2018年10月17日、NTTドコモは2018年冬~2019年春商戦向けとなる新製品11機種を発表しました。今回の新機種では先行して発売を予告したGoogle Pixel/すでに他社で発表済みであったハイエンドモデルのドコモ向け端末だけではなく、2年ぶりとなるガラケー機種の追加がありました。

しかも、ケータイ機種が2種+新しいジャンルの製品として「ワンナンバー専用子機」という特殊な携帯も登場しています。

2018年冬モデル11種の内訳は、マートフォン機種5種類・Pixelスマホ2種・ケータイ2種・ワンナンバー専用端末1種+Wi-Fiモバイルルーター1種となります。

その中でもドコモの格安回線用割引「docomo with(ドコモウィズ)」対象の端末が3種類含まれ、昨今の価格重視でスマホを選ぶユーザーに対して魅力的なラインナップになっているという印象です。

Xperia XZ3 SO-01L(2018年11月上旬発売)
Galaxy Note9 SC-01L(2018年10月25日発売確定)

Google Pixel 3 64GB(2018年11月1日発売確定)


Google Pixel 3 XL 128GB(2018年11月1日発売確定)

AQUOS sense2 SH-01L(2018年冬発売予定)


Galaxy Feel2 SC-02L(2018年11月上旬発売予定)


らくらくスマートフォン me F-01L(2019年春発売予定)

AQUOSケータイ SH-02L(2019年春発売予定)


カードケータイ KY-01L(2018年11月下旬発売予定)

WI-Fi Station HW-01L(2019年春発売予定)

ワンナンバーフォン ON-01

各モデルの価格情報は「NTTドコモ 製品一覧(機種を探す)」に掲載されています。

今季はハイエンドモデルが少なめに

17日に発表されたドコモスマートフォンのうち、ハイエンドモデル向けのチップ Snapdragon 845(SDM845)を搭載した新モデルはXperia XZ3, Galaxy Note9, Google Pixel3/3 XLの4モデルです。いずれも各メーカーから発表済みの端末であり、ドコモ専売の機種や新発表された機種はありませんでした。

Pixel3/Pixel 3 XLは久しぶりのGoogleによる国内向け最新スマートフォンとなり、Googleの各種サービスをより快適に、安全に、最新の状態で利用するための端末として、ドコモの他にはソフトバンク・Google Storeでの取扱が予定されています。

☆「Android9.0搭載 Google Pixel3を安く買えるドコモの割引・還元キャンペーン・価格情報一覧

一方で、投入が期待されていたシャープの世界最軽量スマホAQUOS zero(6インチ級スマホで約146グラムを実現)、ファーフェイのMate 20(2018年10月16日にメーカー発表)、LGエレクトロニクスのV40 ThinQなどのハイエンドモデルのドコモ投入はありませんでした(既存のSDM845搭載スマートフォンリスト(国内・海外すべて含む)はこちら)。

また、タブレット端末も新機種はゼロです。引き続きiPad mini4, 9.7インチiPadおよびdtab, arrows Tabシリーズの販売が継続する見込みです。

市場全体ではXperia XZ3などと同様にSnapdragon 845を搭載したモデルは2018年春~夏モデルとして多数が取り扱われており、2018年冬モデルと併売される見込みです。また、10月26日にはAppleからiPhone XRの発売も控えており、この冬に買い換える事ができる高性能モデルの数はかなり多いラインナップが取り揃えられたということになりそうです。

当サイトの2018年夏モデル以降のドコモ最新ハイエンドモデルレビュー記事は以下のリンクページを参照ください。

Xperia XZ2 SO-03K
Xperia XZ2 Premium SO-04K
Xperia XZ2 Compact SO-05K
AQUOS R2 SH-03K
P20 Pro HW-01K

(上記機種はすべて実機を入手してレビューを行なっています)

ドコモウィズ用低価格端末を追加

機種変更をすると次の機種買い替えまで永年月額値引きが適用される専用機種「docomo with」スマートフォン向けとしては、2018年夏似続けて3種類の新モデルが追加されました。

AQUOS sense2は2017年モデルとして大ヒットしたAQUSE sense(SH-01K)の後継機、そしてGalaxy Feel 2(SC-02L)はドコモウィズの初代対象機種であったSC-04Jの後継機です。

それぞれ旧モデルも高いコストパフォーマンスを誇る機種でしたが、新モデルはさらに流行の大画面・画面占有率の高いデザインへ変更、機種性能が各種アップさせたことで人気が出そうです。

AQUOS sense2はauからもSHV43という型番で発売されます。Galaxy Feel2はドコモ専売モデルであり、海外ではGalaxy A8(2018)というモデルが同じベースのようですが、ドコモ版ではストラップホールが追加されているなど、国内仕様にカスタマイズされています。

☆「学割無しでも月額280円~ ドコモの格安スマホ docomo withスペック・機能比較

ドコモ初の京セラ製ケータイ

ドコモとしては20年ぶりとなる京セラ製品は、非常に珍しい「カード型ケータイ」となりました。

KY-01Lはディスプレイに電子ペーパー技術を利用したモノクロ画面の超小型携帯であり、重さはなんとたったの47グラムしかありません。しかしながら通話やメールだけができる昔のケータイの機能だけでなく、モノクロながらネットブラウジングも可能です。テザリング機能も備えており、LTE通信によって緊急のモバイルルーターとして利用するなど、おもちゃのような見た目に反してしっかりと「4Gケータイ」の機能を持っています。

実際にデモ機でディスプレイをタッチしてみると、スマホのようにスムーズに画像を表示するというわけにはいかない(すばやくスワイプ・画面移動をすると表示が乱れる)ようでしたが、電子ペーパーの特性として同じ画像・画面を表示させていれば電池消耗を減らせるという利点を活かし、普通のガラケーでは満足できないというユーザーに受けそうです。

2年ぶりのガラケーモデルチェンジ

SH-02Lはドコモから2016年に発売されたシャープ製ガラケー SH-01Jの正当後継モデルです。デザインや主な仕様は大きくは変わっておらず、ケータイは現行のSH-01Jの時点でやはりほぼ完成形となっていたことを伺わせます。

SH-02Lの改善点としては、スピーカー部分の開口部が広くなり、SH-01Jに比べて音量が15%アップした「デカレシーバー」の強化、テンキーが押しやすい仕様に変更、バッテリー劣化が少なくなる「インテリジェントチャージ」に新しく対応した点があります。

発売は2019年に入ってからということになりますので、それまでは機種変更でも実質0円~(FOMAからの機種変更時)で買えるSH-01Jの販売が続く見込みです。

☆「ドコモ新ガラケー AQUOSケータイSH-01J 機種変更時の維持費シミュレーション

ドコモの冬モデル予約は発売が近い機種は10月17日13時より受付中、Google Pixel3, Pixel3 XLは10月19日の10時より、同日19日16時1分からはiPhone XRが公式ウェブサイトにて開始されます。開始時刻がそれぞれことなっていますので,いち早く予約をして入手したい人は注意してくいださい。

☆「NTTドコモ公式 「docomo Collection 2018-19」の予約受付開始について

初めてドコモの冬モデルではいくつかの機種を対象に予約限定キャンペーン・先着購入特典が用意されています。お得に最新モデルへ機種変更をしたいのなら、「ソフトバンク 実施中のキャンペーン一覧」を参照して特典を貰える条件を満たす・応募を忘れないようにしましょう。

ドコモ2018年冬モデル11種を追加 ドコモウィズ対象スマホ拡充&2年ぶりガラケー最新機種を追加

Tagged on: