2020年4月17日より予約受付開始、2020年4月24日に発売される最新モデルのApple製品「iPhone SE (第二世代)」が登場しました。

初代 iPhone SEの発売(2016年3月)以来、実に4年ぶりのモデルチェンジとなります。

今回のiPhone SE2は旧モデルのiPhone SE(第1世代)とはサイズ・機能が大幅に変更されました。名前は「iPhone SE(第2世代)」ですが、イメージとしては”iPhone 8の進化版/マイナーチェンジモデル”です。

(初代iPhone SEと、4.7インチiPhone)

初代のiPhone SEのディスプレイは4.0インチであり、現行モデルのiPhoneより随分小型でした。この4インチサイズの新モデルを期待していたユーザーもいるかもしれませんが・・・残念ながら、iPhone SE(第2世代)はあの時代の小型さではありません。

ここではiPhone SE(第2世代)の主な新機能と旧モデルとの違い、そしてSIMフリー版やドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの価格・割引情報について詳細に解説します。

iPhone SE(第2世代)の概要

iPhone SE(第2世代)は、アップルより2020年4月16日に発表されました。日本では4月17日から予約受付を開始し、4月24日より販売を開始します。

取り扱いはアップルストア(アップルの直営店舗はCOVID-19の影響で再開未定の休業中につき、発売日時点の店舗販売は無しの見込み)、ドコモ・au・ソフトバンクが販売することが確定しています。

なお、2020年4月よりMNOとなった「楽天モバイル」は販売店・取扱対象に入っていません(発表時点。楽天モバイルでのiPhone SE2の利用可否・動作確認については後述)。

iPhone SE (第2世代)のキャッチフレーズは手にしたくなるものを、手にしやすくです。

このフレーズは、iPhone SE2が現行モデルのiPhone 11シリーズに比べて本体のサイズが小さく、価格がかなり安いことを表現しているのでしょう。

iPhone SE(第2世代)は4年前に登場した iPhone SEと同じく、”古いデザインのiPhoneに、新型向けのチップ・機能の一部をアップグレードしたモデル”だと言えます。

iPhone SE (初代) → iPhone 5sのボディに、iPhone 6s相当の一部機能を追加
iPhone SE (第2世代) → iPhone 8のボディに、iPhone 11相当の一部機能を追加

iPhone SE(第2世代)は”iPhone 11を小さくしたモデル”ではなく、iPhone 8の一部をiPhone 11レベルに引き上げたモデルという感じであり、大部分は2年半前のiPhone 8の性能を残しています。

なお、アップル公式ストアではiPhone SE (第2世代)の登場と同時にiPhone 8の販売が終了しています。

iPhone SE2とiPhone 8の違い

iPhone SE(第2世代)は、見た目はほとんどiPhone 8そのものです。

 

iPhone SE(第2世代)の進化点の大部分は「中身」ですので、その違いを理解するためにはスペック・仕様をよく確認する必要があります。

iPhone SE (第2世代、2020)とiPhone 8 (2017年)の主な違いは以下の通りです。

iPhone SE(第2世代) iPhone 8
・ブラック
・PRODUCT RED
・ホワイト
・スペースグレイ
・シルバー
・ゴールド
ストレージ容量
64GB/128GB/256GB
ストレージ容量
64GB/128GB/256GB
A13 Bionicチップ A11 Bionicチップ
 nano SIM+ eSIM
Dual SIM対応
nano SIM
触覚タッチ
(Haptic Touch)
3D Touch
ポートレートモード対応 ポートレートモード非対応
次世代のスマートHDR(写真) 写真の自動HDR
動画の拡張ダイナミックレンジ
Quick Takteビデオ
ステレオ録音
ギガビット級LTE
MIMO対応802.11ax Wi-Fi 6
4G LTE-Advanced
MIMO対応802.11ac Wi-Fi
予備電源機能付きエクスプレスカード エクスプレスカード

以上のような違いがあります(iPhone 8のProduct Redは販売終了済み)。

逆に言うと、上記以外の部分はiPhone SE(第2世代)とiPhone 8は全く同じ(スペック上の数値)です。

スペック iPhone SE(第2世代),
iPhone 8共通部分
ディスプレイ 4.7インチ
Retina HDディスプレイ
1334×750ピクセル
ボディ素材 ガラスとアルミニウム
カメラ シングル12メガカメラ
(F値や画角もすべて同じ)
Face Time HDカメラ
7MP(フロントカメラ)
耐水性能 水深1mで最大30分の耐水性能
IP67等級
サイズ 高さ:138.4mm
幅:67.3mm
厚さ:7.3mm
重量:148グラム
Felica 対応
バッテリー iPhone 7とほぼ同等
コネクタ Lightning

