ソニーは2020年8月18日、すでに携帯通信会社向けに2019年冬モデルとして提供していたハイエンドスマホ Xperia 5をSIMフリーモデル(型番J9260JP)として、単品販売することを発表しました。

Xperia 5はドコモから「SO-01M」、auから「SOV41」という型番で販売されました。ソフトバンクでも取り扱いがあります。

2020年8月28日に発売されるSIMフリーモデルのXperia 5 J9260JPは、キャリアモデルとは一部仕様が変更されており、2つの電話番号で同時待ち受けが出来るDual SIM仕様かつ、ストレージ容量が128GBに増えています。

CPUは2020年夏モデルから見ると1世代古いSnapdragon 855、RAMは6GBでキャリア向けモデルと同じですが、ドコモやau版では容量が64GBであったのに対し、SIMフリー版は2倍の容量です。

(ドコモ版 SO-01M)

ディスプレイは6.1インチで、縦長21:9比率のパネルを採用し、比較的軽量で持ちやすいデザインであるのもキャリア版と同じです。

国内版の正規SIMフリー版はおサイフケータイに対応、防水防塵にも対応するなど、日本のユーザー受けするスペックと機能を備えています。

SIMフリー Xperia 5の主なスペックは以下の通りです。

スペックとサービス Xperia 5 J9260JP
ディスプレイ 6.1インチ有機EL
サイズ 158×68×8.2mm
重さ 164グラム
電池容量
3140mAh
CPU Snapdragon 855
RAM/ROM 6GB/128GB
カメラ 1,220万画素×トリプルレンズ
防水防塵 IPX5/IPX8、IP6X対応
おサイフケータイ 対応
生体認証 指紋認証
ワンセグ 非対応

J9260JPの4G(LTE)対応バンドは以下の通りです。

Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66

現時点でドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの回線で使えることが判明しています(利用可否はSIMカード、契約状況によって異なるため、接続を保証するものではありません)。

*すべてのスペック項目については「ソニーストア公式HPicon」を参照。同時発売されたXperia 1/Xperia 1 IIのSIMフリーモデルの情報もすでに公開されています。

キャリア版より大きく値下げされたSIMフリーXperia 5

ソニー Xperia 5 J9260JPは2020年8月28日に新発売されますが、そうはいっても基本的な機能・性能は2019年冬モデル相当であり、後継機のXperia 1 II (5G)によってフラッグモデルとしては型落ちしています。


(左:Xperia 1 II, 右:Xperia 5)

発売から少し時間が経っていることもあってか、シングルSIM・ROMが64GBであるキャリア版よりも値下げされた定価で提供されます。

Xperia 5のモデル 販売価格(税込み)
SIMフリー J9260JP 75,900円
(ビックカメラの場合)
au版 SOV41 81,400円
ソフトバンク版 91,440円
ドコモ版 SO-01M 87,912円

*2020年8月18日時点、各社の定価。契約を伴う場合の割引については各社HPを参照ください。

ROM(ストレージ)だけの問題であればmicro SDカードなどを使うことによって容量不足を補うことも出来ますが、Dual SIMでのDSDV利用はSIMフリーモデルだけの機能です。

ROM容量も大きく、DSDVが使えるのにドコモ版・ソフトバンク版よりも1万円以上安く買えるXperia 5 J9260は人気が出そうです。

Xperia 5の性能やカメラ評価については下記実機レビューも参照ください。

関連記事: Xperia5(SO-01M/SOV41)とXperia1実機比較レビュー 良いところ・悪いところ 違いの総まとめ

発売日は8月28日 SIMフリーXperia5(J9260JP)はDSDV対応でキャリア版より値下げ ビックカメラで購入可能に

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