NTTドコモから発売中のスマートフォンの中で異彩を放つデザインが特徴の変わり種モデル「M Z-01K」が2019年1月18日より機種変更価格が一括値下げに変更され、ドコモスマホユーザーの買い替えでもわずか648円で取り替えられるようになりました。

定価の9万円を出して買う気にはならなかったかもしれませんが、648円で買えるのなら・・・と悩んでいる人向けに、実際にZ M-01Kに何が出来るのか、どんな使い方がありえるのか、実機レビューをお届けします。

Z-01Kは「2画面スマホ」として知られる、とてもユニークなスマホです。M Z-01Kには2枚のディスプレイが搭載されていますので、画面パネル1枚あたりならたったの324円という高コスパです!(残念ながら2画面をセパレートして使うことは出来ません。2画面を切り離すと壊れますので分解はやめましょう)

Z-01Kは発売日2018年2月9日にドコモよりリリースされ、過去にドコモから発売されていた「MEDIAS W N-05E(NEC)」の再来として、一部のマニアにはウケたものの、本来の定価が9.3万円という高額に設定されていたこともあり、2画面ディスプレイのスマホにロマンを感じつつも購入を戸惑った人も多いことでしょう。

しかし、発売からおよそ1年が経過した今、Z-01Kは在庫処分の投げ売り状態に突入しました。

今なら、M Z-01Kの機種代金は99%オフの648円(税込、2019年1月末時点)

2019年春の時点で、M Z-01Kより高性能で使いやすいスマートフォンはいくらでもあります。Z-01Kと同じ低価格で買えるスマホも他にもあります(ドコモスペシャルプライスコーナー参照)。でも、2画面のドコモスマホはZ-01Kだけです。

Z-01Kの画面をどう使いこなすかはユーザーの創造力とアイデア次第。昨年M Z-01K発表時に調子に乗って購入した旧モデル(メーカーは違いますが)のMEDIAS W N-01Eからの進化・比較を本サイトでは詳しくチェックしていきます。

Z-01KとN-05Eは単にZ-01Kのほうが性能が高いというだけでなく、さまざまな仕様上の違いもあり、「同じ2画面スマホ」でありながら、その用途・応用の幅にも違いがあります。

細かいスペックや仕様を公式サイトで見たい人はこちら(当ページでは実際に使った感想・評価を中心にお届けします。単なるデータの紹介は省略していますので、購入前に必ず各自チェックしてください) →「NTTドコモ M Z-01K 詳細ページ

M Z-01Kの「2画面」/「折りたたみ」の動作

Z-01Kは見たまま2つのディスプレイがあるので「2つのディスプレイが同時に点灯する」ことは誰でも理解できると思います。

(左がM Z-01K、右がMEDIAS W N-05E)

しかし、この”2画面表示”にはいくつかの動作パターンがあり、Z-01Kと過去のMEDIAS W N-05Eと異なる動き・動作をする部分があります。

例えば、下の写真を見て下さい。

Z-01Kを半分折りたたみ、N-05Eはフラットな状態にして4つのディスプレイを点灯させている様子なのですが、この「フラット/半開き」の役割を入れ替えてしまうと、4つのディスプレイを同時点灯させることが出来ないのです。

どういうことかというと、MEDIAS W N-05Eはパネルをフルフラットにしている状態でしか2画面点灯が出来ないのに対して、M Z-01Kは完全に折りたたんだ状態でなければ、2画面点灯を維持できるという違いがあります。

これは、MEDIAS Wには無い「ミラーモード」(【A|A】)を使う場合には特に重要な仕様になっています。

上記の写真はZ-01KをV字に畳んだ状態で横に倒し、真上から撮影したものです。どちらのディスプレイパネルにも同じ画面が表示されます。一方の画面でタッチすると、もう片方の画面も連動して動きます。モードを使えば対面した2人で動画を見たり、スマホ画面を確認しながら打ち合わせや相談が出来るでしょう。この挙動はMEDIAS Wには出来ません。

一方で、「2つのディスプレイを1つの画面のように大きく使う」という動作なら、Z-01KもN-05Eでも出来ます。この使い方が「2画面スマホの使いみち」と聞いて最初に思い浮かべることでしょう。

