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2019年、平成が終わり・令和が始まり、携帯業界では通信の新規格”5G”もスタートするというこの時代でも、やっぱり”携帯電話=ガラケー”を使い続けたいという人向けに、平成最後の日に公式サイトで販売が続いているドコモのガラケー機種 4台をすべて購入して集めてみましたので、平成の最後に機種変更をして令和を迎えたいという方は比較用の参考にどうぞ。

今ドコモで買えるガラケー機種(ドコモによって”ケータイ”にカテゴライズされるもの)は、上記の4機種のみです(シンプル携帯・キッズ携帯を除く。「らくらくホン F-02Jのレビューはこちら」)。

写真に映っている機種は左から、

・パナソニック P-smart P-01J(2016)
・シャープ AQUOSケータイ SH-01J (2016)
・シャープ AQUOSケータイ SH-02L(2019)
・京セラ カードケータイ KY-01L

となります。いずれもFOMA(iモード)ケータイではなく、Xi(spモード)対応ケータイです。ドコモのFOMAケータイはすでに2016年冬の段階で生産・開発が全て終わっており、2020年代半ば以降に3G停波/FOMAサービス打ち切りにより使えなくなるので、2019年時点でもすでにドコモで機種変更購入することはまず不可能になっています(FOMAガラケーの終了について詳しくはこちら→ドコモFOMAガラケーの完全終了は2020年代半ばに 3G停波に伴い旧型ガラケー利用不可に)。

どの機種もFOMA携帯から同じ電話番号・メールアドレスを維持したまま機種変更出来ます。これらのうちP-01J/SH-01J/SH-02Lはほぼほぼ従来のFOMAガラケーと使い勝手は変わりません。しかし、カードケータイ KY-01Lは全くと言っていいほど操作性が異なり(ガラケーよりもむしろスマホに近い)、SH-02Lも従来機種と全く同じ事ができるというわけではないため、実際4機種をすべて購入して使い比べて感じたメリット・デリットを紹介します。

個別機種の詳細レビューをご覧になりたい場合は以下のページを先に御覧ください。

☆「2019年モデル AQUOSケータイ SH-02Lの購入レビュー
☆「2018年モデル カードケータイ KY-01Lの購入レビュー
☆「2016年モデル AQUOSケータイ SH-01Jの購入レビュー
☆「2016年モデル P-smart P-01Jの購入レビュー

ドコモ新型4ガラケーの機能比較

SH-02L KY-01L SH-01J P-01J
形状 折りたたみ携帯 ストレート携帯 折りたたみ携帯 折りたたみ携帯
プッシュオープン 非対応 対応 対応
本体重量 125グラム 47グラム 132グラム 132グラム
電池容量 1680mAh
(交換可能)
380mAh
(交換不可)
1800mAh
(交換可能)
1800mAh
(交換可能)
連続待機時間
(LTE)
500時間 100時間 610時間 610時間
通話機能 VoLTE対応 VoLTE対応 VoLTE対応 VoLTE対応
OS* Android 8.1.0 Androidベース Android 5.1.1 Android 5.1
充電 micro USB
(キャップレス)
micro USB
(キャップレス)
micro USB
(キャップレス)
micro USB
(キャップあり)
おさいふケータイ 対応 非対応 対応 対応
LINE対応
非対応
非対応
対応
対応
テレビ機能 ワンセグ 非対応 ワンセグ ワンセグ
防水・防塵 対応 防滴のみ 対応 対応
赤外線通信 対応 非対応 対応 対応
詳細スペック
公式サイト
SH-02Lを見る KY-01Lを見る (販売終了) P-01Jをみる

*2019年4月28日における最新ソフトウェア時。

SH-01Jは2019年4月時点において、ドコモの公式サイトでは在庫がなく、滅多に入荷もしなくなりました。すでに生産も終わっており、販売は後継機のSH-02Lへ切り替わっています。


(左が2016年モデル SH-01J, 右が新型 SH-02L)

”ガラケー” としての基本的な機能・操作性についてはSH-02L/SH-01J/P-01Jを買えば、従来のガラケーとほとんど違いはありません。ただし、どれもが全く同じ機能・操作性というわけではありませんので、好みに合わせて選んでみましょう。

圧倒的小型が魅力のカード携帯

片手にすっぽり収まり、シャツの胸ポケットに入れておいてもその存在を忘れてしまうほどの小型さを実現した”カード型”携帯電話、KY-01Lを見て、「使ってみたい!」と思ったガラケーユーザーも少なからずいらっしゃるはずです。

