”ドコモの古いガラケーが使えなくなる” 、そんな話を聞いてスマートフォンやガラホへの買い替えを検討しているドコモの長期利用者向けに、今後もドコモで携帯電話を使い続けたい場合に掛かる料金や手間・買い替え手順について詳しく解説します。

今使っているFOMAガラケーを使い続けた場合のリスクと費用と、最新のドコモケータイに買い替える場合に生じる請求・月額維持費を比較し、3G携帯卒業の準備を行いましょう。

現在ドコモで提供されているガラケーには2つの通信タイプがあり、それぞれ「FOMA」(3G)と「Xi」接続を利用したデータ通信・通話を行っています。最新モデルのドコモケータイであれば「XiとFOMAの両方」を使うことが出来るため、今後もずっと(少なくとも5年や10年以上は)ガラケータイプの端末を使い続ける事はできます。

(FOMAが終了しても使える「シャープ携帯 SH-01J」)

最新のXiに対応した携帯電話のことを「ガラホ」や「ガラスマ」と呼ぶこともあり、これは”見た目と機能はガラケー + スマホと同じ通信/システム(OS)を使っている”ということから普及した呼び名です。正式にドコモが「ガラホ」というジャンルで販売しているわけではありません。

2019年1月現在、ドコモの公式ウェブサイトで買える携帯電話機種(iPhoneやスマホを除く)はすべてこの「ガラホ」タイプであり、新しいXi通信に対応しているため、FOMAサービス・3Gの電波が停波しても、使い続ける事が出来ます。

関連記事: ドコモのガラケー機種変更 2019年時点で買える機種・価格一覧

今後使えなくなるドコモ携帯電話は「FOMAだけに対応している古いガラケー/スマホ機種」となり、ドコモが3Gの電波を止めるタイミングで、通話・データ通信・メールなどが一切使えなくなります。

そしてサービス終了時にも古い機種・プランを使い続けている場合、電話番号・回線も強制解約されてしまうので、それまでにユーザー自身が買い替えを行わなければなりません(もちろん事前告知なく勝手に解約されてしまうのではなく、終了時までに何度も何度もXi対応機種への買い替えの催促が行われるはずです)。

FOMAサービス・3Gサービスの終了時期については「2020年代」ということだけが判っています。一方で、auの場合は2022年3月で3Gサービスが終了することが確定しています(2019年1月時点)。ドコモでもFOMA停波日が確定した段階で、十分に買い替え準備が出来る時間を前もって告知されるはずですが(KDDIの3G停止と同程度の期間を確保するとすれば、3年程度)、すでにドコモのFOMAガラケーの新品本体が2019年時点では入手が難しくなっていますので、今使っている機種の調子が悪い・壊れる前に新型ケータイへの買い替えを推奨します。


(2018年最新カード型ケータイ KY-01LもXi/VoLTE対応)

もっと詳しくFOMA終了・3G停波について知りたい人はこちら → 【ドコモFOMAガラケーの完全終了は2020年代半ばに 3G停波に伴い旧型ガラケー利用不可に

FOMAガラケー→最新ガラホでは料金が変わります

ドコモで2016年秋よりも前に発売されたFOMAプラン専用のガラケー(およびFOMA用スマホ)から、現行モデルのドコモケータイへ買い換える場合には、必ず料金プランが変更されます。

例えば、以下のようなFOMAガラケー向けのプランも3G停波と同時(あるいはそれよりは早く)終了する見込みです。

【古いFOMAガラケー用プラン】

・バリュープラン(タイプSS/S/M/L/LLバリュー)
・ベーシックプラン(タイプSS/S/M/L/LL)

・パケ・ホーダイ(ダブル2/パケット定額/パケット割引/フル)
・定額データプラン(フラット/フラットバリュー/スタンダード)

上記のような古いドコモガラケー向けのプランから、新型ケータイに買い換える場合は以下のようなプランに変わります。

(現在使っているプランの料金を確認したい人は「ドコモ FOMA料金プラン」を参照)

【新しいドコモガラケー用プラン】

・シンプルプラン(ケータイ)
・カケホーダイライト(ケータイ)
・カケホーダイ(ケータイ

・ケータイパック
・ベーシックパック/シェアパック(代表回線/子回線)

毎月の支払い(基本料金プラン)が上記のように変わると共に、以下ではFOMAガラケー→最新ガラホへ買い替えた場合に生じるさまざまな料金についてケーススタディを行っていきます。

