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現在はドコモとauの通信網を借り受けて格安SIMサービスを提供している「楽天モバイル」は2019年10月より自社のネットワークを使った「MNO(移動体通信事業者)」となります。ドコモ・au・ソフトバンク(ワイモバイル)に続く新しい通信会社としてサービスの競争・発展が期待されるところですが、将来始まる楽天モバイルの自社回線を使ってみようという場合には、楽天モバイルの通信回線で利用できる端末(スマホ・タブレット・ルーターなど)を把握しておく必要があります。

MVNOとしての楽天モバイルの格安スマホサービスは、ドコモ回線またはau回線のサービスに分かれており、基本的にドコモ回線ならドコモのスマホ、au回線ならauのスマホが使えますが、新しい楽天モバイル(自社回線)サービスでも同じスマホが使えるとは限りません

楽天モバイル(自社回線)が使う周波数帯(Band)

一般的に携帯会社が利用するネットワークと、そのネットワークが使えるスマホを判定する場合には”利用周波数帯”を見比べることになります。周波数は”○○○○MHz(あるいはGHz)”といった周波数による表記と、その周波数帯を含む”Band(バンド)”として表記されます。

例えば、Apple iPhoneのなら、公式ホームページのスペックデータにリストが出ています。

FDD‑LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66) TD‑LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46) CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900MHz)

この端末が対応しているバンド(周波数帯)と、キャリアが提供しているバンドが一致していれば利用が可能です(キャリアは複数のバンドを利用しており、対応バンドの種類・数によって通信速度・接続安定性が変わることもあります。また、機種によってはソフトウェア的な問題でバンドが一致していても利用制限が掛けられているケースがあります)。

楽天モバイルの自社回線では、一般的にBand3と表示される1.7GHz帯(1825-1845MHz)を使うことが総務省によって認可されています。

この楽天モバイル(自社回線)で使える予定のBand3はiPhoneや多くのスマホで対応周波数には含まれていますが、すべてのBand3のスマートフォンで使える周波数帯というわけではないとされています

楽天モバイル自社回線で使えるスマホ(端末)

2019年4月時点において、楽天モバイルではMVNOとしてたくさんのSIMフリースマホのセット販売を行っており、その中で2019年10月以降提供の自社回線で使える機種を明示するようになっています。

例えば、2019年4月時点の表示ではHuawei Mate20 Proはドコモ回線で使える(2019年3月頃から配信されているソフトウェアアップデートを適用するとau回線でも使えます)と表示されています。一方、OPPO R17 Proの場合は楽天自社回線・ドコモ回線・au回線すべてで使えるという表示がされます。

ここでそれぞれの端末の対応バンド(LTE)を比べてみると、

Huawei Mate20 Pro
FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 (2545 ~ 2655 M) キャリアアグリゲーション対応、au VoLTE対応

OPPO R17 Pro
FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/32 TD-LTE: Bands 34/38/39/40/41

このように、どちらもFDD-LTEのBand3には対応しているはずですが、公式サイトで利用可能とされているのはR17 Proだけのようです。

2019年4月3日時点で楽天自社回線に対応する、l楽天モバイルの販売機種は以下の通りです。

SHARP:
AQUOS zero SH-M10
AQUOS R2 compact SH-M09
AQUOS sense2 SH-M08
AQUOS sense plus SH-M07
AQUOS R compact SH-M06
AQUOS sense lite SH-M05

HUAWEI:HUAWEI nova lite 3

OPPO:
AX7
R17 Pro
Find X

ルータ:NEC Aterm MR05LN

上記のリストにない機種は”非対応”と書かれています(上記機種で同じ型番なら楽天モバイル以外から購入したモデルでもソフトウェアアップデートにより、自社回線での利用対応することが可能)。楽天のMVNO→MNOへサービスを変更した際に、楽天モバイルで購入した機種が自社回線で非対応だったとしても対応機種への交換・返品はできないため、将来楽天モバイルのMVNO回線→MNO回線で使いたいと考えているユーザーは、対応リストにある機種を選ぶことをオススメします。

楽天自社回線でiPhoneは使えるのか?

楽天モバイルのMVNO回線ではau・ドコモそれぞれが発売しているiPhoneを使うことが出来ます。楽天の自社回線でもiPhoneが使えると便利なのですが・・。2019年4月23日時点では iPhoneの取扱・利用可否ともに未定となっています。

対応バンド的にはiPhoneにもBand 3を含むモデルがあるため、SIMフリー・SIMロック解除済みのiPhoneであれば利用できる可能性はありますが、ソフトウェア(iOS)・APNのプロファイルの問題等で接続ができない可能性もゼロではないため、iPhoneで楽天自社回線を使う予定のユーザーは注意してください。

これは古いiPhoneでも、最新のiPhoneシリーズでも変わりません。

iPhoneの場合は単に利用するモデルの対応周波数と提供される回線の周波数が一致していれば良いというわけではなく、APNプロファイルというものがないと通信出来ない仕様になっています(MVNOの場合。キャリアの場合はSIMカードを入れるだけで自動認識される組み合わせもある)。楽天の自社回線を利用する際に、このプロファイルが提供されるのかどうかが重要になるため、公式で”未定”とされているうちは、やはり未定としか言いようがなさそうです。

なお、実際の楽天自社回線の運用が始まった段階で各端末の利用可否が変わる(動作確認が出来た機種が増える)可能性がありますので、必ずしも2019年4月時点の対応表記がすべてというわけではなさそうです(サポートによれば動作確認が出来た端末から順次リストに追加されるとのこと)。

上記のリストにある機種はいずれもSIMフリースマートフォンとして発売された機種です。楽天が自社回線によるネットワークサービスを提供開始する段階では、自社販売専用スマホやより多くの動作確認リストが公開される見込みですので、楽天のMNO回線・料金サービスが気になっている方は公式の続報を待ちましょう。より詳しい情報は公式サイトの最新情報を参照ください。

楽天モバイルでは”ダブル元年令和”キャンペーン実施中

楽天モバイルが自社回線を提供する最初の年になる2019年は”令和元年”となり、これに合わせて”令和×楽天モバイル ダブル元年スマホ割引キャンペーン”が2019年5月9日9時59分まで開催されており、自社回線で利用可能予定のSIMフリースマホが値下げ(対応予定のない機種も含む)されています。

最も安いモデルだと月額負担305円(24回分割、総額6780円)でスマホをセット購入することが出来ます。低価格なエントリーモデルからハイエンドモデルまで楽天自社回線で使える機種が揃っていますので、2019年10月以降に自社回線に切り替える予定のユーザーはスマホ割引キャンペーンで買える機種を狙いましょう。

2019年10月参入楽天モバイル自社回線で使えるスマホ・iPhoneはどれ?利用・対応周波数(Band)
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