このように、ディスプレイの大きさ・解像度、本体の大きさ・重さ、カメラ、指紋認証(Touch ID)、バッテリー、耐水性能など、物理的なスペック・仕様はほぼiPhone 8から変わっていません。

なお、ディスプレイ・ボディのサイズはiPhone 6/6s/7ともほぼ同じです。

画面の大きさ・搭載チップだけを歴代機種と比較すると、以下のような変更となっています。

モデル名/発売年 画面の大きさ 搭載チップ
iPhone SE(第2世代)/2020年 4.7インチ A13
iPhone 11/2019年 6.1インチ A13
iPhone 11 Pro/2019年 5.8インチ A13
iPhone 11 Pro Max/2019年 6.5インチ A13
iPhone XR/2018年 6.1インチ A12
iPhone XS/2018年 5.8インチ A12
iPhone XS Max/2018年 6.5インチ A12
iPhone X/2017年 5.8インチ A11
iPhone 8/2017年 4.7インチ A11
iPhone 8 Plus/ 2017年 5.5インチ A11
iPhone 7/2016年 4.7インチ A10
iPhone 7 Plus/2016年 5.5インチ A10
iPhone SE(初代)/2016年 4.0インチ A9
iPhone 6s/2015年 4.7インチ A9
iPhone 6s Plus /2015年 5.5インチ A9
iPhone 6/ 2014年 4.7インチ A8
iPhone 6 Plus / 2014年 5.5インチ A8
iPhone 5s / 2013年
4.0インチ
A7

この表からも分かるように、初代 iPhone SEは2013年モデルのボディに2016年当時ハイスペックモデルだったiPhone 6sのチップを搭載していました。そして今回第2世代 iPhone SEは2017年モデル(iPhone8相当)のボディに、2019年モデルのハイスペック機種iPhone11シリーズと同じ A13チップを入れた、というわけです。

アップルでは4.7インチモデルは2017年秋以降2年半ぶり、4.0インチモデルは2016年発売の初代iPhone SE以降は登場していません。2018年・2019年には5.8インチ以上のiPhoneしか登場しなくなっていましたので、「最新のiPhoneは少し大きすぎる」と感じていた人にとってiPhone SE(第2世代)は買い替え検討の対象となるはずです。

iPhone SE(第2世代)の価格

2020年4月時点のiPhone SE 第2世代の価格は以下の通りです。

SIMフリーモデル アップル価格
64GB 49,280円
128GB 54,780円
256GB 66,880円

(2020年4月16日時点)

*ドコモ/au/SoftBankなどキャリア向け価格は発表され次第追加します。最新の価格情報は公式サイトを参照下さい。

ソフトバンクモデル 本体価格 トクするサポート+
利用時の負担額*
64GB 57,600円 28,800円~
128GB 64,080円 32,040円~
256GB 78,480円 39,240円~

(2020年4月16日時点、税込み)

docomoモデル 本体価格 端末購入割引+
スマホおかえしプログラム適用
の負担額**
64GB 57,024円 23,360円~
128GB 62,568円 27,056円~
256GB 75,240円 35,504円~

(2020年4月18日時点、税込み)

**iPhone SEのドコモ端末購入割引には適用条件があります(iPhone SEは発売日/事前購入開始日より対象になる見込みです)。

auモデル 本体価格 かえトクプログラム適用
の負担額*
64GB 55,270円 28,750円~
128GB 61,250円 31,970円~
256GB 75,215円 39,215円~

(2020年4月20日時点、税込み。かえトクプログラムの利用には各種条件があります)

SIMフリー版は17日午後9時に予約受付を開始、24日発売開始。各キャリアでは4月20日10時予約受付を開始、4月27日発売であることが発表 発売日は5月11日へ延期(4月19日時点の情報)となりました。

iPhone SE(第2世代)の予約・購入について、2020年4月17日時点においてアップルおよびKDDI・NTTドコモ・ソフトバンク各社が取り扱いを発表しました。