ガラホ(新型ケータイ)ではなくスマホ・iPhoneの料金を見たい人はこちら「ドコモ公式HP 料金シミュレーション

ガラホ買い替え時の初期費用

以下、2019年1月時点でも最も安く人気のドコモガラケー「ドコモケータイ シャープSH-01J」の場合を紹介をします。

ドコモの公式ウェブサイトから機種購入・変更手続きを行った場合に限り、FOMA→Xiケータイへの契約変更手数料は無料です。

ドコモショップ店頭・一般携帯取扱店で手続きをした場合は手数料が請求されますので、必ずウェブから注文することをオススメします。

詳しいウェブ機種変更手続きの手順は以下のページで解説しています。

ここでいう「頭金」とは、一般的な意味(機種代金の一部を先払いし、残りを分割払いにする)ではなく、ドコモショップ・携帯販売店店頭で請求される、3,000円~10,000円程度の店頭契約手数料(事務手数料とも別)のことです。

ドコモの「頭金」は店頭では多くのお店で請求されますが、こちらも事務手数料と同じく公式ウェブサイトで機種変更手続きを行えば無条件で無料です。

店頭でFOMAガラケーからXiケータイへ買い換えると、契約手数料+頭金で最低でも2千円~5千円以上のムダな支払いをしなくてはならないケースが散見されますので、料金を節約したくてドコモケータイを使い続けているのであれば、今後も養分にならないように無料で機種変更出来るテクニックを身に着けておきましょう。

☆「[初心者向け]ドコモオンラインショップで機種変更をするメリットとお得度・便利度を比較

ドコモの公式ウェブ注文では、受け取りにドコモショップを無料で指定することが出来ます。購入時のサポートをすぐにその場で受けたい方は、注文時に「自宅配送」・「店頭受け取り」の選択肢がありますので、希望の受け取り方法を選んでください。

*「ウェブ購入をせずに店頭で購入予約」をしてしまうと事務手数料が掛かるため、「購入はウェブ→受け取りだけ店頭」の手続きが推奨されています。ただし、店舗が混雑している場合には商品を受け取るだけ何時間も待たされるケースが発生することもありますので注意してください。通常は自宅配送でも簡単に切り替え手続きが出来ます。

ドコモFOMAプランを利用中のユーザーがシャープ製携帯電話SH-02L/SH-01Jおよびパナソニック製P-01Jへ機種変更をする場合、機種代金=割引額が同額になるため、月々サポート(月額値引き)を適用することによって機種代金の支払額は0円となります(2019年4月よりSH-02Lが値下げされました)。

*機種代金の31104円(税込み、2019年1月時点)は12回・24回分割払いにすることも、先に一括払いすることも可能です。残債が残っている状態が気持ち悪いという場合は一括での支払いをオススメします。

ドコモの長期ユーザーであれば持っていない契約者は少ないかもしれませんが、ドコモのクレジットカードサービス「dカード/dカード GOLD」でドコモの公式オンラインショップの携帯電話やアクセサリーなどを購入すると、2倍のポイントが貰えます。

ドコモケータイの買い替えでも対象となり、SH-01Jの場合(31,104円)で一括払いをすれば、622円分のポイントが貰えます。機種の買い替え前にdカードを作っておくと便利なので、機種変更を決めたら余裕を持ってカード入会手続きを事前に済ませてください。

☆「[画像付き]dカードの作り方解説 申し込み手順・必要なもの・審査時間、届くまでの日数まとめ

ドコモガラホデビュー初期費用まとめ

以上でドコモFOMA携帯→新型ケータイSH-01J/SH-02L/P-01Jへ買い替え時に必要な初期費用が出揃いました。

契約事務手数料
(FOMA→Xi)
無料
(店頭だと2千円)
頭金 無料
(店頭だと3~1万円程度)
ショップ受け取り指定
(自宅配送も可能)
無料
機種購入価格 0円
(分割-月額値引きで相殺)
総額 0円

ドコモの公式ウェブ手続きを利用すれば、FOMAガラケー→ SH-01J/SH-02Lへの買い替え時に発生する初期費用は1円も必要ありません(機種代金を分割ではなく先払いする場合は、クレジットカード・口座引き落とし等が利用出来ます)。

なお、すでにスマートフォン(Xiプラン)を利用しているユーザーがSH-01Jを含む新型ガラケー機種へ戻る場合には割引額が変わる機種がありますので、各自チェックしてください。

続いて、ドコモの新ケータイプランの最安料金について説明します。

SH-01Jの最安値料金プラン

*SH-01Jは2021年時点で販売終了となっています。新型機種の価格・続きは公式サイトでご確認ください。

☆「ドコモ公式 新型ケータイ一覧・価格はこちら」/ ウェブ手続きで事務手数料完全無料

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ドコモガラケー終了に伴うガラホ買い替えに必要な金額(単身利用向け)初期費用・維持費や割引を比較