2019年6月1週目(2019/06/03~)のドコモ売れ筋ランキングを紹介します。
この週、NTTドコモでは2019年夏モデルとなる新しいスマートフォンが投入されたばかりであるというタイミングだけではなく、新料金プラン「ギガホ/ギガライト」の提供開始および従来の月々サポート・端末購入サポート(購入補助)の類が一切適用されなくなった初週でもあります。
過去のドコモ人気ランキングでは発売されたばかりの新機種が売れ筋ランキングに登場する傾向がありましたが、値下げされた旧モデル・お買い得な型落ち機種も上位に食い込むことがありました。
割引がなくなったドコモの旧モデルスマホ・そして新登場の夏モデルスマホではどの機種が人気になっているのか、早速チェックしていきましょう。
ランキングは第10位からカウントダウンしていきます。
第10位:らくらくスマホ F-01L
ランキング10位に入ったのは富士通製の最新かんたん操作スマホの「らくらくスマートフォン me F-01L」です。本機種は2019年春モデルとして発売されており、ガラケーからのスマホデビュー優遇割引「はじめてスマホ割」が始まったことで、人気が急増したようです。
らくスマF-01Lはもともとdocomo with対象のモデルとして本体価格が4万円と割安に設定されており、機種割引がつかない新料金プランとの相性が良いと言えます。
【らくスマ F-01L 機種データ】
発売日 |
2019年2月15日 |
価格 |
40,824円 |
画面サイズ | 4.7インチ | データ保存容量 | 32GB |
本体サイズ | 143mm×70mm ×9.3m |
電池の持ち | 実利用可能時間 約95時間 |
重量 | 143グラム | 防水/防塵 | 対応 (IPX5/8, IP6X) |
CPU | SDM450 | MIL規格 | 23項目準拠 |
歩数計 | 搭載 | おさいふケータイ | Felica/NFC搭載 |
生体認証 | 非対応 | テレビ | ワンセグ対応 (アンテナ内蔵) |
らくスマ F-01Lは「シニア向けのシンプルで低性能なスマホ」では決して無く、むしろ中途半端な低価格スマホ・古い機種より多機能なほど、「ユーザーが”簡単に使えるように”作り込まれた端末」です。
FOMAガラケーは今後2020年代のどこかで3Gサービスの提供終了時に使えなくなりますので、新料金プランに切り替わりタイミングでスマホデビューをしようというユーザーが増えているのかもしれません。
第9位:キッズケータイ F-03J
9位にも新料金プラン「キッズケータイプラン」によって月額500円で使えるようになった子供用携帯 F-03Jがランクインしています。
家族間(同一ファミリー割引加入者)であれば通話料もかからないため、もしものときに備えたキッズ携帯が人気です。
第8位:Xperia XZ3 SO-01L
2018年冬モデルのXperia XZ3が先週よりランキングを上げています。
ソニーでは2019年6月14日に新機種 Xperia 1を発売するため、XZ3の販売は在庫限りで終了となる可能性が高いでしょう。現在、すでにフォレストグリーンは公式サイトでは在庫なし・取り寄せ不可となっています。
☆「ドコモXperia XZ3 SO-01Lレビュー 旧機種からの進化点・スペックや特徴を使ってみて徹底評価 」
第7位:AQUOS sense 2 SH-01L
シャープよりdocomo with向けとして2018年秋の発売以降、高い人気を維持してきたAQUOS sense2 SH-02Lは、新機種の登場&割引終了の提供でランクを大幅に下げています。
低価格で使いやすいスマホとして定番のモデルではありますので、新機種ラッシュが終わればまた順位が戻る可能性が高いでしょう。
☆「ドコモAQUOS sense2 SH-01L実機レビュー・評価はこちら」
第6位:arrows Be3 F-02L
2019年6月7日発売の新機種、arrows Be3 F-02Lは6位からのスタートとなりました。
arrows Be3は旧モデルから続く「頑丈・タフなスマホ」という特徴を維持しつつ、ディスプレイの有機ELパネル化・縦長化といった流行の仕様へ大きな進化をしました。
販売価格も安く、今後「最新のスマホは高すぎる」と感じたユーザーの機種変更候補の筆頭になれそうなモデルです。
☆「NTTドコモ arrows Be3 F-02Lの価格を見る」
第5位:Xperia Ace SO-02L