一方で、現在新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に関わる日本国内で発令されている緊急事態宣言の影響を受けて、各社が新型iPhoneに関する予約・販売のウェブ手続き利用の推奨を告知しました。

まずアップルストアは2020年4月18日時点において直営店全店が休業中であるため、iPhone SE2の店頭購入・店舗受け取り指定は不可能となっています。ウェブサイトまたはApp Storeのアプリ上からの注文でのみ、予約・購入が出来ます。

KDDIでは、auの取扱店・販売店でもiPhone SE2の予約・購入自体は出来ますが、ウェブ予約・オンライン購入の利用を推奨しています。

iPhone SEはauのiPhone取扱店においても予約可能ですが、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言を踏まえ、ご予約されるお客さまにおかれましては、auホームページよりお手続きいただきますようお願いします。

なお、auショップ・au取扱店の一部はCOVID-19の影響を受けて営業時間の短縮・臨時休業を行っているところもあり、iPhone SE2の予約開始日/発売日に受付が出来ない可能性もあるため注意してください。ホームページからの予約が最もカンタンで安全です。

ソフトバンクでは、新型コロナウイルスの流行を受けてオンライン手続きの利用移行を推進するため、2020年4月21日より一部の店舗業務の縮小・終了日未定でオンライン手続きの事務手数料を無料化することを発表しました。

機種変更および新規契約に関しては、オンラインショップの積極的なご利用をお願いします。なお、オンラインショップでの機種変更および新規契約の手続きに掛かる事務手数料の3,300円を、4月21日※1から無料にします

NTTドコモでは店舗混雑緩和を目的に、すでにオンライン手続きに関してはすべての契約手続きで事務手数料が無料となっています。

iPhoneやスマートフォンはもはや生活の必需品ではありますが、iPhone SE2の予約や購入は不要不急ですべきことではありません。命のリスクを避けるため(ドコモとSoftbankは事務手数料の節約のためにも)必ずウェブ予約・ウェブ購入手続きをご利用下さい。

(追記)iPhone SE 第2世代 発売日延期について

KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクは2020年4月19日、iPhone SE(第2世代)の発売日変更をアナウンスしました。

4月19日時点の情報で、

予約開始日:4月20日10時(変更なし)
発売日:4月27日→5月11日(延期)

とされています(3キャリアともに同じ予約受付開始・発売日が設定されています)。発売月がずれたため、携帯契約の更新月であった場合には注意が必要です。

発売延期の理由は総務省からの新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策強化要請のためとされています。

今後、さらに予約・発売に関する変更がある可能性もあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

iPhone SE (第2世代)はお買い得と言えるか?

2020年春モデルのiPhone SE(第2世代)は、前項までに解説した通り「iPhone 8の進化版」と言えるハイスペックなチップを搭載しつつ4万円台から買える、お手軽なiPhoneになりました。

iPhone SE(第2世代)に搭載されたチップセット A13 Bionicは、2019年モデルのiPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Maxに採用されたものと同じです。

iPhone SE (初代)のA9チップから比べるとCPUは最大2.4倍、GPUは最大4倍ものスピード差があります。

A13チップの性能はAndroidスマホの場合(Antutu Benchmarkスコアの基準)ならば2020年最新モデルに搭載されたSnapdragon 865にも引けと取らない水準です。

つまり、定価10万円以上するような最高峰のスマホに使われているCPUと同じものが、5万円以下から買えるiPhone SE(第2世代)でも使えるということです。

iPhone SE(第2世代)なら、あらゆるゲームが快適に動くはずです。

また、旧モデルでは非対応だったeSIM(いーしむ)に対応し、Dual SIM, Dual Standbyが可能になる見込みです(「IIJmio」でのeSIMの対応可否は後日動作確認が行われるでしょう)。

一般的にiPhoneで通信機能を使うためには携帯ショップに行って契約したり、オンラインで回線契約を申し込みSIMカードが配送されるのを待って利用を開始することになりますが、eSIMであればウェブで手続きをして即時開通・利用開始が出来ます(IIJmioのデータプランの場合。iPhoneのeSIM利用はこちら)。

iPhoneでeSIMが使えるのは2018年モデル以降(iPhone XS/XR/11シリーズ)となっていますので、eSIMには興味があったけれど、最新の大画面モデル/指紋認証が無いiPhoneが好みではないというユーザーにはiPhone SE第2世代がうってつけと言えます。

