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日本のモバイル通信業界において2019年以降、いよいよ”5G”と呼ばれる新しい通信規格・速度を実現する技術が国内で提供開始される・4G通信網および対応端末が普及したのに伴い、古いガラケー・スマートフォンに使われていた「3Gサービス」が近い将来使えなくなります。

2019年春の時点で「すぐにガラケーが使えなくなってしまう」ことはありませんが、今後確実にやってくる「古いガラケーが使えなくなる日」のスケジュールをキャリア別に解説します。

2019年3月時点において、すでに携帯電話各社は現在日本国内で広く普及している3G通信を用いたサービスの終了予定を検討・具体的な日程を調整する段階に入っています。

ここではドコモ・au(KDDI)・ソフトバンクがそれぞれ発表した情報に基づき、今使っているガラケーがいつまで使えるのか?どのプランが使えなくなるのか?、そして今後どうすればガラケーを使い続けることが出来る(あるいはスマホに買い換える必要がある)のかを解説します。

ドコモ(FOMA)の3G終了予定日

ドコモの3G通信サービスは「FOMA(フォーマ)」として、2001年より提供されてきた通信サービスです。既存の多くのガラケー・スマホの黎明期モデルでは3G通信だけに対応した機種が多数登場し、現在のスマホ市場の発展の基礎を築いてきたと言っても過言ではありません。

FOMA用のプランとして「シンプルバリュー」や「パケホーダイ」など、スマホの普及に伴って増えたデータ通信の定額料金が一般的になっていました。

2019年時点でも過去のFOMA機種で契約を続けていれば、古いFOMA専用プラン・iモード通信で利用をしているドコモの長期ユーザーもたくさんいらっしゃると思われますが、”FOMAのみ”しか対応していない古いガラケー・3Gスマートフォンは、FOMAサービス終了とともに通信・通話機能がすべて使えなくなる見込みです。

 

ドコモのFOMAサービス(3G通信)終了予定日は、”2020年代中”(2018年秋、NTTドコモ決済説明会 社長による発言)とされています。2019年時点ではまだ具体的な停止時期は確定していません。

現在ドコモではFOMA用携帯はすでに生産・開発を終えています(2016年冬時点で終了済み。キッズ、簡単携帯モデルなど一部除く)。2016年冬モデル以降はFOMAサービスが終了した後も使える4G対応ケータイにすべて切り替わっています。


(2016年モデル SH-01J・2018年モデルのカード携帯)

ドコモでは3Gサービス終了後も折りたたみ携帯・ガラケーを使い続けたいユーザー向けに4G通信に対応した新機種への取り替えを推進しています。直近では2018年冬モデルとして新発売されたカード型携帯 KY-01Lやシャープのスタンダード折りたたみ携帯 SH-02Lが追加されました。

FOMAプランからの買い替えであれば事務手数料0円・機種負担額0円で買えるガラケー機種もありますので、FOMAサービス終了前に「4G対応の次世代ケータイ」への交換手続きをしておきましょう。

☆「[随時更新]ドコモのガラケー機種変更 2019年時点で買える機種・価格一覧

携帯電話機種でいうと、2015年モデルのアクオスケータイ SH-06G・アローズケータイ F-05Gが最後のFOMA専用ガラケーであり、この2機種を含めてそれよりも古いドコモFOMA専用ケータイはすべて2020年代以降の3G停波で利用不可となります。

新型ケータイに買い換えることでFOMAプラン/iモードサービスは使えなくなりますが、新型ケータイでも基本料金+パケット通信量コミで月額1200円の格安プランも選べますので、新料金プラン体系を理解して、買い替えを進めてください。

参考:ドコモ3Gガラケー終了後も使える初の富士通Xiケータイ arrows携帯F-03L価格・新料金プラン支払額

(上記はF-03Lについての料金請求例を挙げていますが、2019年6月時点において他のシャープ携帯SH-02L,カード携帯 KY-01Lも機種代・維持費なども全く同額です)

