「子供が最新のiPhoneを欲しがっているけれど、数年で買い替える・壊す可能性もあるスマホに10数万円は高すぎる」と感じる家庭向けに、iPhone 14 (2022年モデル)と1世代古い iPhone 13の価格差-安く買える白ロム(新古品~中古品)の価格相場を解説・安く買えるショップ、在庫を説明します。

アップルが2022年9月16日より発売を開始した最新モデル iPhone 14シリーズは、円安の影響もあって歴代モデルで最高額を更新し、最も安い6.1インチ iPhone 14 (128GB)モデルですら携帯ショップ価格は13万円~14万円ほどに設定されました(参照:携帯各社のiPhone14価格一覧)。

一方で、最新のiPhone 14は、1昨年前・2021年モデルのiPhone 13と同じCPUを継続しており、進化・変更点もわずかであるため、子供用に高すぎるiPhoneを買うことは躊躇われるという家庭には値下げされたiPhone 13/状態が良くて安い白ロム(iPhone13の本体のみ流通品)が狙い目になってきています。

子供用のiPhone購入予算に「iPhone 14の13~14万円は用意出来ない」という場合は、安くなったiPhone 13との価格差を理解して、1世代落ちのiPhoneで良いか/無理してでも最新iPhoneを買い与えるか検討の参考にしてみてください。

iPhone 13とiPhone 14の違い

2022年モデルのiPhone 14シリーズのうち、スタンダードな「iPhone 14」は、旧型のiPhone 13のマイナーチェンジモデルとなっています。

iPhone 13とiPhone 14には、以下のような違いがあります。

衝突事故検出機能
フロントカメラがAF対応
Photogenic Engine搭載
電池持ちが少し向上
本体が1グラム軽い
ビデオに「アクションモード」追加

上記以外の基本的な機能・性能・仕様はほとんど変わっていません。2台を並べて詳細な機能検証を行えば写真性能や電池持ちに違いを見出すことは出来ますが、実利用上で差を感じられる場面は極めて限定的でしょう。

この機能差に、以下のお金を払う価値があるかどうか検討・子供と相談しましょう。

iPhone 14/iPhone 13の公式・定価差

まずは新しいiPhone 14と古いiPhone 13の公式価格設定の差を見ていきましょう。

2022年10月18日時点における、各ショップの価格差は以下のとおりです。

販売キャリア iPhone 14 128GB iPhone 13 128GB
ドコモ 138,930円 138,380円
au 140,640円 127,495円
楽天モバイル 131,800円 117,800円
ソフトバンク 140,400円 138,240円

*各種契約に伴う割引を適用する前の、公式サイト本体通常価格。

上記の通り、携帯会社により差額は異なりますが、iPhone 13はiPhone 14よりも最大1万円以上安く買える場合があります。

そして、SIMフリーモデル・白ロムのiPhone 13ならもっと安く買えるチャンスもあります。

安く買えるiPhone 13の白ロム在庫・価格例

前項の「iPhone 14に対して最大1万円以上安く買えるiPhone 13」は、あくまで”携帯ショップの定価で比較”した場合です。実際にはもっと安く買えるiPhone 13の在庫を探すことも出来ます。

iPhone 13の白ロムを入手する場合「新品」「未使用」「未開封」~中古の状態によっても価格が異なります。状態が優れないものなら安く買える可能性はありますが、ここではiPhone 13 128GBモデルの新品(新古品~公式販売品)~Aランク品(傷が無い、美品レベル)の中古までの価格例を挙げておきます。

iPhone 13 128GB
メーカー定価
107,800円
(アップルストア)
販売ショップ 状態/価格
mineo(マイネオ)
新品/102,168円
イオシス 新品/106,800円
Aランク/104,800円
ゲオモバイル Sランク 106,480円
Aランク 104,280円
じゃんぱら(楽天) Aランク 101,300円
ソフマップ(楽天) Aランク 112,680円

*中古品・本体に関する保証はショップ毎に異なります(中古品は個体ごとに価格が違う場合もあり)。詳細は各社HPリンクを参照ください。

Apple iPhone 13 128GBの本体価格は2022年7月に値上げ、9月に再値下げされた影響で、白ロム-中古品の価格設定にばらつきが出ています。値上げ時に価格が上がり、そのまま高く売っているショップがあるため、安く買えるショップから買いましょう。

2022年10月20日時点だと、ゲオモバイルの楽天市場店がポイントアップによる高ポイント付きで買える場合があります。

本体販売価格はアップルストアとそれほど変わらない場合でも、ポイントアップ条件を満たしていれば数千円~1万円分以上の節約効果があるため、狙い目です。ゲオモバイルのポイントアップは「買い物マラソン実施時」「毎月1日/18日」などに開催されることが多いです(実施日・ポイント付与数は各自で確認してください)。

お得にiPhone13が使える残価設定型契約も

スマートフォンの新規回線契約も一緒に行う場合、2023年時点でiPhone 13は月1円で利用可能なキャンペーンが実施されている場合があります。

「1円」(実質1円、月々1円(総額23円や24円、4年で48円等も)でiPhone 13を利用するための条件は携帯ショップや時期によって異なる場合があるものの、例えばauショップでは以下のような割引を提供しているキャンペーンがあります。

au iPhone 13 128GB
機種定価:127,495円
機種限定割引
▲42,974円値引き
独自値引き
▲18,700円値引き
5G MNPおトク割
▲3,300円値引き
スマホトクするプログラム
▲62,520円残債免除
実質負担1円

*上記は一例です。適用可能条件および審査・指定プランなどさまざまな条件が課せられる場合があります。

残価設定型プログラムを利用する場合には2年後にiPhone本体を携帯ショップに返品することになりますが、同じ方法で2年後にまたiPhoneを1円で借り続けることも出来れば、普通に本体単品を買い切りで利用するよりもユーザーにとって有利になります。

この「1円レンタル」はiPhoneのような高級機種では発売直後には実施されませんが、型落ちしたiPhone13/iPhone13mini/iPhone12シリーズで都度実施されてきたため、”型落ち機種を2年ごとに1円で借り続ける”ことで、iPhone代金をほとんど支払わず使い続けることも出来る超絶節約テクニックになります。

iPhoneやスマートフォンの1円セールは、auだけでなくドコモやソフトバンクでも実施しています。案件は随時変更されるため、問い合わせて確認してください。

子供用iPhone14は高いので型落ちiPhone13なら安くなる?新品よりもっと安い白ロム-中古価格相場差