NTTドコモから販売中の最新ガラケーのうち、富士通製の通常携帯電話「arrowsケータイ F-03L」およびかんたん操作携帯の「らくらくホン F-01M」の実機レビュー比較をレポートします。

アローズケータイ F-03Lは、いわゆる「普通のガラケー」であり、特別な特徴・機能はありませんが、富士通が発売するドコモ向け「arrows」ケータイのシリーズとして3年ぶり・初の「4G対応」モデルとして2019年に登場しました。

らくらくホン F-01Mは富士通の「らくらくシリーズ」の最新モデルケータイであり、こちらも「4G対応」モデルの第二世代(初代はF-02J)となります。

これまでにドコモではたくさんの「らくらくホン」シリーズを販売していますが、2020年1月時点に発売された機種のうち、「F-02J」または「F-01M」よりも前に発売された、すべてのらくらくホンシリーズは3Gサービス終了と同時に利用できなくなります。FOMA専用のガラケー/スマホは3G終了までに交換が必要ですので、引き続きドコモで使い慣れた富士通の携帯電話に機種変更したいのであれば、これから紹介するF-03L(通常携帯)かF-01M(らくらく携帯)のどちらかへ交換することをオススメします。

F-03LとF-01Mはどちらも「4G対応の折りたたみ携帯電話」という点では同じなのですが、その機能・使い勝手にはけっこう違いがあります。

ドコモのガラケーに求められる機能・使いやすさの違いを実際に使ってみた感想・評価とともに紹介しますので、購入時の比較検討の参考にしてみてください。

F-03LとF-01M:文字の大きさ・見やすさの違い

携帯電話に「文字が見やすいこと」を重視する場合、富士通のarrowsケータイ F-03Lおよびらくらくホン F-01Mはどちらも見やすい文字・大きな文字で表示することは可能ですが、より文字が見やすい機種が欲しいのなららくらくホンをオススメします。

下記の画面は、「F-03Lの特大フォント」と「らくらくホンの標準フォント」の大きさの違いです。

F-03Lの文字を最大にすると、文字自体の大きさとしてはそれほど違いはありません。しかし、らくらくホンのほうが文字一つ一つが太く、くっきりと見えますらくらくホンのフォントは「UD新丸ゴ」と呼ばれる、丸みがある見やすいフォントを採用しています。

ちなみに、F-03Lの文字を最小にすると、以下のような違いになります。

文字が小さい方がたくさんに一度の情報を確認できるため、携帯の文字が小さい方が便利な場面もあります。

らくらくホンの極太フォントは、上記のようにメニュー画面だけでなくカレンダーなどにもすべて見やすいフォントが反映されています(F-03Lはカレンダーの文字サイズ・太さまでは変更出来ません)。

F-03Lの文字が一般的な携帯・スマホに比べて見づらいというわけではありません。しかし、普通の携帯の文字を最大にしても読みづらくなってきたという利用者には、らくらくホン F-01Mの新フォントを試してみることをオススメします。

カメラ性能は同じ

通常携帯 F-03Lとらくらくホン F-01Mには、どちらも背面にカメラが搭載されています。

いずれのカメラも画素数・F値・センサーサイズが同じであるため、画質は同じです(全く同じ部品が使われているかどうかはわかりませんが、実際に撮り比べても特に違いを感じる場面はありませんでした)。

ドコモ向け富士通携帯のカメラの性能は正直に言って、あまり良くはありません。富士通のサイトによれば「富士通コネクテッドテクノロジーズの画像処理技術でキレイに仕上げる」とありますが、画素数は810万画素・センサーサイズも1/4.0”と小さいため、撮れる写真は「昔のガラケーのカメラ品質」の域を出ていません

一般的な場面(十分に明るい光がある場所で、人や風景を撮る場合など)ならば十分にきれいな写真を撮ることは富士通の携帯電話でも出来ますが、”どんな場面でもデジカメ並にきれいな写真を撮りたい”のならスマホを買ったほうが良いです。

機能の「わかり易さ」はらくらくホンが有利

アローズ携帯 F-03Lおよびらくらくホン F-01Mでは、どちらも基本的な「ガラケー機能」に対応しているという点では同じですが、「操作がわかりやすい携帯」が欲しいのなら、らくらくホンをオススメします。

その理由は、携帯に印字されたアイコン・文字があるためです。

上記の写真において、左が通常携帯のF-03L、右がらくらくホンのボタンです。F-03Lでは「MENU」と英語でボタンに文字が書かれているのに対して、らくらくホンは「メニュー」とカタカナ表記です。

らくらくホンでは”ボタンを見て機能がすぐに判る”ように、”電話帳”や”電源”、”戻る”などの文字が各所に記載されています。

オシャレさを優先するのならF-03Lのほうがスッキリとしたデザインではありますが、ボタンの意味・操作方法がわかりやすいほうが良いというユーザーには親切設計のらくらくホンが適しています。

