ディスプレイ内指紋認証センサーも問題なく動作しています。

2018年11月30日発売のSIMフリースマートフォン Mate20 Pro(ソフトバンクからも12月中旬発売予定。「ソフトバンクオンラインショップ」で予約/購入可能)の実機を購入しました。本機種は指紋認証センサーをディスプレイの内部(下)に内蔵する特殊なモデルになっており、ディスプレイパネルがフレームの隅まで広がっています。

またディスプレイガラスの左右は緩やかにカーブしているため、一般的なガラスフィルムを貼り付けると曲部まで粘着力が及ばず、浮いてしまうことが多く、保護ガラスフィルム選びが困難になることがしばしばあります。

そこで今回はガラスフィルムを両面テープのような粘着力が初めから付いたタイプではなく、UVライトを当てることによって硬化させる液体型の接着方式を使うガラスフィルム「Huawei Mate 20 Pro フィルム 全面粘着 Alinsea 」を買って、Mate20 Proにくっつけてみました。

よくあるガラスフィルムに比べて少し手間とテクニックが必要になりますが、上手く貼ることが出来ればMate20 Proの曲面ガラスフィルムでも完璧に浮き・気泡が出ること無く貼り付けることが可能でした。

では、実際に購入~貼り付ける様子を紹介します。利用には少し気をつけた方が良い点もあるため、購入および実際の貼り付けの参考にどうぞ。

Alinseaのフィルムはこのようなケースに入って届きました。購入時の価格は1,499円でした。

同梱品は、ガラスフィルム本体のほか、日本語の説明書・UVライト・液体粘着剤・ヘラ・ゴミ除去用シール/クロスセット×2個、背面保護フィルムが入っています。写真の下中央に写っている黒いチューブのようなものが液体接着剤のボトルです。

まず最初に確認すべき点として、同梱されるUVライトが正常に動作するかどうかをチェックしましょう。これが動かないと、フィルムがくっつきません。


Mate20Pro用のフィルムにはType-C接続のUVランプが入っていました。Mate20 Proのパッケージには通常Type-Cケーブルは入っていますので問題ないと思いますが、もしType-C接続が出来るケーブルおよびACアダプタを持っていない場合は、別途入手が必要となります。

また、接続するACアダプタの種類によって、UVランプがつかない組み合わせがありました(具体的には同じくファーウェイ Matebook用のPD対応ACアダプタ+純正ケーブルはNGでした)。

UVランプが付けば、青白い光が目視で確認出来ます。もしUVランプパーツが壊れている・付かない場合は液体粘着剤を硬化させることが出来ないため、必ず正常にUVランプが動作することを確認してからフィルム貼り付け作業を開始しましょう。不良品の場合は交換・返品が必要です(筆者の場合は先述のとおりACアダプタを急速充電用から一般的なスマホ用のものに換えたところ、ちゃんと動作しました)。

フィルムセットには背面およびフロントパネルのスピーカー・Type-C USB接続部を守るためのシールが入っています。

このシールは後から剥がすことになるため背面部に多少空気が入っても問題ありませんが、フロント部分のスピーカーと下部をしっかりと保護できるように位置合わせをしてください。

保護シールはある程度余裕のある設計になっているので、このような状態になっていればOKです。

続いて、一般的なガラスフィルム装着時と同じく、同梱されたクリーニングキット(ウェット・クロス)でガラス面の汚れ・ホコリを完全に取り除きます。

ここからは写真を撮っている余裕がなかったので一部テキストのみでの解説となりますが、ディスプレイ面を綺麗に掃除したあと、いよいよ液体の粘着剤をスマホ画面に垂らします。

その際の注意事項として、スマホを可能な限り水平な場所に置く必要があります。スマホが斜めになっていると垂らした液体接着剤が流れ落ちてしまい、十分にガラスフィルムになじまない可能性があります(多少ならばこぼれても大丈夫です)。また、液垂れをした場合に掃除が簡単なように、要らない紙・ダンボールなどを下に敷いて作業すると良いでしょう。

液体接着剤が入っているボトルは、ハサミで先端を切り落として開封します。粘度が低い液体なので、その逆さにして切ると漏れるので気をつけてください。

液体接着剤はまんべんなく垂らすのではなく、全量を中央付近に乗せてください。ガラスフィルムを上から置くと、じわじわと勝手に広がっていきますので、指で押さえつけて広げる必要はありません。

上記写真では下あたりに少しこぼれてしまっていますが、このくらいなら問題ありません。

全く触らなくても、どんどん液体がスマホのガラス面とフィルムの間に広がっていきますのでしばらく待ちます。

液体が入った場所は色が濃く変わって見えるため、上下左右・隈なく液体が広がっていくようすが簡単に見て取れるはずです。

全体に液体が広がったことを確認後、もしフィルムの位置がずれていれば、ゆっくりと力を掛けて位置合わせを行ってください。ガバッとフィルムを持ち上げてしまうと余計にゴミ・空気が入るかもしれませんので気をつけてください。

場所が問題なければ、いよいよUVランプを使って液体接着剤を固めます。

まず、フィルムの周辺を中心にランプを30~40秒くらい当てます。最初に少しだけ固めておき、フィルムから溢れた接着剤をもう一つのクリーニングキットを使って取り除きます。強く押すとまだフィルムが動く可能性がありますので、そっとはみ出した接着剤だけを拭き取るようにしましょう。はみ出た接着剤をそのままにして完全に固めてしまうと、後から取り除くのが少し厄介になります(完全に取れなくなるわけではありませんが、ぶよぶよした塊になったりします)。

もう一度90~120秒ほどUVランプを照射すると固まるとされています。まんべんなくライトを当てた後、背面・スピーカー部などを保護していたシールを剥がせば装着終了です。

こちらが完成後の様子。完璧に隅まで浮き無く貼り付けることが出来ました。

左右のカーブしたガラス面もきっちり保護してくれています。指紋認証センサー・タッチも良好に動作しています。

フィルムのサイズは若干余裕がある作りになっています。Mate20 Proに同梱されているTPUケースの場合は干渉することなく、良い感じのサイズです。

ガラスフィルムの耐久度に関してはまだ使い始めたばかりなので分かりませんが、曲面ガラスにもぴったり貼り付けることが出来るというだけでも満足できるクオリティです。

以上、UV照射型接着剤を使ったフィルムの貼り付けレビューでした。

☆「アマゾンでHuawei Mate 20 Pro フィルム 全面粘着 Alinseaを見る

同じタイプのフィルムは他機種向けにも発売されています。

☆「Galaxy Note10+(SC-01M/SCV45 6.8インチ)用
☆「Sony Xperia 1(SO-03L/SOV40 6.5インチ)用

*この手の商品は購入時期によってパッケージや製品の仕様が変わることもあります。商品については各販売元にお問い合わせください。

Mate 20 Proの実機レビューやスペックは下記記事に掲載しています。

☆「SIMフリー DSDV対応のMate20 ProとP20 Pro(HW-01K)の違い スペックや取扱価格情報まとめ

[購入レビュー]Mate20Proの曲面ディスプレイでも全く浮かない保護ガラスフィルム UV照射塗布型

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