11月5日から発売開始となる、ソフトバンクのアウトレット限定販売として「105SH」という携帯電話機種が5,111円で登場します。プリペイド携帯の「プリペイド回線」としての利用方法は「プリモバイル活用法 プリモバイルって何?」の記事で紹介しましたが、今回は「ソフトバンク携帯の機種変更」として活用する方法・お得感を考えてみたいと思います。

今回取り上げる「105SH」は、もともとソフトバンクにて2011年冬モデルの3G携帯電話(ガラケー)として発売されたPANTONE 4(パントン)というシリーズのひとつです。すでに4年も前の機種ですが、ガラケーの機能はここ数年で大した進化はしていませんので、今でも十分携帯電話として機能します。

SBのオンラインショップでは、通常の毎月の料金支払いで契約するタイプ(ポストペイド回線)では105SHは契約出来ず、後継機種の202SH(パントン ウォータープルーフ)が売られています。防水機能が欲しい方は202SHでも良いのですが、機種変更で支払う料金を安くしたいなら、「プリペイド回線契約といっしょに105SHを購入し、カードだけ差し替えて使う」ことが可能です。

この「カード(SIM)を差し替える」というのは、いわゆる「中古携帯・白ロムを使った機種変更」と同じなのですが、プリモバイルの携帯本体はソフトバンクの公式で販売されていますので、不良品や不正入手品(赤ロム)の心配が皆無です。この安心感が今回の肝でもあります。

105SHの機能性

どんなに携帯が安くても、欲しい機能が無くては話になりませんので、先に105SHで使える機能・スペック性能の話をしておきましょう。

まずは物理的なスペックから。

メーカー シャープ製 充電時間 約140分
重さ 98グラム カメラ 320万画素
サイズ W50×H104×D17.4mm ワンセグ 6時間
3G通話可能時間 約230分 データ容量 61MB
3G連続待受時間 約360時間 SDカード 最大32GBまで

対応機能:ワンセグ、プラチナバンド、赤外線通信、緊急速報メール
対応機能:防水・フルセグ・おさいふ機能・テザリング・Wi-Fi通信・LTE通信など

旧モデルの携帯電話なので、こんなものでしょう。極めて普通な、シンプルな携帯電話だと考えておけばOKです。詳しいスペック・価格・カラーラインナップは公式サイト(シンプルスタイル PANTONE 4 105SH(パントン4))でチェックしてください。

防水機能・おさいふケータイが使いたいよ~というかたは、残念ながら105SHは対象外です。防水・オサイフ機能ありの携帯機種だと「301SH」くらいしか今は候補がありません。

ソフトバンクでは、現在105SHは「シンプルスタイル」というプリペイド式携帯電話回線とセットでのみ販売が行われています。常価格は9698円(税込み)です。この価格には4000円分のプリペイドチャージが含まれており、自宅への配送料・代引き手数料も全て無料です。事務手数料は初期チャージから差し引かれるので、最初に払った代金以外に自動的に発生する料金は一切ありません。

シンプルスタイルの購入では、電話番号が新規(MNP転入も可能)になるのですが、今回は本体を使った「機種変更」が目的なので、SIMカード・回線のことはひとまず置いておきます。自分でチャージをしなければ料金は発生しないので、放置してOKです(SIMカードは無くしてはいけませんけど)。

さて、先ほど防水機種として挙げた202SHでは、機種変更で購入する場合にオンラインショップでは販売価格 47,520円となっています。指定のパケットプランなどに加入すれば実質負担では17,640円まで値引かれるのですが、もし指定のプラン以外を現在契約しているのなら、割引を使うためにはプラン変更をしなくてはいけないかもしれません。

それに比べて、105SHは防水機能はありませんが、普通に電話・メールができ、ワンセグも見れるモデルで出費は1万円以下で済みます。

上記の9698円でも安いといえば安いのかもしれませんが、もっともっと安く買うことを考えれば、ソフトバンク公式ではありませんが、本体だけを白ロムで買ってしまっても良いです。

ただし、やはり「ソフトバンク以外から買う」ということに抵抗を感じる人もいるでしょう。たとえ新品とされていても、(未使用のまま)購入から時間が経っていて保証が切れている可能性もありますし、正規購入品であるという絶対の保証はどんなショップを使ってもありません。

そこでようやく登場するのが、2015年11月5日~11月11日の1週間のみ登場する、「いい買い物の日」キャンペーンの一環として限定販売のシンプルスタイルアウトレット販売です。

販売数は不明なのですが、105SHの公式アウトレット品が、たった5,111円(4000円チャージ込み、税込)で買えちゃいます。チャージ分を除くと、本体実質価格が1,111円となります。

☆「ソフトバンク いい買い物の日キャンペーン シンプルスタイルアウトレット販売」(販売は5日0時スタートです)

未使用品の完全新品とは異なりますが、ソフトバンクが確認した動作に問題のない端末が3ヶ月の保証付きで購入できます。

5千円弱の差なら新品が良い、という方はもちろん新品を購入すれば良いのですが、ソフトバンクのガラケー本体がアウトレットとはいえ5千円で買えるというのは滅多にありません。私の知る範囲では、昨年6月に同じくシンプルスタイルから「301Z」という携帯電話が発売された時に、記念セールとして4980円で販売された時くらいでしょう(今回301Zもいい買い物の日キャンペーンで5111円で販売されます。さらにアマゾンギフト券も1000円分もらえます!)。

シンプルスタイルとして売られている105SHは、通常販売されていた携帯電話と仕様は全く同じため、契約済みの3G携帯電話回線のSIMカードを差し替えれば、それだけで機種変更が終わります。SIMカードのサイズは「標準サイズ」です。

オークション・中古ショップでの白ロム購入に慣れているのならわざわざこんな回りくどいことをしなくても安く(多少のリスクはありますが)白ロム機種変更は出来てしまうのですが、「公式販売で5111円で携帯を変更できる」というのは極めて珍しい販売なので、興味のある方は考えてみると良いです。

(今回の目的とは異なるので本記事では書きませんでしたが、本来プリモバのメリットは「格安で新規通話回線が買える」ということに重きが置かれています。本体は機種変更用に使い、回線は待ち受け専用電話や将来のMNPに活用することでもっと便利に使えるはずです)

*2018年時点で最も安いプリペイド携帯はソフトバンクのSimply 603SIです。

この機種も4千円の初期チャージ込みで6,458円という格安で買えて、SIMロック解除によってSIMフリー化することが出来てオススメです。

プリモバ携帯活用 限定セールの105SHを機種変更用でも安い 5111円の公式アウトレット