「ワンプッシュオープン」はF-03Lが対応

arrowsケータイ F-03Lでは、携帯電話の折りたたみ部分(ヒンジ)の横に、ワンプッシュオープンボタンを搭載しています。画面を閉じた状態から、このボタンを押すだけで「パカッ」と携帯が開きます。らくらくホンF-01Mにはこの機構はありません。

昔のガラケーではこのワンプッシュオープンに対応した機種もいくつかあったのですが、2020年時点でドコモから発売中のケータイではシャープ製携帯(SH-03L/SH-02L)はワンプッシュオープンに対応していません。2016年モデルのSH-01Jは対応していましたが、すでに販売終了となりました。

ワンプッシュオープンはパナソニック製のP-01Jも対応しています。

おサイフケータイを使うなら「F-03L」を

携帯電話で電子マネー(モバイルSuicaなど)を使いたいのであれば、arrowsケータイ F-03Lを選んでください。


(F-03Lはサブパネルの上にNFCチップを搭載している)

らくらくホン F-01Mはおサイフケータイ非対応ですので、おサイフケータイを機種変更後も使いたい場合には不適です。

どちらも防水・防塵・頑丈です

富士通の携帯・スマホと言えば、「頑丈さ・壊れにくさ」をアピールしている機種が多く、最新ガラケーのF-03L/F-01Mも頑丈に作られています。

F-03LもF-01Mも、防水防塵に対応しているのはもちろん、米国国防総省の調達基準「MIL規格」の14項目に準拠しており、高湿度・乾燥・衝撃にも強いのです。

米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の14項目、落下、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐振動、防水(風雨)、高温動作(60℃固定)、高温保管(70℃固定)、低温動作(-20℃固定)、低温保管(-30℃固定)、低圧動作、低圧保管に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~40℃(ただし、36℃以上は風呂場などでの一時的な使用に限る)、湿度45~85%。風呂場では、温度は5~45℃、湿度は45~99%、使用時間は2時間以内の範囲。
*本製品の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用にあたって、すべての状況での動作および無破損・無故障を保証するものではありません。また、調査の結果、お客さまの取扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります。

”絶対に壊れない”というわけではもちろんないものの、長く安心して使える携帯がほしいのなら、F-03LもF-01Mもドコモが販売する携帯の中ではトップランクです。

FOMAガラケーから安く買い換えられるのはF-01M

2020年1月20日時点において、ドコモのFOMAガラケーから機種変更する場合、arrowsケータイ F-03Lとらくらくホン F-01Mの価格は同じではありません。

それぞれの本体価格はF-03LのほうがF-01Mより安いのですが、FOMA携帯から買い換える場合/他社3G回線から乗り替える場合に限り、F-01Mは0円負担で交換出来る割引優遇があります。

F-03LとF-01Mの契約種別ごとの価格・割引(還元)は以下の通りです。

契約の種類 通常携帯電話
arrowsケータイ
F-03L
らくらくホン
F-01M
本体の定価 31,680円 38,016円
FOMAから機種変更する場合 はじめてスマホ購入サポートにより
▲16,500円引き
→15,180円
端末購入割引により
▲ 38,016円引き
→ 0円
新規契約する場合 割引対象外
31,680円
割引対象外
38,016円
他社3G回線からMNP はじめてスマホ購入サポートにより
▲16,500円引き
→15,180円
端末購入割引により
▲ 38,016円引き
→ 0円
他社3G回線以外からMNP 端末購入割引により
▲ 11000円引き
→ 20,680円
端末購入割引により
▲11,000円引き
→ 27,016円

*2020年1月20日時点、税込み。オンライン購入時の値引きは 1 dポイント=1円相当値引きとして計算しています。

このように、契約の種類によって割引の対象/対象外に設定されています。割引の可否によって大きくお得感が異なっていますので、よく割引条件を確認してください(端末購入割引・はじめてスマホ購入割引の適用には各条件があります)。

なお、どちらの機種を選んでも月々の基本料金・プランは同額です(2020年時点で、”らくらくホン専用プラン”のようなものは存在しません)。F-03LとF-01Mのコスト的な違いは機種購入負担額のみです。

本来の価格はF-03LのほうがF-01Mより6千円ほど安いのですがFOMAガラケーユーザーはF-01Mを0円負担で買うことが出来るのです。2020年1月時点ではFOMA携帯・他社3G携帯を使っているユーザーが最も優遇されていますので、このチャンスを逃さないようにしてください。

詳しいF-01Mの購入コストについては下記を参照ください。

続きを読む → 2020年ドコモ最新料金プランでFOMAガラケーからXiケータイへ機種変更する場合に掛かるお金(購入時編)

 

ドコモ携帯レビュー 最新富士通機種 F-03LとらくらくホンF-01Mの違い-使いやすさ・見やすさ・安いガラケー比較
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