au,docomoのデュアルMVNOとなって魅力を増している格安SIMサービスのmineo(マイネオ)では、他社で使っていた電話番号を使って利用開始(MNP)も可能です。しかし、MNPの場合は開通のタイミングについてちょっとだけシステム上のクセがありますので、契約前によく規約を確認して下さい。

MNPの操作手順などは公式HP(mineo)に書いてありますのでそちらを読んで下さい。ここでは私が気になった注意すべきポイントだけをピックアップしていきますので、これから調べる方は目を通しておくと良いかもです。

1. MNP転入出来るのは、「デュアルプランのみ」

キャリア契約の場合は当たり前なのですが、他社からの番号を引き継ぐMNPが出来るのは、mineoで音声つきのデュアルプランを申し込んだ時のみです。これはaプラン(au回線利用)でもDプラン(ドコモ回線利用)でも同じです。

シングル(データ専用SIM)で申し込んだ場合にも後から音声プランへ変更時+MNP転入で番号を持ってくることは可能ですが、最初からデータプランへ同じ番号を持ち込むということは出来ません。

(言うまでもないと思いますが、mineoのデータ(シングル)プランから他社へMNP転出することもできません。転出させたい場合は一度デュアルプランに切り替えが必要です)

2. 一定期間でMNP自動切り替えが行われる

通常の新規契約の場合は「SIM発送日から10日目」または「SIMカードで通信させた日」が利用開始日(課金開始日)となるのですが、MNPでの転入の場合は少し異なります(実質的には殆ど変わらないのですが)。

mineoの公式ページにも記載されているのですが、

MNP予約番号の有効期限の前日になってもMNP転入切替を実施いただけない場合は、自動的に切り替えさせていただきます。 この場合は、切替日が課金開始日となります。

というルールがあります。このルールに従って申し込みの日程シミュレートをしてみると、

10月19日予約番号発行→予約番号有効期限最終日:11月2日(15日目)

10月19日 1日目 デュアルプラン申し込み
10月22日 4日目 申し込み完了予想日
10月23日 5日目 (SIM発送予想日)
10月24日 6日目 SIM到着予想日

11月1日 SIM自動開通日(予約番号有効期限切れの前日&SIM発送から10日目)

こうなります(あくまで予想なので、もっと申し込み・発送に時間が掛かったり、短くなる場合もあります)。これならば転出元のキャリアで「2015年11月が更新月」という方はOKです。

しかし、ここでもしも「10月18日に予約番号を取得」したという場合では、開通日は10月31日となり、転出元の契約は10月中に解約されることになります。10月が更新月なら良いのですが、もし11月1日~が更新月の方は1日ずれるだけで悲惨なことに・・・

3. mineoの申し込みは基本的にキャンセル不可

mineoではウェブから契約の申し込みが簡単に出来るのですが、申込手続きを完了させた場合には、基本はキャンセルが効きません。上記の例出だしたように、もし転出元で違約金が発生してしまうことに後から気付いて、申し込みのタイミングを変更したくなっても出来ないので、よ~く申し込みの日程を考えてから契約手続きを進めましょう。

しかしまだ一応の救いはあって、キャンセルは「基本は出来ない」のですが、「全く出来ないわけでもない」のです^^;

mineoのサポートにキャンセルについて問い合わせたのですが、どうしても申し込みをキャンセルしたい場合は「直接お客様サポートへご連絡くだされば・・・」とのことでした。どのような対応になるのかはケース・バイ・ケースなので何とも言えないそうですが、本来の契約の全額の違約金・手数料発生は免れることが出来るようです。

ただし、ここにもまた一つ基準があって、キャンセルが出来るかもしれないのは「契約審査が完了する前」までです。審査が完了してしまって本契約となると、もうキャンセルは出来ず、あとできるのは通常の違約金を払ってでの即解約くらいです(音声契約の場合はMNPをさせると11500円の短期違約金が掛かってしまいます。データプラン等でも初期手数料は返ってきません)。

以上の点が通常の新規契約とは少し異なりますので、初めて申し込む方は公式HPの記載を熟読し、注意して契約手続きを進めて下さい。

mineo契約の注意点 MNP転入時の自動開通(期限)のタイミング

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