SonyのXperiaシリーズスマートフォンのカメラでは「背景ぼかし」というソニー謹製のアプリを使うことで一眼レフカメラで撮影したような「ボケ」を表現出来ます。

対応機種:    Xperia XZ Premium     Xperia XZs     Xperia XZ     Xperia X Compact     Xperia X Performance     Xperia Z5     Xperia Z5 Compact     Xperia Z5 Premium     Xperia Z4     Xperia A4     Xperia Z4 Tablet     Xperia J1 Compact     Xperia Z3 Compact     Xperia Z3     Xperia Z2     Xperia A2     Xperia ZL2     Xperia Z2 Tablet     Xperia Z Ultra     Xperia Z1 f     Xperia Z1

初期状態で背景ぼかし機能がない機種の場合は、「カメラを起動→一番右のタブまで移動→「+追加」→表示されたアプリから「背景ぼかし」を選び、インストール」という手順で追加することが出来ます(機種・バージョンによって操作方法は異なります)。

この背景ぼかしアプリは手前にピントを合わせた写真と背景に合わせた写真を2枚撮影し、自動的に合成することで擬似的にボケを作り出すというものです。

詳しい使い方はソニーの公式サイト「Xperia使いこなしガイド-背景ぼかし」にも書いてあります。

背景ぼかしアプリの作例

イルカのおもちゃを5センチごとに配置して、30センチ離れた一番奥にひまわりの造花をセットして管理人が所有するいろんなスマホで撮影を行いました。

標準カメラ 背景ぼかし使用

背景ぼかしアプリを使うと、確かに背景がやんわりとボケてくれました。これはなかなか面白いです。

ボケ具合の強弱を設定したり、縦・横方向にブレたようなボケをつけることも出来ます。

標準

縦横の設定は撮影の後から自由に変えることが出来ます。

ただし、このアプリ利用時では「背景にピントを合わせて撮り、あとからピントの位置を補正する」ということは出来ません。背景側にピントをあわせて撮影しようとすると「背景をぼかすことができませんでした」というエラーが出ます。

ピント位置を後から修正出来るカメラを搭載する機種は、Huaweiのhonor8等の「ワイドアパーチャ」という機能があります。今回はそのhonor8でもボケ味を比較するために同じ構図で撮影したデータがありますので比較してみてください。

*以下の画像はクリックすると少し大きくなります(画質をサイト用にかなり落としています。実際に撮れる写真はいずれの機種でももっと高画質なものになります)。

honor8
(f 0.95)
iPhone 7
(f 1.8)
ZenFone 3
(f 2.0)
Galaxy S7
edge
(f 1.7)
Galaxy Feel
(f 1.9)
Canon
EF50 単焦点
(f 1.8)

一番下の写真はデジタル一眼レフカメラです。いずれのスマートフォンの写真もさすがに一眼レフカメラのボケ味には敵わない(特に今回使用した単焦点レンズはボケ味を表現することに特化したレンズ)ものの、Xperia X Compactの背景ぼかしアプリ利用時の写真は、iPhone7やGalaxy S7 edgeなど高評価を得ているスマホ機種よりも綺麗にひまわりがボケるようです。

Xpeira X Compactの写真はオートモードにしておくとやや他機種よりも暗めに色が調整されるので、少しだけあとから調整してみると・・・

こんな感じで、一眼レフカメラで撮影したものに近いボケ具合です。手前から2匹めのイルカの背びれにもフォーカスが合ってしまっている点はやや不自然ですが、印象的なポートレート撮影をしたい場合には「背景ぼかし」を使ってみると良さそうです。

Xperia X Compactのカメラは暗い条件でも比較的綺麗な色合いが表現出来て、コンパクトスマホで綺麗に写真を残したい人にはオススメできます。

関連記事:[レビュー]Galaxy Feel SC-04Jのカメラ性能を実機でチェック 逆光・室内・暗い場所で撮り比べ

Xperia X Compactのこの他の詳しいスペック・価格情報は公式サイトを参照下さい。

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irumo

 

ドコモXperia X Compact SO-02Jで背景ぼかしアプリ 他スマホ・一眼レフとボケ具合を比較

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