また、4G/LTE対応をしていない古いスマートフォンも使えなくなります(2011年頃にはすでにLTE対応スマートフォンがありましたので、3G専用スマホを今も使い続けている人はかなり少ないとは思いますが…)。

もし今後訪れるFOMAサービス終了時に、機種変更・プラン変更することなく使い続けてしまうと、突然電波を拾わなくなる・通話/メールも一切使えなくなって、回線契約自体が強制解約・電話番号も解約されてしまうことになるため(もちろんその前にはドコモのサポートセンターから頻繁に告知・買い替え案内が来るようになってしまうでしょう)、なるべく早めに4G対応モデルへの変更を行うほうが無難です。

NTTドコモは2019年6月1日よりFOMAガラケーの利用者がスマホに買い換える場合、「はじめてスマホ割」というスマホデビュー用の値引きを追加しています。

はじめてスマホ割と他の割引を併用すると、ドコモのスマホを月額980円から(2年目から1980円~)使うことが出来ます。

2019年6月時点ではXiケータイへの買い替え優遇はなくなりましたので、スマホデビューをしないかぎり大きな割引を受けることが出来なくなっています。

auの3Gサービスは2022年3月で終了

KDDIおよび沖縄セルラー電話株式会社は2018年11月16日時点において、auの3Gサービス CDMA 1X WINを2022年3月末を以って終了させることを発表しています。

 

auではすでに数年前から3G(CDMA 1X WIN)の通信自体に対応しないスマートフォン・ケータイへの販売に切り替えており、他社に比べて早めに3G終了を予感させる動きが見えました。

auの3Gケータイサービスが終わると、以下のようなCDMA 1X WIN専用プランはすべて解約となります。新規加入者だけでなく、既存のユーザーも2022年3月末までに変更をする必要があります。

プランE、プランEシンプル、プランF (IS)、プランF (IS) シンプル、プランL、プランLシンプル、プランLL、プランLLシンプル、プランM、プランMシンプル、プランS、プランSシンプル、プランSS、プランSSシンプル、プランW、プランWシンプル、プランZシンプル、シンプルプランL、シンプルプランS、デイタイムL、デイタイムLシンプル、デイタイムS、デイタイムSシンプル、カケホ (3Gケータイ)、カケホ (3Gケータイ・データ付)、WINシングルL、WINシングルL WiMAX (シンプル)、WINシングルL WiMAX (フルサポート)、WINシングルLL、WINシングルLL WiMAX (シンプル)、WINシングルLL WiMAX (フルサポート)、WINシングルM、WINシングルM WiMAX (シンプル)、WINシングルM WiMAX (フルサポート)、WINシングルS、WINシングルSS、WINシングルフラットWiMAX (シンプル)、WINシングル定額、WINシングル定額 (シンプル)、WINシングル定額 (フルサポート)、WINシングル定額WiMAX (シンプル)、WINシングル定額WiMAX (フルサポート)、PHOTO-Uプラン、PHOTO-U TVプラン、あんしんGPSプラン、ぷりペイド、オフィスケータイプラン WIN、ビジネスWINシングル定額WiMAX (シンプルコース)、ビジネスWINシングル定額WiMAX (フルサポートコース)、1xシングルプランA、1xシングルプランB、1xモジュールプランL、1xモジュールプランM、1xモジュールプランS、WINモジュールプランL、WINモジュールプランM、WINモジュールプランS、WINモジュール定額

機種別では「au VoLTE」に対応していないauケータイ・mamorino・かんたんケータイなども使えなくなります。iPhoneでは「iPhone 4s~5sまで」が使えなくなります

また、”au LTE”に対応していても、au VoLTEに対応していない以下のスマートフォン・ケータイも利用ができなくなります。

auケータイ:SHF31 (AQUOS K)
auスマートフォン:CAL21、FJL21、FJL22、HTL21、HTL22、HTL23、HTX21、KC01、KYL21、KYL22、KYL23、KYY21、KYY22、KYY23、KYY24、LGL21、LGL22、LGL23、LGL24、LGL25、PTL21、SCL21、SCL22、SCL23、SCL24、SHL21、SHL22、SHL23、SHL24、SHL25、SOL21、SOL22、SOL23、SOL24、SOL25、SOL26
iPhone: iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c