Kindleアプリなら見開きのページを左右それぞれに表示することで、1度にたくさんの文字・絵を表示することが可能です。電子書籍の利点として文字サイズを変更できるのはどんなスマホでも可能ですが、文字を大きくしてしまうとページ数が膨大になり、ページ送りの手間が増えますが、2画面を活用することでスムーズに読めるでしょう。

また、画面の仕様も大きく進化しています。

ディスプレイの仕様 画面サイズ 解像度
2018年モデル Z-01K 5.2インチ×2枚 フルHD
1920×1080ピクセル
2013年モデル N-05E 4.3インチ×2枚 960×540ピクセル

Z-01Kでは5.2インチ・フルHDの解像度を持っていますので、MEDIAS Wとは画面の美しさ・見やすさが全く違います。

Z-01Kをフル表示モードにした場合のディスプレイサイズはおよそ6.8インチとなり、約6.5インチのiPhone XS Maxが小型スマホに見えます。

折りたたんだ状態であれば、正面から見る限りではどちらも普通サイズのスマホです。

折りたたんだ状態でのそれぞれのスマホの厚みはZ-01Kが12.1mm、N-05Eは12.6mmです。一般的なスマホよりはかなり厚みがあるものの、「ディスプレイパネルが2枚あるから厚みも2倍」というわけではありません。

スマートフォンとしての主要機能は左右一方にまとめて搭載されているため、もう一方のパネルは極薄です。

Z-01Kの薄いパネル部分はおよそ4mm。両面ともこのくらい薄く(折りたたみ時で8mmくらいに)なってくれれば最高なのに・・・と思わなくもありませんが、残念ながら現在の技術では無理でしょう。薄いパネルの方にはボタンやSIMスロット、スピーカーなどは一切ありません。

SIMカードとmicro SIMカードを入れるスロットは分厚い本体部分にあります。

昨今のスマホでは非搭載の機種も増えましたが、Z-01Kにはまだ3.5mmイヤホンプラグが利用可能です。N-05Eでは本体の横にイヤホンを挿す仕様でしたが、Z-01Kは本体の上部です。

薄すぎてパネルが割れてしまわないか心配になるほどですが、ボディは金属系素材でしっかりとした印象もあります。高耐久スマホではありませんので乱暴に取り扱うと壊れてしまう可能性が高そうに感じるものの、過度な心配も不要でしょう。

パネルを開いた状態にすると、どう頑張っても片手では操作が出来なくなるほど大きなディスプレイとして動作します。

大きなディスプレイは単に「大きく絵・文字が見える」というだけでなく、操作面でのメリットもあります。

上記は左にフリック入力、右に数字と記号入力を表示させたモードです。複雑なパスワードを設定して言う場合には文字↔数字をいちいち切り替えることなく、すばやく連続入力をすることが可能になります。

ディスプレイを横にすることで、QWERTYスタイルのキーボードもこんなに大きく表示されます。タッチミスが減る上に、キーボードが画面の表示に被ってしまう/入力欄にある各種注意事項などが見えなくなってしまうというサイト表示上の不備も回避出来るかもしれません。

2画面を自撮り/バリアングルモニターのように使う

最近では1台のスマホに3つも4つもカメラが付いているモデルもありますが、M Z-01Kには1つしかカメラが付いていません。しかし、画面が2個あるおかげでカメラ撮影にもちょっと変わった利用方法が可能になります。

Z-01Kのカメラはメインボディの左上(2画面を開いたときに左側に来るディスプレイの上)にあります。MEDIAS Wでは右本体の左上にありました。

通常モード(アウトカメラのように)で撮影する場合には、ボディを折りたたんだ状態で右パネルに画像が表示されます。自撮りモードをする場合にはカメラがある左パネルがオンになります。それぞれのモードはメニューにある「Switch」ボタンですぐに切り替えられます。

また、通常モードで撮影するときにも画面を活用することが可能で、「プレビュー」を使えば、撮影者だけでなく撮影されている人が写り具合を確認しながら写真を撮ることも可能になります。「ベビーモード」を使うとパネルにアニメーションが表示されて、赤ちゃんの視線を集める効果を期待出来ます。これはどちらも並のスマホのインカメラでは出来ない使い方といえるでしょう。

さらに、ディスプレイを半開きにした状態でもカメラモードが有効になるため、デジタルカメラのバリアングル・ティルトモニターのような使い方も可能です。

通常目線では見られない角度・高いポジションからの撮影、例えば人混みの中で腕を目一杯上に伸ばした状態でカメラを前向きにしても、もう一方のディスプレイ面で確認・シャッターを切れるのは2画面スマホだけでしょう。これは結構使いどころがあるのではないでしょうか。普通のスマホだと当てずっぽうで撮るしかないような場面でも、画面を見ながらならばシャッターチャンスを逃さない・・・かもしれません。

カメラの画質も超向上

正直、M Z-01Kのカメラは2019年時点で他社スマホを含めると最高ランクに綺麗なものであるとは言い難いです。しかし、5年前のMEDIAS W N-05Eに比べれば段違いに画質はアップしています。

カメラの仕様 静止画 動画
2018年モデル Z-01K 2030万画素
F/1.8
最大2,160P
2013年モデル N-05E 810万画素
F/2.4
最大1,080P(16fps)

画素数は2倍以上、レンズの明るさ(F値)も大幅に向上しています。Z-01Kのカメラ画質は最新モデルの中で高い方ということもありませんが、古いスマホと比べれば大きな格差があります。

実際にM Z-01KとN-05Eで撮り比べをしてみました。

(画像をクリックすると拡大出来ます)

上記はあえて暗い照明環境において、12色セットの絵の具ケース全体が入るようにZ-01KとN-05Eで同じ場所から撮影したものです。この程度であればN-05Eの画質でも大きくズームアップしてもそれなりに見えますが、見比べるとZ-01Kのほうがノイズが少なく、滑らかな仕上がりになっていることが一目瞭然です。

Z-01Kのカメラだと、水族館ですばやく動き回る魚・暗い環境で展示されている動植物を撮影するのは若干辛いものの、これはよほど優れた性能を持っているスマホで無い限り、似たようなものです。

自撮り時には各種のカラーモード、美肌モードなども標準カメラアプリで利用が可能で、写真と同時に短い動画も保存する「LIVE」モードもあります(iPhoneにも同じ機能があります)。

また、Z-01Kを少し折りたたんだ状態にしてスタンド無しで立てられることを活かし、三脚なしでの長時間露光撮影も可能です。マニュアルモードではシャッタースピードを1/45000~最長7秒・ISOは100~1600まで多様な設定することが出来ます。

通常モードによる撮影画質では、夜景撮影は最新のiPhone, Galaxy, P20 Proなどには敵いません。しかし、マニュアルモードでシャッタースピードを伸ばすことが出来れば暗所撮影も画質は上がります。

上記のように、スマホを立てられる場所さえあれば、自立します。このまま照明を消すと・・・

目ではもう色が判別できないくらいに暗くした状態で、オートモードとマニュアルモードで撮り比べをしたものが以下の写真です。

左がオートモードで、シャッタースピードが1/17秒(約0.06秒)に設定された状態で撮影されたものです。そして右はマニュアルモードにしてシャッタースピードを最長の7秒にした場合の写真です。

マニュアルモードを活用することで、ほとんど色が見えないような環境でも、くっきりと色が見えて、ノイズも断然に少なくなりました(ディスプレイによっては色が判別しづらいかもしれません)。

少しアプリで明度を上げてやると、より見やすくなりました。ほんの僅かしか光がない場所でも、長時間のシャッター時間を稼ぐことで明るく調整してもノイズが減っています。

さらにiPhone Xとも撮り比べてみました。

iPhone XのオートモードとM Z-01Kのオートモードで比べると、iPhone Xのほうが明るく綺麗な仕上がりです。マニュアルモードを使えば、ノイズ・画質ともにZ-01KのほうがiPhone Xを上回ります。

カメラの画質を期待してZ-01Kを買うユーザーは少ないでしょう。しかしながら2画面を活かした面白い撮影方法を試したいのであれば、MEDIAS W N-05Eから格段に進化したカメラ機能をZ-01Kなら体験可能です。アイデア次第で普通のスマホでは出来ない写真が撮れるかもしれません。

Z-01Kの2画面を活かして「ポケGO+地図表示」で楽しむ

2つのアプリを別々に起動・表示が出来るZ-01Kは、位置情報ゲームに強いです。

スペックが大幅にアップしたZ-01Kなら、ポケモンGOとGoogleマップを同時起動するくらいならば楽勝です。ポケGO内の簡易マップでは見づらい地形をマップアプリで確認しながらプレイが出来ます。