重さ47グラム、厚さ5.5ミリしかないカード携帯のボディは、スマホはもちろん一般的なガラケーと比べても圧倒的な小型さです。

いつでも携帯電話を持ち歩き、すぐに応答したいという場合はカード携帯にネックストラップを付けて吊るしておくと、サッと電話にでることができてとても便利です。

一方で、前項の機能比較表を見ても分かるとおり、カード携帯KY-01Lでは普通のガラケーとは大きく機能性・性能が異なり、通話専用目的以外ではカード携帯1台で運用するのは難しいほど機能が限定的でもあります。

カード携帯はどちらかというと”スマホ・タブレットを持っているユーザーが、もう一台追加で買うための携帯”というポジションであるため、FOMA携帯→カード携帯への買い替えではなく、KY-01L+スマホとのセット利用をオススメします。

VoLTEの音質が一番良いのはSH-02L

ドコモの現行Xiケータイ4機種は、すべてLTEを利用した高音質通話「VoLTE(ぼるて)」に対応しており、従来の3Gガラケーよりもクリアではっきりとした声が伝わるようになりました。

一方で、そのVoLTEの中でもいくつかランク・機能が分かれており、最新モデルのSH-02Lのみ、「EVS-WB」という規格に対応しています。

通常のVoLTEは音声周波数の7kHzまで対応するのに対して、EVS-WBとは「Enhanced Voice Services-Super Wideband(えんはんすど ぼいす さーびすず すーぱーわいどばんど)」の略で、VoLTEの音声をより高音質にするためのコーデックのことです。今回比較している4機種ではSH-02Lのみが対応する新機能として紹介されています。

実際にSH-01JとSH-02LにVoLTE通話で掛けてみたところ、ぶっちゃけ実感として判るほど極端な違いは感じられないものの、「SH-02Lのほうが綺麗なはずだ」と言われればそんな気がする、といった程度にはどちらもクリアに通話が可能です(SH-01J→SH-02LではVoLTEの規格だけでなく、スピーカ自体もリニューアルされているため、同じ音量にしてもわずかに聞こえ方も違います)。SH-02LではSH-01Jに比べて約15%スピーカーが大きくなっています(着信音の大きさにはほぼ違いは感じられません)。

電池の持ちが良いのはP-01J/SH-01J

折りたたみ携帯であるSH-02L/SH-01J/P-01Jは、従来のガラケーと同じように電池カバーを取り外すと、電池交換がカンタンに行えます。カードケータイ KY-01Lのみユーザーによる電池交換は不可となっています(ショップでの預かり修理交換)。

SH-01J/P-01Jの2機種は電池容量が同じため、利用可能な時間もほぼ同等です。SH-02Lではやや電池が小さくなっているため、連続待機可能時間も若干短くなります。

カードケータイKY-01Lでは薄さ・軽さを優先するためにごく小さな電池しか内蔵されていないため、利用頻度が高い場合は1日保たずに電池切れになることもありえます。容量からみても通常のガラケーの1/5程度しか保たないことを前提にした使い方を考える必要があります(モバイルバッテリー等ですぐに充電するなど)。

関連記事:ドコモカード携帯KY-01Lは電池が全然持たない 電池を節約するためのオススメの使い方

これまでの一般的なガラケーと同じような電池の持ち(利用時間が少なければ充電しなくても1-2週間くらいなら平気、みたいな印象)を期待するのであれば、KY-01Lは避けたほうが無難です。それを理解した上で、”通話だけできれば良い、斬新なデザイン・超コンパクト・軽量に魅力を感じる”というのであればカード携帯も面白い端末ではあるのですが・・・


KY-01Lを含むXiケータイはすべてmicro USBタイプの接続端子を備えています。これは一般的なモバイルバッテリーの接続ケーブル規格の多くに採用されているため、持ち歩き用の電源を一緒に携帯するのならカード携帯でも電池切れで使用不可になる心配は少なくなります(容量が少ないので短時間で充電も完了し、大容量のモバイルバッテリーでなくてもたくさんの回数使える)。

モバイルバッテリーは安いものなら1,000円~2,000円で買えます(ドコモ純正品はちょっと高いです)。スマホ用だと10000-20000mAhの大容量モバイルバッテリーが人気ですが、ガラケーの場合は4000-5000mAhくらいのコンパクト型でも十分でしょう(ガラケー専用のモバイルバッテリーはなく、スマホと共通です)。

☆「ドコモ 純正モバイルバッテリー

LINEが使えるのはP-01J/SH-01Jのみ

ドコモの新型ケータイには、スマホのようにLINEアプリがプリインストールされている機種があります。ブラウザタイプではなくアプリとしてインストールされているため、誰でもカンタンにメッセージや通話機能を使うことが出来ます。スタンプも送受信出来ます(ただしスマホ版とは一部仕様・機能が異なります)。

