デジタルカメラ/レンズ・スマートフォンのカメラ性能を細かくテスト&評価することで有名な評価サイト DxOmarkでは、iPhone, Xperia , Galaxyなどの人気スマホのカメラ性能を独自のスコアでランキング付けしています。
最近では「デジカメ並みにキレイに撮れる」と言われるほどスマホカメラの性能がどんどん向上しており、DxOmarkが評価するスマホカメラスコアも次々とハイスコア塗り替えられています。
(2018年モデルの頂点 Mate20 Proとソニーのデジカメ対決)
一方で、スマホカメラで評価が高くなっているモデルは各メーカー渾身のフラッグシップモデルが中心であり、お値段の方も”ハイエンド”になりがちです。
カメラがキレイなスマホが欲しい!と思っても、なかなか予算が・・・という人向けに、日本でも発売されているDxOmarkの写真性能のスコアランキングの国内価格を同時にチェック出来るリストを作ってみました。
スマホの「カメラ性能」といっても、静止画・動画、そして自撮り(セルフィー)機能のそれぞれの詳細評価があり、静止画(写真)と動画(ビデオ)のスコアを並び替えられるテーブルになっています。
価格・写真・動画、それぞれ優先したい項目に合わせて順番を並び替えて参考にしてみてください。
モデル | 写真スコア | 動画スコア | 日本価格相場 |
---|---|---|---|
Sony Xperia1 (実機レビュー) | 94 | 84 | 100000 |
Galaxy Note10+ | 118 | 101 | 120000 |
Huawei P30 Pro | 119 | 97 | 82800 |
Moto G7 Plus | 84 | 72 | 38800 |
Pixel 3a (実機レビュー) | 103 | 95 | 45000 |
Xperia XZ3 (実機レビュー) | 76 | 85 | 90000 |
Mate20 Pro (実機レビュー) | 114 | 97 | 111880 |
P20 Pro (実機レビュー) | 114 | 98 | 96000 |
Galaxy S10+ | 114 | 97 | 93600 |
iPhone XS Max | 110 | 96 | 124800 |
HTC U12+ | 106 | 95 | 95000 |
Galaxy Note9 (実機レビュー) | 107 | 94 | 109800 |
P20 | 107 | 94 | 69800 |
iPhone XR | 103 | 96 | 84800 |
Pixel 3 (実機レビュー) | 103 | 98 | 88000 |
Galaxy S9+ | 104 | 91 | 95000 |
iPhone X (実機レビュー) | 101 | 89 | 112800 |
Mate10 Pro | 100 | 91 | 89800 |
iPhone 8 Plus (実機レビュー) | 96 | 89 | 89800 |
Galaxy Note8 (実機レビュー) | 100 | 84 | 117000 |
iPhone 8 | 93 | 90 | 78800 |
ZenFone5 | 93 | 86 | 52800 |
U11 (実機レビュー) | 90 | 89 | 69000 |
Galaxy S7 Edge (実機レビュー) | 91 | 86 | 87000 |
iPhone 7 Plus | 89 | 84 | 85800 |
iPhone 7 (実機レビュー) | 85 | 85 | 72800 |
Xperia XZ Premium (実機レビュー) | 82 | 84 | 99800 |
iPhone 6 | 70 | 78 | 67800 |
Nexus 6P | 70 | 80 | 69300 |
iPhone 5s (実機レビュー) | 69 | 66 | 63000 |
*DxOmarkのスコア評価はテスト実施時期により、ソフトウェアの更新などを反映していないことがあります。必ずしもスコアが高い機種が「良いスマホ」というわけではなく、スマホカメラはアプリによる使いやすさ・編集や設定の使い勝手にも大きく左右されますので、好みに合わせて選んで下さい。
2019年夏の”高コスパカメラ”はPixel 3aがダントツ
総合スコアではGalaxyやファーウェイの最新スマホがトップを占めるDxOmarkの評価ランキングとなっていますが、”コスパの良さ”で選ぶなら、2019年夏時点のイチオシはGoogle Pixel 3aです。
Pixel 3aは2019年夏モデルとしてドコモ・ソフトバンク・Google Storeにて販売されており、5万円を切るプレミアムエントリー帯のスマホです。
Pixel 3aは2018年冬モデルのPixel 3の”廉価版”的な位置づけのモデルながら、メインカメラは上位のPixel 3と同じものを使っているため、定価として4万円台のスマホとしては別格なクオリティを誇ります。
また、DxOmarkの評価には入っていないと思いますが、Pixelシリーズの「夜景モード」を使うと、手持ちのまま恐ろしく綺麗な夜景撮影が出来たり、色の調整・補正機能が効果を発揮します。
関連記事:Pixel3aのカメラすごすぎ!夜景モードを使った色補正で「本来の色」を見る
Pixel 3aのカメラレンズは1個だけであり、他社スマホのように広角専用・ズーム専用のレンズを搭載していないため、撮影のバリエーションという意味では他社最先端モデルに劣りますが、他の高性能モデルが8~10万円する中で上位に食い込むカメラの実力は本物です。
(左5.6インチのPixel 3a、右 5.5インチのPixel 3)
なお、メインカメラの写真機能は上位のPixel 3, Pixel 3 XLでも同等であるため、カメラ以外の部分も重視するのあればPixel 3/3XL/3a/3a XLのいずれを選んでも高クオリティな写真を楽しめます。
☆「ドコモ公式サイトでGoogle Pixelシリーズを見る」
☆「ドコモPixel新キャンペーン7月26日開始 大幅値下げのPixel3/XLと4万円台のPixel 3aも対象」
写真機能の最高峰はP30 Pro
日本では2019年9月発売予定となっている、P30 Proが2019年8月末時点において最高ランクとなっています(総合スコアではGalaxy Note10+がナンバーワンですが、写真スコア単体ではP30 Proが上)。
P30 ProはLeica監修のレンズを搭載、4つのカメラレンズを搭載した最新モデルです。2018年のMate 20 Pro(2019年時点でソフトウェア更新により最大30倍)から更に進化した50倍ズーム・TOF(深度測定用カメラ)の効果で、高い評価を得ています。
P30 Proのカメラレンズ構成は、
・4000万画素のメインカメラ
・2000万画素の超広角カメラ
・800万画素の望遠カメラ(光学5倍相当)
・TOFカメラ
となっており、広角側からズーム側まで場面を選ばず活躍できるという強みもあります。
P30 ProはNTTドコモから発売され、価格面でも8万円台と比較的お得なプライス設定となっています。
auモデルなら激安 Galaxy Note9
2019年新モデルとしてGalaxy note10により型落ちしたものの、写真スコア107点を記録したGalaxy note9はauが大幅値下げをしており、auモデル SCV40を買うのであればPixel 3aにも負けないコスパの良さを実現しています。
2019年8月にauではGalaxy note9 SCV40を購入サポート値引きによって大幅値下げしており、機種変更でも一括4万円で買うことが出来ます。発売当時は10万円を超えていたハイスペックモデルのSCV40在庫処分特価を狙うのならばPixel 3aのコスパを上回るお買い得感があります。
ただしGalaxy Note9は値下げ後に品切れが目立つようになったため、安く買えるのは今のうちだけかもしれません。