2019年6月1日発売の夏モデル Xperia Ace SO-02Lはドコモだけが扱うコンパクトモデルスマホ(記事執筆時点)となっており、数少ないドコモのミドルレンジモデルです。
性能面では最新-1~2世代前のハイエンドモデルに劣るものの、ハイエンドモデルに比べて3~4割安い価格設定とすっきりしたデザインが人気のようです。
☆「実機レビュー Xperia Ace SO-02Lを使ってみた評価」
第4位:AQUOS R3 SH-03L
先週に続き、2019年6月1日に新発売されたAQUOSのハイエンドモデル R3 SH-04Lが4位をキープしています。
AQUOS R3 SH-04Lは2019年夏モデルの中で数少ない「フロントパネルにホームボタン(指紋認証センサー)」がある端末です。そして物理ホームボタンを維持するためにパネルのほうを凹ませて、上下にノッチデザインを入れてディスプレイ領域を広げました。
SDM855搭載モデルの中では比較的価格も安く、旧モデルのAQUOS R2より人気がありそうです。
☆「ドコモ2019年AQUOS R3 SH-04L実機レビュー 外でも見やすいプロIGZOと歴代最強スペックスマホ」
第3位:Pixel 3a
第6位のarrows Be3と同じく2019年6月7日に発売されたばかりのミドルレンジモデル Google Pixel 3aは3位からのスタートに。
2018年モデルで注目を浴びた「Pixel 3」の廉価版という位置づけながら、メインカメラはオリジナルと同じクオリティ・SoCもほどほどに高性能なSDM670を採用するなど、バランスの良さが受けたようです。
ドコモモデルは特に価格が安く、ソフトバンクモデルより定価が1万円も安いため(かわりにソフトバンクでは2019年6月5日より、ウェブ受け取り限定で商品券をバラマキはじめました→ソフトバンクオンライン限定 Pixel3a商品券プレゼント)、安く機種変更したいユーザーに人気が今後ますます高まるでしょう。
2位:Galaxy S10 SC-03L
2位は2019年6月1日に発売されたGalaxy S10でした。旧モデルのGalaxy S8, Galaxy S9に比べてカメラ機能が大幅にアップグレードされ、高い評価を得ているようです。
1位:Galaxy S10+ SC-04L
1位は同じく6月1日発売のGalaxy S10+ SC-04Lになりました。SC-04Lはあまりの人気で初回販売分は完売しており、ドコモの公式サイトでは発売日以降、予約受付・取り寄せ注文が続いています。
☆「ドコモ Galaxy S10+ SC-04L リアルタイム在庫を見る」
Galaxy S10シリーズは現在ドコモから発売されているAndroidスマートフォンの中で最も性能が高いSDM855を採用、旧モデルよりもカメラレンズが増えた超高性能モデルです。
2位のGalaxy S10 SC-03Lと本機種は事前予約をしてから2019年6月16日までに購入・応募すると、市場価格1.6万円ほどの完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」がもれなく貰えるため、発売初週から爆発的な人気となっています。
2019年6月初週の売り上げランキングを見る限りでは、新料金プランの導入・料金改定で端末負担額が増えたとは言え、最新の高性能モデルに人気が集中しているという結果になりました。
また、docomo withをすでに利用中のユーザーでも新プランに切り替えず機種変更することで割引を継続しながら新機種を買うテクニックもあるため、定価設定が他社より安いドコモの新機種に高い注目が集まっている可能性もあります。
ランキングトップ10のうち、1位~6位の上位はすべて2019年夏モデルの新機種です。集計期間のタイミング的にGoogle Pixel 3aとarrows Be F-02Lは3日分しか含まれていませんので、6月2週目以降の人気ランキングではまた違った順番になりそうです。
また、ドコモでは2019年夏モデルの大本命 Xperia 1 SO-03Lの発売も2019年6月14日に控えています。
2019年6月12日の事前購入手続き時点でドコモモデルのXperia1はすでに初回入荷分が完売しており、予約待ちになっています。Xperia 1は海外でも発売直後に入手困難なほど人気があった国もあるため、購入希望の方は早めの予約・購入手続きをオススメします。
参照ソース:「NTTドコモ公式オンラインショップ 売れ筋ランキング」
(ドコモのランキングにはApple社製品は含まれません)