一方で、価格を抑えたiPhone SE (第2世代)では、2年前のiPhone 8相当のままの機能・仕様の部分については、最新のiPhoneに劣る部分もあります。

現行モデルのiPhoneではカメラ機能が強化され、iPhone SE(第2世代)と同じiPhone 8の時代から、大きく性能が向上しました。

iPhone 8と同時期に発売されたiPhone X(2017)からズーム機能が増え、2019年のiPhone 11シリーズでは広角レンズが増えました。

特に広角レンズについては、物理的なレンズの特性を生かした印象的な写真撮影に役立ちます。広角レンズはiPhone 11シリーズから搭載されましたが、iPhone SE(第2世代)にはありません。

(iPhone 11 Proで撮影した広角写真作例)

また、iPhone SE(第2世代)ではiPhone 11シリーズから対応した夜景モード/Deep Fusionにも非対応となっていますので、夜景撮影・ライトアップ撮影に関してiPhone 11シリーズとは大きな画質に隔たりがあります。

スマホのカメラ性能を求めるユーザーの場合は、デュアルレンズ・トリプルレンズのiPhone 11シリーズのほうが満足度は高いでしょう。

関連記事:[比較レビュー]iPhone11カメラがiOS13.2アップデートで凄いことに「Deep Fusion」で暗闇写真で劇的画質向上

値下げされた他モデルとのお得感の差は?

iPhone SE(第2世代)は本体価格が税込みでも5万円を切れるのに、iPhone 11 Proと同じチップを搭載したという点で「高コスパなモデル」であり、アップルで一番安いiPhoneでもあります(現時点のアップル正規価格の場合)。

最新のハイエンドモデルスマートフォンは本体価格10万円をゆうに超えるモデルも少なくない中で、4万円台から買えるiPhone SE(第2世代)は、たしかに安く感じられます。

しかし、すでに発売済みの旧モデル・現行モデルは一部値下げ・割引が強化されることによって、お得に買える機種もあります。

iPhone SE第2世代と現行モデルのiPhoneでは画面の大きさや指紋認証の有無、カメラの差もいろいろあります。各モデルの価格差を考慮して「iPhone SE2がお得かどうか」を検討してみる必要があるでしょう。

ここでは参考にドコモの機種変更価格(割引利用後)のiPhone価格と、iPhone SE2(SIMフリーの定価)を比較してみます。

モデル キャリア 価格
iPhone SE(第2世代) SIMフリー 64GB:49,280円
128GB:54,780円
256GB:66,880円
iPhone 11(2019年) SIMフリー 64GB:82,280円
128GB:87,780円
256GB:99,880円
iPhone XS(2018年) ドコモ 【22,000円割引】
64GB:57,200円

256GB:61,160円
iPhone XR (2018年) ドコモ 【22,000円割引】
64GB:53,240円
iPhone 11(2019年) ドコモ 【11,000円割引】
64GB:76,120円
128GB:84,040円
256GB:95,920円
iPhone 7 (2016年) ドコモ 32GB:43,560円

(各税込み。ドコモ価格は2020年4月17日以降の価格改定分を含む)

このような価格差があります。ドコモの端末購入割引はiPhoneの機種変更(Xi→Xi)でも適用出来る、条件のゆるい割引です。機種変更ではなくスマホデビュー(FOMAからの買い替えなど)では、もっと安く買えるiPhoneもあります。

ドコモでは2020年4月時点でiPhone XSの64GB/256GB、iPhone XR 64GBモデルに対して在庫処分価格が設定されており、SIMフリーモデルに比べても割安な価格です。

iPhone SE (第2世代)のチップはiPhone XS/XRのA12より1世代新しいため、処理性能では5~6万円のiPhone XS/XRを上回ります。しかし、その他の部分では2017年相当のiPhone8と同等であるSE2と2018年モデルのハイエンド機種であったiPhone XSでは、ディスプレイやカメラにかなりの違いがあるのも事実です。

iPhone SE(第2世代)に本体のサイズ・指紋認証センサーなどを求めているのならともかく、大画面・顔認証を使いたいのなら、ドコモユーザーなら同じ256GBモデルでもiPhone SE(第2世代/SIMフリーモデル)を買うよりiPhone XSへ機種変更するほうが5千円以上安くなります。