これらの機種を使っている場合、2018年11月16日以降にau VoLTE対応機種(一部プラン変更のみの場合も対象)に、機種変更事務手数料が無料になる救済対応を開始しています。

auの場合も多くのガラケー・スマホはすでに世代遅れのモデルになっていることは確かですが、2014年モデルのXperia Z3(SOL26)や爆発的にヒットしたiPhone 5sあたりをまだ使っているユーザーもいるかもしれません。

auでも4G通信対応のガラケー・ガラホを複数販売しています。

2018年冬モデルとしてストレートタイプの「INFOBAR xv」を発売するなど、通話に使いやすいシンプルな端末を求める旧ガラケーユーザー向けのモデルもあります。

まだ猶予はありますが、2022年3月というCDMA 1X WIN終了日が確定しているため、該当機種・プラン利用ユーザーはそれまでに準備を進めておきましょう。

ソフトバンクの3Gサービス終了日

ソフトバンクの場合、2019年3月時点では具体的な「3Gサービス終了」に関するアナウンスは出ていません。しかし、やはりドコモやauと同じく2020年代頃のどこかで、3Gサービスが終わる可能性はあります。

ソフトバンクでは3Gサービス全体の終了ではなく、一部の通信方式(ネットワーク周波数帯)についてはすでにサービスを終了したものがあります。

1.5GHz 3Gサービス”ULTRA SPEED” → 2017年3月31日に終了済み
1.7GHz 3Gサービス → 018年1月31日に終了済み

ソフトバンクの3Gネットワーク帯には他に2.1GHz帯・900MHz帯があり、そちらは2019年時点でもサービスを継続提供しています。

さらに少し別件となりますが、ソフトバンクでは2019年11月末に3Gケータイの一部機能が使えなくなる告知が出ています。

2019年11月末の時点で対象の古いソフトバンクガラケー・スマートフォン機種では以下の機能が使えなくなります。

・GPS機能(位置情報表示)
・SMSの送受信
・テレビ(ワンセグ)の視聴
・カメラの起動
・メディアプレイヤー
・ケータイ Wi-Fi など

(GPS以外は終了日以降に「ネットワーク調整」を行うと使えなくなります。詳しくは「サーバ証明書切り替えによる3G端末影響告知」を参照)

この変更は新しいサーバ証明書(SHA-2)に対応していない機種で発生する影響に依るもので、非対応の機種でインターネット通信が発生する機能が制限(利用不可)になってしまうということです。

ソフトバンクでも上記のサービス終了の影響を対象機種・プランを契約中のユーザーに対してスマートフォン/4Gケータイへの機種変更事務手数料無料キャンペーンを実施しています(2019年11月30日までを予定)。

この事務手数料無料キャンペーンはプリペイド携帯(シンプルスタイル)でも適用されますので、古いソフトバンクプリモバイルを使っているユーザーは買い替えを検討しましょう。

☆「ソフトバンク 基本料金0円で使えるプリペイドスマホ一覧

PHSサービスは2020年7月末/2023年で終了

PHSは「3G」サービスではありませんが、一般的な意味で”携帯電話”つながりということで、PHSサービスの終了日についてもここで触れておきます。

2019年時点においてPHSの新規契約は一般向けにはすでに受け付けておらず、ソフトバンク(ワイモバイル)のサービスとしてPHS料金プランは2018年3月までは契約が出来ました。

ワイモバイルの一般ユーザー向けのPHS料金プランは2020年7月末を以ってサービスの提供が終了、計測器などのデータ収集・遠隔操作用の「テレメタリング」サービスは2023年3月でサービスを打ち切ることを発表しています。それぞれの日程をすぎると、自動的に回線は解約されます。

ワイモバイルで使えなくなるPHS機種は以下のリストにあるすべての機種ということになります。

☆「ワイモバイル サービス終了予定のPHS機種一覧

2020年7月末の終了日以降はPHS回線の機種変更やMNPも受付不可となりますので、それまでにワイモバイル・ソフトバンクのスマートフォンあるいは通常携帯電話機種への取替が必要となります。

なお、ワイモバイルのPHSを利用中のユーザーはワイモバイルの携帯・スマホに買い換えると事務手数料無料・国内通話24時間かけ放題サービスが無料(通常月額1000円のオプション)で使えます。


☆「ワイモバイル PHS利用者専用オンライン特典


各情報は記事執筆(および情報追加・更新)時点に確認したものです。サービスの提供終了・継続日程はさまざまな事情で変更される可能性がまだありますので、各自最新の情報は公式のサポート情報も参照ください。


電池交換(予備電池購入)も3G携帯は困難に

ガラケーの大きなメリットと言えば、一般的にはスマートフォンよりも長い電池の持ち(連続待受時間)が気に入っていて、特に買い換える問題を感じず新しい携帯・スマホへの取り換えをせず使い続けているユーザーも多いことでしょう。

また、単に充電の回数を少なく使い続けられるというだけでなく、ユーザーが自分で電池交換を出来る(予備電池を使う)機種がほとんどであり、スマホには無い利点がガラケーにはあります(スマホにも特殊なモデルでは一部電池交換が出来るモデルもありましたが、それこそ3Gしか対応していないような古いモデルくらいしかないため、3G停波と同時に使用不可になってしまうでしょう)。

しかし、古いガラケー用で電池交換をしたい場合にも、キャリアの公式サポート・販売終了から長い時間が経ちすぎると、ショップでの電池購入・交換修理が不可能になっていきます。機種本体のサポートが切れた携帯機種の、交換用電池だけを作り続けているということはありません(同じ電池が使い回せる機種の場合は長めに交換が出来ることもあります)。

例えば、2019年4月時点でドコモの公式ウェブサイトからすぐに予備電池(交換用バッテリー・電池パック)を注文できるのは、36種類(ガラケー・スマホ・モバイルルーター用など含む)です。

ドコモの公式サイトではすでにサポートが打ち切られた古い機種のガラケー・スマホ用の電池でも、在庫さえ残っていれば新品を手に入れることが出来るようにラインナップを取り揃えています。ショップ店頭ではまずおいてないような古い機種用の電池パックもあります。

☆「ドコモの電池パック販売-docomo select(ドコモ公式HP)

しかし、逆に言うとドコモの公式サイトで取扱が終わった古いガラケー用の電池パックを入手するのは難しく、中古品をオークションやリサイクルショップで手に入れる程度しか出来なくなってきたFOMA・3G専用携帯も少なくありません。

もしもうしばらくFOMA専用ガラケー・古い機種をサービス終了まで使い続けたいのなら、今バッテリーが弱っていなくても公式でカンタンに電池パックが買えるうちに複数個確保しておくことをオススメします。ガラケーの本体は中古品で比較的にカンタンに手に入れることが出来ますが、電池パックの中古品は、その残量・劣化を購入時に確認できないため、せっかく買ったのに電池の持ちが悪くすぐ使えなくなるというトラブルもありえます。古いガラケーだとメーカー非正規のコピー品も混ざっていることがあるため、電池だけは公式サイトで買ったほうが安心です。

3Gガラケーはいつ使えなくなる?ドコモ・ソフトバンク・エーユー キャリア別終了時期
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One thought on “3Gガラケーはいつ使えなくなる?ドコモ・ソフトバンク・エーユー キャリア別終了時期

  • 2019年5月16日 at 2:17 AM
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    折り畳めて片手に収まりコンパクトで収納に困らず皆が愛し止まなかったのはあのフィット感と昔はかなりオシャレなのが豊富だったから。ガラケー支持者は営業マン、高齢者に今でも郷愁で企画に群がる愛着心と広範囲。慣らされ持ち運べる小型PCやカメラ機能便利で良いから双方持つ人も。が、簡単でも使えない高齢者や片手が不自由や震える高齢者には酷な気も。使えないままなら弱者切り捨て感。

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