになりました(サイト用に縮小してこのサイズです。実際は横幅で約9倍の大きさで撮影しています)。iPhoneの2倍とデジカメの30倍では、はっきり言って勝負になりません。

iPhoneのようなスマホカメラはいつでも持ち歩き、シャッターチャンスを逃すことなく撮れるのが魅力です。一方でコンパクトデジカメや一眼レフ・ミラーレスなどの本当のカメラは、撮りたいものがある・撮りたいシーンが決まっている場合にはスマホよりも格段に綺麗な写真が撮れる性能を持っています。

ソニーのデジカメDSC-WX500は市場価格で4万円前後であり、エントリーモデルではありませんが高級というほどでもない性能です(高いコンデジは10万円以上するものもあるはずです)。それでも高いズーム性能を持ったデジカメ機種はスマホカメラとは次元の違う拡大写真を撮ることが出来ますので、お祭りや運動会や学芸会など、特定のイベントで撮りたいものが決まっているのならiPhoneだけでなくデジカメも持って行ったほうが残しておきたい場面をきれいに保存出来るでしょう。

iPhone 8 Plusはズーム機能があり、たしかに他のスマホやズームが出来ない4.7インチのiPhone 7/8よりはアップの写真がきれいに撮れますが、あくまで2倍の光学ズーム相当であることを理解して、うまく使い分けると良いと思います。

☆「ドコモ iPhone8/8 Plusの価格・予約方法解説
☆「au iPhone8/8 Plusの価格・予約方法解説
☆「Softbank iPhone8/8 Plusの価格・予約方法解説

 

 

[レビュー]iPhone8 Plusの光学2倍ズームの画質は綺麗か?30倍ズームのコンデジとカメラ対決
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2 thoughts on “[レビュー]iPhone8 Plusの光学2倍ズームの画質は綺麗か?30倍ズームのコンデジとカメラ対決

  • 2017年10月6日 at 12:00 PM
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    別にカメラ小僧でもないのに、自分がズーム機能付きのスマホに拘る理由は、オークションやフリマアプリなどへ出品する商品画像を撮る時に、昼間ならいいんですが、蛍光灯の下でズーム無しで撮ろうとすると、どうしても自分の影が入ってしまうからなんですよね。

    もっとも、ズーム無しでも広めに撮って、拡大編集すればいいんでしょうが、数こなそうとすると、編集が面倒くさいですし。

    • 2017年10月6日 at 7:21 PM
      Permalink

      なるほど、そういう効果も人によっては重要なポイントになりえるのですね!私なんかは物撮りの場合は小型の撮影ボックスや簡易なレフ板・電気スタンドなどを使って影を消すようにしていますが、それはそれでスペースが必要になるので面倒だったりします(苦笑)

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