顔認証はマスクやサングラスを装着していると認証できないという根本的な問題もあり、ユーザーの目的によってもiPhone SE(第2世代)を選ぶべきか、値下げされたiPhone XSを選ぶべきか/カメラ性能が高いiPhone 11シリーズを選ぶべきか、判断が変わると思います。

iPhone SE(第2世代)はたしかに”A13チップを搭載したモデル”としては安いのですが、それ以外の「iPhone 8世代のままの部分」と、他機種との価格差を考慮して買う価値があるかどうかを検討してみると良いでしょう。

eSIM/楽天モバイルのiPhone SE2取り扱い可能性について

2020年4月より一般向け本格サービスが始まった新しい携帯サービス「楽天モバイル」の自社回線サービスプランでは、物理的なSIMカードを必要としないeSIMカードを利用することが出来ます。

2020年4月16日の発表時点で、アップルのサイトにはドコモ・au・ソフトバンクでの取り扱いは発表されていますが、楽天モバイルは入っていません。

しかし、「eSIM対応製品」として、楽天モバイルでは動作保証外ながら、旧モデルのeSIM対応iPhoneでは一部の機能について楽天モバイルの自社回線でも利用が出来ることが確認されています。

2020年4月時点では楽天モバイル専用の無料通話・メッセージアプリである「Rakuten Link」はiOS用に配信がされていないため、楽天モバイルの動作保証機種にiPhone SE(第2世代)がすぐに追加される可能性は低いでしょう→現在iOSでも利用できるようになりました。

しかし、iPhone SE(第2世代)で楽天モバイルの自社回線・MNOプランを使いたい場合には、iPhone 11シリーズまでのeSIM対応機種と同じような機能は使える可能性があります。

iPhone SE(第2世代)では、楽天モバイルが利用するBand3・auの利用するバンドも当然含まれています。

モデルA2296:
FDD‑LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66)
TD‑LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
CDMA EV‑DO Rev. A(800、1,900MHz)
UMTS/HSPA+/DC‑HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)

動作保証対象外であることを理解した上で「eSIM対応のスマホ」としてはiPhone SE(第2世代)はかなり安い部類に入るため、楽天モバイルMNO回線で試したい・運用したい人にも向いていると言えるかもしれません。

続きを読む ▶ 2020年4月正規サービス開始 楽天モバイル自社回線で使えるスマホ・iPhoneはどれ?利用・対応周波数(Band)/eSIMの設定

iPhone SE(第2世代)が向いている人・そうでもない人

上記でピックアップした2020年春モデルの最新 iPhone SE(第2世代)について、機能面・価格面を踏まえて「iPhone SE(第2世代)を買うべき人/他の機種も検討したほうが良い人」を端的に書き出してみます。

 

顔認証ではなく指紋認証センサーに魅力を感じる → iPhone SE2がとても向いている
iPhoneでゲームを快適に遊びたい → iPhone SE2を含め新型が向いている
eSIMを使ってみたい → iPhone SE2は向いている
カメラ性能を重視したい → iPhone SE2はあまり向いていない
最高峰/最先端機能が体験したい → iPhone SE2は向いていない
安いiPhoneが欲しい → 型落ちセール中のiPhone XS/XRと要比較
安さを最優先したい → Androidスマホならもっと安い機種はいくらでもある(ドコモスマホなら2万円程度から)
iPhone6/6s/7/8を使っていて、そのままの使い心地を優先したい → iPhone SE2がとても向いている
iPhone SE(初代)と同じ使い勝手が良い → 4.0インチサイズの後継機が今後登場することは期待薄なのでiPhone SE2で妥協すべきかも

このような印象です。iPhone SE(第2世代)は「処理性能がトップクラスに高く手に入れやすい機種」ではありますが、あくまでiPhone8をベースとしたマイナーチェンジモデルであり、iPhoneユーザーの全員にオススメ出来る・全員が機種変更をして満足出来る機能性・性能性を持っているとは言いません。

携帯電話に何を求めるのか、iPhoneで何をしたいのかをよく考えて、iPhone SE(第2世代)が自分の求めていた機能・価格のバランスに見合うのか検討してみることをオススメします。

☆「docomoのiPhoneの価格や料金イメージをみる

[4月24日発売]Apple eSIM対応iPhone SE(第二世代,2020)の価格・iPhone8との違い-コスパが良いと言えるか?