【2023年4月、データを更新しました】

格安SIM・MVNOでSIMカードを契約する場合、申込時に自由にSIMサイズを選択することになるはずです。通常のスマートフォンやタブレット契約ならばその端末に合ったサイズのSIMカードがセットになって購入することになるわけですが、格安SIMサービスを使う場合には自分で正しい規格のものを選ばなくてはいけません。

といっても基本的にSIMのサイズは現状では「標準」「micro」「nano」の3種類(+カードが無いeSIM)しかありませんし、使いたい端末の情報を調べれば簡単に判りますので、サイズ選びで困ってしまうという人はあまり無いでしょう。もし判らなくても、各サービスのヘルプページをみたり、サポートに問い合わせれば適合するSIMサイズを教えてくれるサービスもあります。

それは良いのですが、契約後に想定していたものと別のスマートフォン・タブレットを使いたくなった場合に、端末の種類が異なるとSIMサイズが違ってしまい、同じ回線契約を継続して機種変更したい場合はSIMカードのサイズ・種類変更手続きが必要となります。

ほとんどのMVNOではSIMカードのサイズ変更が可能ですが、通常の手数料は有料です。ごく一部キャンペーンで無料になったり、端末の追加購入時に限ってSIM交換が無料で出来るといった例外もあるものの、基本はお金が掛かる手続きだと覚えておいて下さい。

キャリア/MVNOサービス SIM再発行手数料
ドコモ *手続きの条件により異なる
au 3,850円
UQモバイル 3,850円
楽天モバイル 無料
ソフトバンク *手続きの条件により異なる(LINEMO含む)
ワイモバイル *手続きの条件により異なる
アハモ(ahamo) 1,100円(オンラインショップ利用)
*故障による再発行は無料
IIJmio 通常2,200円
NUROモバイル 3,300円
リンクスメイト 1,100円+
送料1,100円(沖縄/離島は2200円)
日本通信 3,300円

*それぞれ物理SIMカードの場合。

場合によってはSIM変更ではなく解約→再契約のほうが申し込み特典によって安く契約できるケースもありえます。

*手数料は2023年4月20日時点の情報を基に記載しています。最新の情報は各公式サイト・サポート等でチェックしてください。手数料はオンライン/店頭それぞれで設定が異なる場合があります。

SIMの変更(再発行)手数料は3300円のところが多いですが、2000円や4000円のサービスもあります。格安SIMでは月額料金が1000円以下のプランも多い中、SIMサイズを変えるだけで3ヶ月分以上の手数料が掛かってしまうのは・・・。なるべくSIMサイズは変えなくても済むように考えて契約時に選ぶと良いですね。

オススメの選び方は、利用機種が決まっていなくても「とりあえずnanoSIM」です。通信につかうSIMカードは、「小は大を兼ねる」ことが可能です。

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以前解説したことがありますが、「SIMアダプター」というカードのサイズをより大きいものへ変更するスペーサーを利用することで、nanoSIM→microSIMやnanoSIM→標準SIMサイズの端末に挿して使うことが可能です。

☆「便利なSIMカード活用術:アダプタ・カッター・iPhoneアクティベートSIM

一方で、少々危険は伴いますがSIMの返却が必要ないサービスならSIMカッターでサイズを小さくすることも出来なくはありません(失敗した場合はやはり有料での再発行となりますので自己責任でどうぞ)。SIM返却が必要な場合、カットしてあるだけで賠償請求される可能性があるので要注意です。

実はかくいう管理人も、DMM mobileのSIMサイズをmicro SIMで契約し始めたのですが、後からnano SIMサイズのNexus6で使いたいな~と考えていたのです。ですが、上記のSIMカット時の賠償金問題があるため、DMMのSIMは勝手にサイズを変えることが出来ません。1GBプランは月額600円程度なのに、変更手数料がその5ヶ月分って・・・。さすがに手数料を払うのが勿体無く感じたので、私はmineoのDプランを追加契約する道を選んだという過去があったのでした。

MVNOのSIMカード交換(サイズ変更)手数料まとめ