8インチであった旧モデルd-01Gからサイズ・スペックを大幅にアップしたドコモ2015年冬モデルタブレット機種「dtab d-01H」の発売日が2015年12月17日に決定しました。
d-01Gはとにかく安さが魅力の低価格モデルだったのですが、新機種d-01Hはちょっと高級路線でお値段は2倍近い6万円弱となっています。最高クラスの高性能というほどではありませんが、1-2万円で買えるような格安タブレットとは一線を画す性能・デザインになります。
d-01Hはファーウェイ製の10.1インチタブレットです。従来の8インチモデルが340グラムだったのに対し、d-01Hは498グラムになっており、全くサイズ感は異なるタブレットとなりました。
10インチのタブレットで約500グラムという重さは、重すぎるということもないのですが、決して軽くもない感じです。バッテリーが大きいでしょうか・・・
現在発売されている10インチクラスのタブレットとちょっと比較してみましょう。
機種名 | 画面 (解像度) |
重さ | バッテリー | 価格 (一括定価) |
機種変更* 実質価格 |
dtab d-01H | 10.1インチ (1920×1200) |
498 g | 6500 mAh | 58,968円 | 10,368円 |
XperiaZ4 Tablet SO-05G |
10.1インチ (2560×1600) |
393 g | 6000 mAh | 93,312円 | 24,624円 |
ARROWS Tab F-03G |
10.5インチ (2560×1600) |
433 g | 7840 mAh | 93,312円 | 9,720円 |
ARROWS Tab F-02F |
10.1インチ (2560×1600) |
519 g | 9600 mAh | 92,448円 | 9,504円 |
*機種変更(10年未満)の月サポ+特別割引のみを考慮した負担額
やっぱり重いですねぇ。d-01Hの厚みは7.3mm-7.5mmと結構薄いはずなのですが、高級感を出すためにメタルボディにしたせいで、逆に重くなったのでしょうか^^;
一括での定価自体は新機種のd-01Hは3万円以上安いのですが、月サポを考慮するとARROWSより高く、Xperia Z4 Tabletよりは1万円安い、という程度ですねぇ。同じくらいのお値段ならF-03Gのほうが正直スペックは高いでしょう。上記4機種でもd-01Hのみ、防水にも非対応。
d-01HにはHiSilicon Kirin 930というオクタコアCPU(2.0+1.5GHz)プロセッサが使われています。国内で同じCPUを使っているモデルとしては、同じくファーウェイのMediaPad M2 8.0があります。dtabはこのMediaPadを大きくしたような感じですね。
RAMは2GB, ROMは16GBと、こちらもスペックは少し抑え気味。最近ではRAM 3GBが高性能スマホでも標準。MediaPad M2にはRAM3GBモデルもあるのですが、dtabは価格重視なのか2GBのみです。
カメラ性能はメイン13M,サブ5Mとなっており、タブレット機種としては比較的高性能。ワンセグ・フルセグも視聴可能です。
ディスプレイの解像度は1920×1200ピクセルとなっています。十分高精細なのだとは思いますが現状では10インチのdtabよりはXperia, ARROWSの高性能タブレットに乗り換えたほうがお買い得なように思います。しかし、dtabはd-01Gが非常に安価で売れるようになった実績がありますので、将来の値下げに期待しておきましょう(現時点ではd-01Gに適用されているdtab特別割引は対象外です)。