2018年秋、アニメ・一休さんの巨大なかぶりものをして、有名なテーマソングに乗せて「イッ・キュー・パッ」と連発するドコモのCMを見たことのある人も多いと思いますが、あのCMが何を伝えたいのかいまいち判らないという人も多いと思います。

このCMの中で出てくる「イッキューパッ=1,980円」という料金を表していることは初めてテレビで見た人にも伝わると思いますが、肝心の「どうやったらドコモのスマホ代金が1980円になるのか」や「1980円で使えるスマホ・プランはどんなものなのか」までは、ドコモの料金に詳しい人でないとすぐには理解できないでしょう。

ドコモの一般的なスマートフォン料金は月額6,000円~8,000円程度とも言われており、最新のスマホを買えば本体価格だけで10万円を超えてしまうものばかりなのに、、、では、どうしたらドコモで安く機種変更が出来るのかをわかりやすく解説していきます。

CMの「1980円」は家族3人で使った場合の平均料金

テレビCMの字幕でも出てくるように、一休さんのCMで登場する「イッキューパ」料金を実現するためのキーポイントは「家族3人」で使うことが前提になっています。

 

イラストにすると上記のように、お父さん(代表回線)+お母さん(子回線1本目)+お子さん(子回線2本目)の、3人の最安値基本プラン合計金額が5,940円にすることが可能なため、平均して1人あたりの料金が1,980円となり一休さんの名前をもじって「イッキューパ」と歌っているという仕組みです。

なお、NTTドコモでは現在家族向けプランとして2018年5月25日より新しく「ベーシックシェアパック」が登場しています。旧プランの「シェアパック5/10/15GBプラン」は廃止されました。詳しくは「ドコモの新スマホ料金「ベーシックパック」の罠を解説 変更して安くなる人・損をする人」を参照ください。テレビCMの「イッキューパ」を実現するためには、現行の「ベーシックシェアパック」を使うことを想定しています。

家族3人以上で契約する場合は上記のとおり最安で「1人あたり1980円~」が実現できますが、残念ながら1人・1回線のみをドコモで契約する場合には1980円のスマホプランを組むことは出来ません(スマホではなくケータイプランなら可能)。

1回線のみで最も安いスマホプラン(docomo with機種利用)を組む場合は以下のようになります。

最安プラン:シンプルプラン(スマホ) 980円+ spモード 300円 – docomo with割引 1500円 + ベーシックパック(~1GB) 2,900円 – 長期割引(プラチナステージ) 200円=月額2,480円~

*消費税・機種代含まず。

ドコモのスマホ料金は家族で使うことを前提にした割引に偏っているため、家族みんなでドコモ回線へ揃えたほうが節約になります。一人だけドコモを使っている場合はどう頑張っても家族の複数回線運用ほど安くなりませんので、家族を誘って契約をすることを推奨します。

1980円プランに含まれるサービス内容

ドコモの「イッキューパッ」プランの実態が「3人の料金合計5,940円であることは前項のイラストを見れば一目瞭然です。続いてその5,940円のプランで家族の3人がどんな事ができるのかを正しく理解しなければなりません。

ドコモやau、ソフトバンクの「普通の料金プランならば1人で6000円くらい」が当たり前であることは、すでにスマホを持っている人ならば理解しているはずです。そんな状況で「1人あたり2000円なんて安すぎて、怪しい」と感じるでしょう。

実際、ドコモの「1人あたり1980円プラン」はかなり限定されたプランになるため、スマホを使いすぎると全然1980円にならないというトラップがあるので気をつけて下さい。

上記のイラストでいうと、1人あたり5,940円(値引き後価格)で収まるのはグラフの一番左側「5GBまで」の容量に限られます。1ヶ月あがり5GBを超えてしまうと料金は1人あたり2813円・10GBを超えると3813円・15GBも超えてしまうと1人あたり4813円までステップアップしていってしまいます。

イッキューパに収まるのは「パケット通信をあまり使わない家族」に限定され、スマホ通信でたくさんネットを接続したりゲーム・動画を楽しむと1980円維持は出来ず、30GBを超えると速度制限が掛かるので注意が必要です。

これまでに1人で7GBプラン以上、10GBや20GBくらい毎月使うことが分かっているのならベーシックシェアパックではなくウルトラシェアパック(30GB/50GB/100GB)プランを家族でシェアしたほうが快適に使える可能性がありますので、「1980円で使える」という言葉に釣られて全然足りないプランを選択してしまうことがないように注意してください(その逆もまたあり、「大容量プランの方が快適ですよ」と言われるがままに、必要ないのに大容量プランを選んで高い料金プランを進めてくる携帯ショップには注意してください)。

また、基本プランの「シンプルプラン」には、他社・固定通話等への無料通話が一切含まれていません

プラン名 月額料金 含まれる通話サービス
シンプルプラン
(スマホ)
980円 無料通話なし
(家族グループ間は無料)
カケホーダイ・ライト
(スマホ)
1,700円 5分以内なら何度でもかけ放題
カケホーダイ
(スマホ)
2,700円 時間制限無しで何度でもかけ放題

*2年定期契約時、税別。

シンプルプランで無料対象外の国内通話料金は30秒あたり20円(税別)が掛かります。シンプルプランとカケホライトの料金差は720円となっていますので、この差をどう考えるかは各個人の通話をする頻度・長さ次第です。

滅多に通話自体をしない・家族にしか通話をかけることが無いというのならばシンプルプランは最安値になるのは間違いありませんが、よく友人知人、親戚や仕事などで通話をかけることが多いのならば、かけ放題付きの基本プランを選んでおいた方が安上がりになることがあります。

*シンプルプラン/カケホーダイプランの選択は、家族の回線ごとに自由に選ぶことが出来ます。代表回線はカケホーダイ付き・子回線はシンプルプランという組み合わせや契約後のプラン変更も可能です。

1980円で使えるのは「ドコモウィズ」対象機種のみ

月額1980円で使えるスマホは、ドコモで販売されている機種のなかで「docomo with」という専用の割引対象端末に限定されます。最新のiPhoneや最新鋭の超高性能スマートフォンは残念がなら対象外となりますが、低価格ながら十分な多機能性をもった人気のあるスマホや少し古いiPhoneもイッキューパ対象です。

docomo with対象スマートフォンは2017年夏モデルに2機種から始まり、2017年冬・2018年夏・2018年冬モデルで次々と対象機種が増えてきました。

2018年10月時点で購入可能/発売予定がある機種は以下の通りです。

・Apple iPhone 7 32GBモデル(2019年2月27日追加)

☆「docomo with用 iPhone 7」2019年2月19日予約受付開始

・Apple iPhone 6s 32GBモデル(発売中)


・MONO MO-01K
・arrows Be F-04K(実機レビューはこちら


・LG Style L-03K(実機レビューはこちら


・AQUOS sense SH-01K(実機レビューはこちら


・らくらくスマートフォン me(第1世代) F-03K
・Galaxy Feel2 SC-02L (2018年11月9日発売 実機レビューはこちら)
・AQUOS sense2 SH-01L (2018年12月14日発売 実機レビューはこちら)
・らくらくスマートフォン me(第2世代) F-01L (2019年春発売予定)

(この他、初代Galaxy Feel SC-04J, 初代arrows Be F-05Jは販売終了済み)

それぞれの端末販売価格は2.5万円~4.3万円となっており、高性能モデルの半額以下です。

しかしながら多くのモデルは流行の大画面モデルであったり、指紋認証付きであったり防水/防塵性能があったり、十分にキレイな写真が取れるカメラを搭載したモデルもあるなど、豊富なラインナップでユーザーの要望に応えています。

家族がiPhoneを使っているのなら、同じiOSで揃えた方が操作方法やアクセサリーの使い回しも便利なiPhone 6sを選ぶことも2018年9月から出来るようになりました。

詳しい docomo withスマホの比較・解説は以下のページを御覧ください。

参照:ドコモの格安スマホ docomo withスペック・機能比較

[追加]学割・スマホデビューなら最新iPhoneもOK

上記では「ワンキュッパになるのはdocomo with対象機種を買った時だけ」と書きましたが、2018年12月1日より始まった「ドコモの学割(2019)」、または初めてスマホを使う(ガラケーからの買い替え)場合など、一部の対象者は最新モデルのiPhone  XRの購入時にも1年間はワンキュッパ(機種一括値引き+1回線追加あたり280円)が使えます。

ドコモの冬割引である学割・ウェルカム割・docomo with割引の適用可能な条件、併用可/不可については以下の記事に詳しくまとめてありますので、学割が使える・スマホデビューで「ワンキュッパ料金」にしたいのなら、より高性能なiPhone XRを購入することをオススメします。

☆「ドコモ契約注意点 docomo withと学割とウェルカムスマホ割は併用可能?強力な割引の罠を解説

SIMカードの入れ替えもOK

ドコモで1980円プランを構築(docomo withスマートフォンの購入)したあとは、必ずしもドコモでスマートフォンを買う必要はなくなります

docomo with割引の特性として「一度対象機種を購入し、割引対象プランを継続している限りは永久に月額値引きが続く」というものがあるため、これまでのように「2年毎にスマホ/携帯を買い換える」というスパンは意味をなくします。

同じ機種をずっと使い続ければ、新しくスマホを買う必要もありませんし、いわゆる「SIMフリースマートフォン」を他の携帯ショップで購入したり、中古スマホ(白ロム)を購入してSIMカードを差し替えるだけで機種変更を行うことも可能です。

ドコモのスマホプランで契約している限りはSIMカードを入れ替えても「指定外デバイス料金」が掛かることはなく、SIMカードを初めにドコモから購入した docomo with端末以外に入れ替えても、割引の終了・料金が変わることはありません(ただしドコモのネットワークで使えない端末・国内での利用が許可されていない技術適合審査を受けていない端末の利用は法律違反になるため注意)。

ドコモで扱っていないスマホを使いたい人・新品にこだわりがなく安ければ中古品でも構わない人は、イッキュッパプランを組むと今後のスマホ運用の自由度が高くなります。

ドコモウィズスマートフォンはドコモの公式オンラインストアで販売していますので、ドコモユーザーならばいつでも事務手数料無料で買い換える事ができます。

「dカード GOLD」+「ドコモ光」で節約相乗効果あり

ドコモのスマホ料金をイッキュッパよりもさらに安くしたいのなら、ドコモの提供するクレジットカードサービス+インターネットサービスに加入することで還元+入会特典を狙う方法があります。

2018年12月1日からは期間限定(終了日2019年5月6日予定)で、ドコモ光の新規工事費(最大通常負担18,000円)も無料になっています。キャッシュバック・特典を貰えるショップを使えば、スマホ/ネット料金を大きく節約可能です(参照:ドコモ光の維持費・月額料金・初期コストやキャッシュバック・特典比較

dカード GOLDを持っているとドコモの利用料金(一部カウント対象外の支払いあり)に対して10%相当のポイントが貰えたり、ドコモ光に加入することでドコモ光セット割によるポイントを貰うことも出来ます。

dカード GOLD/ドコモ光への加入は「イッキューパッ」プランには必須ではありませんので、必要な場合だけ加入すればOKです。家族みんながドコモユーザーであれば特典による節約効果がどんどん大きくなるのは確かですので、各家庭の使い方に合わせてメインクレジットカードの切り替え・ネット回線の変更を検討しましょう。

☆「dカード GOLD 入会特典情報はこちら

☆「ドコモ光料金シミュレーションはこちら(とくとくBB)

ドコモCMで話題 一休さんの「イッキューパッ」1980円プラン・運用テクを徹底解説
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