ただし、2画面モード利用中にAR機能を使うとカメラがディスプレイ側にあるため、自分の顔に向かってモンスターボールを投げつけることになります。

ポケモンGOとGoogleマップを同時に使う場合、ポケモンGOが動作しているディスプレイを最後にタップしておくと、ゲームが進行したままGoogleマップも動きます。Googleマップを最後に操作した状態だとポケモンGO側のキャラクターが停止したままになりますので注意してください(2019年1月時点の状況)。

マップアプリを2つ使えば「航空写真マップ+標準表示マップ」を見比べて、見知らぬ土地でも風景の特徴を確認しながら移動できるという使い方も出来ます。

Z-01Kの処理性能・ベンチマークスコア

Z-01KにはSnapragon 821というSoCが搭載されています。これは2019年春時点においては2世代前のハイエンド向けモデルに使われていたチップということになります(2018年モデルはSDM845,2017年モデルはSDM835)。したがって2018年春~2019年春頃に発売された同世代・より新しいスマホと比べると若干処理性能は見劣りしますが、5年前のN-05Eに比べれば、もはや桁違いのスムーズな動作・処理が行えています。

というよりも、2013年モデルのMEDIAS W N-05Eは現代のスマホを体験してしまった後だと、動作が遅すぎ・フリーズしすぎて、5分と使っていられないくらいイライラします。今回はZ-01Kと比較するために我慢して使っていますが、平成も間もなく終わる今の時代に、N-05Eを常用するのは苦行と言わざるを得ないでしょう。

それに比べれば、Z-01Kの動作はまさに「進歩」と言える、劇的な性能向上が確認出来ます。

Antutu Benchmarkテストでは約17万点のスコアが出ます(ver 7.1.4利用)。ちなみに、2画面に開いた状態でも閉じて1画面表示の状態でもスコアはあまり変わりませんでした(若干閉じておいたほうが高い)。

17万点という数字は、現行モデルのハイエンドスマホ(SDM845搭載機)に比べると6割程度のスコアでしかありませんが、大抵のゲームアプリはスムーズに動く水準です。

Antutu ベンチマークのスコアの目安(ver 7系統)は、

・2018年モデル SDM 845搭載機 26~30万点くらい
・2017年モデル SDM 835搭載機  18~20万点くらい
・2016年モデル SDM 820/821搭載機  15~18万点くらい

となっています。Z-01Kの処理性能は最新モデルのハイエンドモデルにこそ劣りますが、2年前のハイエンドモデル相当・低価格~中程度の価格のスマホには負けないレベルです。

Z-01Kと同じくらいの処理性能を持つスマートフォンとしては、Xperia XZ, Galaxy S7 edge, AQUOS ZETA(SH-04H), ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL), ZenFone ARなどが挙げられます(SDM820,821搭載機)。

Z-01Kでは2つの画面を利用して別々のアプリケーションを動作させることが可能です。そのため高負荷かつ高処理が必要となる場面も多いことが予想されるため、このくらいの処理能力はやはり必須なのでしょう。MEDIAS Wがフリーズしまくって使い物にならなかったというのは当時の技術が追いついていなかっただけで、Z-01Kでは処理性能の問題はおよそ解決されていると言えそうです(アプリによっては2画面で動作がうまくいかないものもあります。特に全画面アニメーション描写を行う種類のものを2つ動かすと止まる?事が多い気がします)。

Z-01Kの利用イメージ動画

Z-01Kの具体的な動きが確認できる、ドコモの公式ムービーです。

Z-01Kを使ってみて感じた物足りない点・不満点

2画面スマホのM Z-01Kは大変ユニークなスマホであることは上記で紹介したとおりです。

”2画面だからこそ出来る使い方”という点に魅力を感じるのであれば楽しめるガジェットであると思いますが、”スマートフォン=電話機”であることを意識して、他のスマホと一般的な意味での使いやすさ・利便性を改めて評価すると、物足りない点・不満点・他のスマホのほうが優れている、と感じる点もあります。

これまでに使ってきたスマホ・比較するスマホ次第で感じ方は人それぞれだと思いますけれど、ここでは管理人が実際にZ-01Kを使って感じた不満点を列挙してみます。

Z-01Kに搭載されているバッテリー容量は2930mAhです。この容量は普通の5.2インチサイズのスマートフォンであれば標準的です。しかし、2画面スマホとしては物足りないです。

