スマホ料金を0円にしたい・通信障害に備えて副回線/サブ回線をiPhoneやスマホに安く導入したい・携帯ショップに行かず最安のスマホ料金を実現したいという人向け「povo2.0」の契約手順解説・契約にかかる時間/審査時間の実体験レポートです。

スマホ料金をトコトン安くしたいユーザーに人気の「0円回線」はこれまでいくつかのサービス(例えば”0SIM”や”donedone”など)が現れては消えてゆき、あるいは0円維持が出来ないよう有料プランだけに変更されたり、ビジネスとして成り立たせることが非常に困難とされてきました。

事務手数料別途/データ通信のみで良ければ「DTI SIM」の半年お試しプランもありますが、2023年時点、基本料金が0円で使える通話も可能なプラン(電話を実際に使うと通話料金は別途必要)は、auのオンライン専用プラン「povo 2.0」くらいしかありません。

普通の格安SIMプラン(MVNO)では通信品質が満足できない・”0円”にこだわって契約したい人は、povo 2.0へ乗り換えましょう。

povo 2.0はオンライン専用プランであるため、auショップ店頭に行っても契約できません。povoを使うには、以下のアプリ(iPhone/Androidどちらでも可)をダウンロードして申し込みをしましょう。

povo 2.0の申し込みに必要なもの

auのオンライン専用プラン「povo2.0」の契約時に必要な書類・情報は以下のとおりです。

・au回線に対応したiPhone/スマホ本体
(SIMフリーならau以外から購入したiPhone・スマホでも可。対応機種は公式サイトの最新表記を確認してください。極端に古い機種だと通信方式が合わず利用できない場合があります)

・メールアドレス
(キャリアメール不可。Gmailやヤフーメールなどを用意してください)

・クレジットカード
(povoの支払い方法はクレジットカードのみです。クレカを持っていない人は契約出来ません)

・本人確認書類
(運転免許証/マイナンバーカードなど。書類に依り補助書類が必要なパターンなどがあります)

上記の4点は絶対に必要です。1つでも不足している場合はオンライン契約ができないため、公式サイトを参照に準備してください。

なお、povoはauのサービスですが契約にau ID/UQ IDは必要ありません。

povo2.0契約の流れ

では、実際にpovo 2.0をスマホでオンライン契約(乗り換え/MNP)する場合の実体験手順を解説していきます。

まず povo2.0の申し込みアプリをダウンロードします(アプリ無しでは申し込み出来ません)

iPhone用・またはスマホ用のアプリをダウンロード・インストールしたら、初回起動時に利用規約に同意し、トップ画面の「初めての方はこちら」というボタンをタップします。

続けて、表示内容を確認しながらページを進めていきます(申込時に使えるキャンペーンコードはこちら)。

「アカウント登録」という画面で、メールアドレスを入力→6桁の認証コードをメールで受信→アプリに入力します。

 

povo 2.0では物理SIMカード(nano SIMなど)を発行して契約するか、eSIMで契約するか選べます(どちらも契約時のカード発行手数料無料)。新規・乗り換えの種別もココで選べます。

契約に関わるさまざまな重要説明事項が表示されますので、それぞれをタップで開いて(読んで)、同意してから一番下の「この内容で申し込む」をタップします。

その後、支払い用のクレジットカードの設定を行ったのち、本人確認(LIQUID eKYCによるオンライン認証)を行います。

スマホのカメラを経由して本人確認書類の撮影を行います。やり方はアプリ内で指示されますが、およそ以下の流れになります。

・提出する本人確認書類を選ぶ
  ↓
・書類の表面/裏面を撮影する
  ↓
・書類の厚みが判る画像を登録する

*撮影した写真の文字が読めない/不鮮明であると再登録が求めれることがあるため、しっかりと書類が確認できる画像になっているか確認して登録してください。本人確認の提出は(本人確認手続きの)開始から60分以内に終了させる必要があります。

画像の登録が終わると、本人確認・審査が始まります。

ここまでで、所要時間はおよそ20分といったところです(本人確認の撮影に時間が掛からなければもっと早く出来ます)。

2023年12月上旬時点、夕方頃に申し込みを行った実体験では、本人確認の受付→完了に掛かった時間は3分でした(受付メール→完了メールの受信時間から)。なお、審査に掛かる時間は混雑状況や申し込みの時間帯(夜間だと翌日審査になることもある)に依存して変動します。今回は混雑時期ではなかったため、特に審査通過が早かったようです。

au/UQの通常回線のeSIM契約は「最短45分で開通」とアピールしていますので、eSIM契約なら基本即日で審査結果が出るはずです(審査状況により1~3営業日くらい掛かるケースもある)。

審査が終わるとメールが届き、アプリの画面に「次のステップ」(povo2.0への切り替え/eSIMを発行する)が表示されます。物理SIMカードで申し込みをした場合には、郵送されるのを待つことになります。

eSIMの有効化はiPhone・iPad/Androidの機種によって少しやり方が異なります(詳しくはアプリに表示された指示に従えばOKです)。

具体的には、アプリに表示されたQRコードをeSIMを導入する機種で読み取るか、アクティベーションコードを入力することになります(通常はQRコードの読み取りを推奨)。

一般的なスマホなら標準カメラアプリを開き、カメラをQRコードに向けるとeSIMの登録案内が表示されるはずです(機種によってQRコードの読み取りモードのオン/オフが必要、別途読み取りアプリなどを使う場合もあり)。

あとはスマホ画面に表示されたとおりに操作し、eSIMを端末に追加すればすぐにpovo回線が利用が可能となります。

スマホに複数の回線を入れている場合は、モバイル通信の設定/SIMマネージャーなどの設定メニューから使う回線を選べるはずです。

今回、SIMカードの申し込み開始(各種入力)→povo回線の有効化までに掛かった時間は総所要時間は約30分でした。スクリーンショットを撮影しながらゆっくりやってもこのくらいです。携帯ショップ出かけるための準備・移動時間など一切掛からず、自宅で簡単に契約できる0円回線を、この機会に作っておきましょう。

より詳しい申し込み手続きの流れやサポートが必要な場合は、povoアプリから相談も出来ます。不明な点はアプリで確認してください。

[povo2.0契約手順解説]0円スマホ回線の作り方-オンライン契約審査時間・開通までの時間