ガラケーでLINEができるのは2016年モデルのP-01J/SH-01Jのみで、2019年4月末時点で購入できるのはP-01Jとなります。2018-2019年モデルのカード携帯・SH-02LはLINE非対応となりますのでご注意ください。

☆「LINEが使えるドコモケータイ P-01Jを詳しくみる

ドコモ新型ガラケーの機種代金比較

2019年4月29日におけるドコモケータイ4機種の機種変更料金(FOMA携帯からの買い替え)は以下のとおりです。

機種名 本体定価 月々サポート 機種代負担額
AQUOS携帯 SH-02L 30,456円 ▲1,269円×2年間 実質無料
カード携帯 KY-01L 31,752円 ▲891円×2年間 10,368円~
AQUOS携帯 SH-01J 31,104円 ▲1,296円×2年間 実質無料
パナソニック携帯 P-01J 31,104円 ▲1,296円×2年間 実質無料

(それぞれ8%税込、ドコモ公式販売価格より)

現在FOMAガラケーを使っているユーザーが新しいケータイ機種に買い換える場合、2019年モデルのSH-02L,2016年モデルのSH-01J/P-01Jは機種負担額0円です(機種代金=割引総額で相殺)。契約できるプランもすべて同一であるため、この3台のうちならばどの機種を選んでも月々の支払額は全く同じになります。

SH-02Lは2019年3月まではカード携帯と同じく1万円の負担(1ヶ月あたりなら432円×24か月)が必要でしたが、2019年4月1日に値下げが実施されたばかりです。

関連記事:2019年4月ドコモガラケーSH-02L値下げ情報 FOMAガラケー機種変更なら実質0円

カードケータイ KY-01Lだけは特殊な機種であるためか、FOMAガラケーからの買い替え優遇は今のところありません。新規契約も乗り換えもガラケー取替も、すべて一律の価格設定となっています。

新型ドコモケータイの基本料金-支払いイメージ

ドコモのXi対応ケータイは、最安プランを組むと月々1,200円(機種代金込み)から使える激安プランも選べます。ただし、2019年5月31日まで限定です。

2019年6月1日以降はドコモの新料金プランに変わってしまいますので、現行の料金プラン・月々サポートによる値引きを使いたい場合は5月31日までに機種変更を実行する必要があります(5月中に機種変更すれば、6月以降も同じプラン・割引を受けたまま利用可能です)。

ドコモケータイの利用頻度別料金プラン解説は以下のページで詳しく紹介していますので参照ください。

☆「ドコモガラケー2019年最新機種シャープSH-02Lの機種変更料金・維持費シミュレーション

2019年6月以降の新プランでドコモガラケーは高くなる?

NTTドコモでは2019年5月22日より、新しいガラケー専用プラン「ケータイプラン」を新設し、旧プランの受付を廃止します。ドコモの新料金プランは”月額1,200円~”がキーワードです。

新プランでは無料通話なし・100MBまでのパケット通信料金を含んで月額1,200円で利用ができるとされています(spモード料金込み)。ただし、この”新料金プラン1200円”には、機種代金そのものが含まれていません

ドコモ2019年新料金プランでは月々サポートが適用されないため、新プラン1200円+機種代(現行のままなら各3万円前後)が上乗せされることが予想されるため、利用ケース・割引状況次第では月々の負担額が上がる可能性があります。

月々サポートを現在も受けずにドコモガラケーを使い続けているユーザーにとっては新プランのほうが安くなることもありえますが、FOMAガラケーからXiケータイへの買い替えを含む機種変更をしておきたいのなら、月々サポートが適用される今がラストチャンスです。

ドコモのケータイ機種変更は事務手数料もタダ

ドコモのガラケーへ機種変更をする場合、ショップの混雑緩和を目的としてドコモの公式ウェブ手続きを利用すると契約事務手数料(通常FOMA携帯からの買い替えは3000円)が無料になるよう、2018年9月より料金改定が行われました。

ウェブからの機種変更注文は初めてのユーザーでも15分程度もあれば完了し、新機種は送料・手数料ともに無料で自宅に届けられます(初期設定のサポートが必要な場合は近くのショップで受け取ることも可能)。ショップで待つ時間・出かける時間とお金を節約したいユーザーは下記のページの手順をそのままマネして行えば、誰でもに事務手数料を支払わずにドコモの機種変更が出来ます。

平成が終わってもドコモガラケーが使いたい 最新SH-02L/KY-01L/P-01J/SH-01J全部買ってレビュー
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