Appleの2021年最新モデル iPhone 13 Proと2年型落ちモデル iPhone 11 Proのズーム性能・マクロ(接写)性能を、それぞれ実機で比較した結果を解説します。

2021年モデルのiPhone13シリーズのうち、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxに人気が集中、売り切れが続出しています。

それもそのはず、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxには旧モデルのiPhone 12 Pro Maxを超える新しいズームレンズが新搭載され、過去最高の写真・ムービーが撮影出来るようになっています。

旧型のiPhoneを利用していて「カメラ性能が少し物足りなくなってきた」と感じたユーザーは、iPhone 13 Proシリーズの進化したカメラを目的に機種変更する価値があるかどうか、確認してみてください。

iPhone 13 ProとiPhone 11 Proのカメラ仕様比較

Apple iPhone 13 ProとiPhone 11 Proは、どちらもトリプルレンズを搭載した上位モデルです。2019年モデルのiPhone 11 Pro MaxとiPhone 11 Pro、2021年モデルのiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxのカメラは同等です。

2021 iPhone 13 Pro 2019 iPhone 11 Pro
望遠:f/2.8
広角:f/1.5
超広角:f/1.8
6倍の光学ズームレンジ
最大15倍のデジタルズーム
望遠:f/2.0
広角:f/1.8
超広角:f/2.4
4倍の光学ズームレンジ
最大10倍のデジタルズーム
シネマティックモード対応 非対応
ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影 非対応
LiDARスキャナ 非搭載
Apple ProRAW対応 非対応
ナイトモードのポートレート
ナイトモードのタイプラプス
非対応
フォトグラフスタイル 非対応

*2021年10月4日時点、アップル公式サイトの記載による比較。

このように、2年前のiPhone 11 ProからiPhone 13 Proでは多くのカメラに関する仕様が変わっています。

最も大きな違いは、LiDARスキャナ(奥行きを測定するためのカメラ)の有無です。LiDARセンサーはiPhone 12 Pro/Pro Maxから導入された機能で、ナイトモードでのポートレート(背景をぼかす)・暗所でのオートフォーカス・ARスキャン機能などに影響します。

関連記事:[実機レビュー]iPhone12ProMax新機能 LiDARスキャナの使い方/3D空間データの取り込み

アップルのカメラはずっと12メガピクセルの画素数で変わっていないものの、iPhone 13 Proではセンサー・レンズが新しくなっており、その違いは以下のようにズーム・マクロ撮影時に画質の差として表れます。

iPhone 13 ProとiPhone 11 Proのズーム機能比較

iPhone 11 Proの望遠カメラは光学2倍相当であったのに対して、iPhone 13 Proのズームは光学3倍です。

同じ場所からiPhone 13 ProとiPhone 11 Proにて最大ズームを行うと、以下のように見え方が変わります。

iPhone 13 Pro Max 15倍ズーム iPhone 11 Pro 10倍ズーム

iPhone 11 Proでは寄りきれなかった部分を、iPhone 13 Proのズームならもう一段階拡大して写すことが可能です。

上記の写真を、さらに拡大して画質を見比べてみましょう。

(タップで写真を拡大出来ます)

拡大して見比べるとiPhone 13 Proのほうが明らかにノイズが少なく、鮮明な画質になっています。解像度・微細部分に関しては極端に差があるというほどではないものの、拡大して比較すれば差を感じられる程度には進化しています。

iPhone 13 ProとiPhone 11 Proのマクロ機能比較

iPhone 13シリーズでは新たにマクロ(接写)撮影に対応しました。

従来のiPhoneでは被写体に近づきすぎるとピントが合わなくなりますが、iPhone 13シリーズは超広角レンズに切り替えることで、物理的にどアップで写真を撮ることが可能になっています。

(被写体まで1~2センチまで近づけてもピントがあう)

マクロ撮影に対応したiPhone 13 Proと非対応のiPhone 11 Proでは、接写性能が全く違います。

iPhone 13 Proの最短距離撮影 iPhone 11 Proの最短距離撮影

上記は5センチほどの車のおもちゃに可能な限り近づいて写真を撮ったものです。iPhone 11 Proでは完全にボケてしまう距離まで近づけても、iPhone 13 Proなら余裕でフォーカスが合います。

iPhone 11 Proで撮影した写真をiPhone 13 Proの画角と同じくらいまで拡大して並べて比較してみましょう。

(タップで拡大出来ます)

拡大すると圧倒的にiPhone 13 Proのほうが微細部分まで写し撮ることが出来ていることが分かると思います。

同じ12メガピクセルのカメラでも、物理的に接近することで画質に大きな差が生じます。

2019年モデルのiPhone 11 Proは2021年時点から見ても十分高水準なカメラを搭載してはいるものの、このように最先端モデルとはいくつか違いが出てきました。

さらに古いiPhone XS以前モデル、シングルカメラでズームレンズがないiPhone XRやiPhone SE、iPhone 8などのモデルからiPhone 13 Proへ機種変更すれば、更に大きな差を実感できると思います。

2021年10月初旬時点で、iPhone 13 Proシリーズは入荷までおよそ1ヶ月待ちになっています。

iPhone 13 Proシリーズは各キャリアで予約しないと手に入らないため、今使っている機種が故障する前に予約だけでもしておくことをおすすめします。

2年分のカメラ進化!iPhone 13 ProとiPhone 11 Proの望遠・接写(ズーム/マクロ)画質比較