ドコモが公表している実利用可能時間において、Z-01Kは1画面利用時に約100時間とされています。しかし、2画面利用時には80時間まで減ってしまいます(ドコモの最新機種では120時間~130時間くらい保つスマホも多い)。

高負荷な3Dゲームを2画面表示で通信プレイすると、1時間で30~40%を消費することもあります。5年前のN-05Eに比べればマシかもしれませんが、ドコモにはもっと電池の持ちが良い機種はいくらでもありますので、電池の持ち重視の人にはZ-01Kはあまりオススメできません。ポケモンGO+グーグルマップでほんの15分くらい動作確認をしただけで10%以上ガタっと減りました。Z-01Kをフル活用したいのならばモバイルバッテリー(または別の携帯・スマホの複数持ち)が必携です。2画面のまま一日いじり続けると朝から晩まで保たないケースのほうが多そうです。

ドコモの実利用可能時間はメールや通話、ウェブサイト閲覧などの一般的な使用頻度で使った場合を想定した測定であり、2画面を最大活用して動画やゲームを長時間楽しんだ場合には80時間も持ちません。電池の持ちを重視するのであれば2画面利用を控えねばならず、2画面利用をしないのならZ-01Kを買う意味もなくなってしまいます。

関連記事:docomoスマートフォンでバッテリーの持ちが良い機種はどれ?実利用可能時間ランキング

Z-01Kのカメラでは、フォーカスを合わせた時に鳴る「ピピッ」という音がかなり大きいです。カメラのフォーカス・シャッター音は調整・消音することは出来ません(最新ビルド番号DCM_JP_Z-01K_OV1.0.0B32時)。このような仕様はソフトウェア更新によって調整されることはありますが、発売からすでに1年が経過する2019年時点でもまだ変更されていない点をみると、今後の改善の可能性は低いかもしれません。

Z-01Kは折りたたみ機構による2画面構成であるため、2つのディスプレイの間には3mmほどの間隙が出来ます。この隙間の情報は欠落するのではなくセパレートされた状態で表示されるため、情報を得るという点では分離していても問題は少ないといえるものの、閲覧するコンテンツによっては不自然さは拭えません。

ポータブルゲーム機のニンテンドー3DSのように、初めから2画面を前提にしたゲーム・アプリのユーザーインターフェイスデザインがされたアプリは少なく、Z-01Kの2画面がうまく活用できるケース・そうでもないケースを事前に確認しておく必要があるでしょう。

また、詳しい仕様は把握していませんが、ゲームアプリのオーバーレイ/バックグラウンド動作が出来るもの・出来ないものの組み合わせにより、2つのアプリが同時に動き続ける・一方が止まることがあります(例えば、YouTubeアプリとGoogle Play Movieアプリで2つの動画を同時に再生することは出来ません。一方をアクティブにすると、他方は一時停止します)。2つのアプリの同時動作挙動については各アプリ・バージョンによって異なるため、すべての組み合わせで期待した動作をするとは限らないことを了承して利用しなければなりません。

Z-01K総合評価:一括648円ならば「アリ」

たっぷりと2画面スマホ M Z-01Kの実際の使い勝手・評価を思うままにレビューしてみましたが、Z-01Kは良くも悪くも「普通のスマホではない」という印象です。他のスマホでは考えられない使い方が出来る反面で、「一般人向けに使いやすいスマホか?」と言われれば、ノーと答えるでしょう。

M Z-01Kを購入して満足できるかどうかは、2枚の5.2インチディスプレイをどう活用できるか、ユーザーのアイデア・利用用途次第です。それを前提にした上で、「648円なら、まぁいいか」と思える水準には達しているというのが管理人の総合評価です。

発売当時の価格であったのならば「高いおもちゃ」であり、2画面に合う使い方を事前に想定できる玄人でなければZ-01Kを買いたい!と思わなかったでしょう。それが今や機種変更で99%オフで買える激安スマホ化しているのですから、状況は全く変わっています。

メインスマホとして持ち歩くには重たい(重量は226グラム)こともありますので、サブスマホ・おもちゃ用に新規購入するのもありかもしれません。Z-01Kは新規契約でも一括648円で購入できます(2019年11月時点で、一括割引は終了しています)。

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Z-01Kの購入には端末購入サポートによる一括値引きだけでなく、各種値引き・キャンペーンの併用も可能です。お得なキャンペーン・特典を併用して2画面スマホを格安入手し、自分らしいユニークな使い方を楽しみましょう。

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