ドコモおよびauから2016年夏モデルとして発売されたGalaxy S7 edge (SCV33, SC-02H, SM-G935等)のディスプレイ破損・画面割れやその他故障を安く修理したい人向けの情報です。
Galaxy S7 edgeはディスプレイガラスが滑らかに湾曲したデザインであり、見た目はとても良いのですが堅牢な構造とは言い難く、しばしばアクシデントにより画面が割れてしまうトラブルも見受けられます。
iPhoneシリーズであればアップルストアに持っていけば公式の修理を受け付けていますし、街のスマホ修理ショップに持っていくとアップルストアより少し安く直すことが出来たり、あるいは自分自身で修理するためのパーツも比較的簡単に手にはいります(参考:自分で直したい人向けiPhone6s専用修理パーツ集(ガラス・デジタイザ・パネル))。
Galaxy S7 edgeの修理費用一例
2017年7月時点において、幾つかのショップがGalaxy S7 edgeの修理を受け付けているようです。たとえば、白ロムの販売を主に手がける「iPhone修理のダイワンテレコム」での修理見積もりは以下のようになっています。
・Galaxy S7 edge 画面割れ 3万円台( 修理時間目安 60分)~
・Galaxy S7 edge 液晶不良 3万円台( 修理時間目安 60分)~
(2017年7月時点ではS7 edgeの修理は東京の新宿本店・池袋東口店のみで対応可能)
キャリアの保証に入っていない場合は外装交換で3万円以上の修理費用が掛かる可能性があり、かなり高額な修理費用がかかるそうです(実際の費用は修理の度合いによるため、個別に査定しなければわかりません)。
キャリアの補償オプションやのケータイ補償サービスを使えば自分で修理するより安く修理・交換出来る可能性があるため、まずは契約状況を見直してみましょう。
3万円以上のお金を修理に出すのなら美品のGalaxy S7 edgeの白ロムを買えるレベルです。ドコモで機種変更をするのなら、次世代機種のGalaxy S8が2万円の実質負担で機種変更できるのに、修理に高いお金を出すメリットはほぼ無いでしょう。
au版 SCV33ならば新品の白ロムにも手が届くレベルであり(白ロム価格・在庫情報は本ページ下部に記載)、そこまでの修理費用は出したくない・・・という人向けに、自分自身でGalaxy S7 edgeの修理ができる交換パーツが買えるショップ情報を集めておきました。
スマホを自分で修理する場合は自己責任にてお願いします。以下で紹介するパーツは海外から個人輸入する必要があり、メーカー純正品ではないもの(再生品や委託生産品)も含まれる可能性があるため、必ずしも日本で買った新品スマホと同じに復元できるとは限りません(基本的にすべて海外モデル向けのパーツとして売られているもの)。また、スマホを分解すると正規のメーカー保証権利の消失・修理箇所によっては漏電・発火などキケンが伴うこともありますので、十分に注意して修理に挑戦するかどうか判断してください。
Galaxy S7 edgeの修理方法が解る動画
Galaxy S7 edgeのディスプレイを交換する様子が動画サイトにはたくさんありますので、画面交換に初めてチャレンジする場合は参考にしてみましょう。
こちらの動画では精密ドライバー・ピンセットの他に接着剤・シールを軟化させるためにヒートガンを利用しています。一般的なドライヤーに比べて数倍の温風を出すことが出来るヒートガンを使う場合は熱による故障・やけどにも注意が必要です。
LCD/デジタイザーはスマホ画面のタッチ操作機能を実現する基盤と画面全体を含んだパーツ構成になっています。画面に修復不能な割れ・液晶部分に不具合がある場合にディスプレイ部位を丸ごと交換する場合に使います。
日本国内ではGalaxy S7 edgeの入手はまず出来ないため、ディスプレイ交換のためには個人輸入が必須です。輸入価格は2018年6月時点でパーツ1個なら130ドル(およそ1.4万円)、業者向けに10個・20個のバルク購入をするともう少し単価は安くなります。
アリエクスプレスでの輸入方法は「 AliExpressで海外のSIMフリースマホを激安で輸入する方法 」を参照下さい。トラブルさえなければ個人でも簡単にパーツやスマホの輸入が可能です。
ディスプレイの基盤を含まず、表面のガラスのみを購入することも出来ますデジタイザーパーツは200ドルもしますが、ガラス部分だけであれば千円強で輸入できます。
ただし、このガラス表面だけを本体から取り外すためには強力な接着剤を綺麗に剥がさないといけないため、修理の難易度は高めとなります。
ガラスだけを外すには金属のヘラを上手く使い、デジタイザー基盤を傷つけないように外し・かつ接着剤をすべて綺麗に取り去らなくてはいけません。ガラスを取り付ける接着剤も別途必要です。ガラスだけの交換方法は以下の動画が参考になります。
SIMカードを差し込む部分が破損・接触不良になってしまった場合は、カードスロット部分だけのパーツも売られています。
AliExpress – 5pcs/lot Sim Card Reader for Samsung galaxy S7 G930A G930F G9300 S7 EDGE G9350 SIM Card Holder repair
1個あたりなら3ドル~、5個セット12ドルほどで輸入可能です。
バッテリーがヘタってきたら電池だけを入手することも出来ます。2018年6月時点でおよそ11ドルとかなり低価格で売られています。ただし、Galaxy S7 edgeは電池は密閉された本体を分解しないと交換出来ませんので、修理時には接着シールの交換も必要かもしれません(シールパーツはこの後紹介します)
AliExpress.com – 100% Original Rear Back Camera Module Flex Cable For Samsung Galaxy S7 G930 S7 Edge G935 Back Camera High Quality
Galaxy S7 edgeは2016年のスマートフォンの中では最高峰の高性能カメラを使っています。そのカメラが壊れてしまった場合は上記のカメラモジュール(1個23ドル)、外側のレンズが傷ついてしまった場合は「2pcs/Lot 100% Original Camera Glass Lens for Samsung Galaxy S7 / S7 Edge Rear Camera Lens Replacement Part with Adhesive Sticker」は6ドルで買えます。
Galaxy S7 edgeは防水のために本体内部に密閉用の接着用シールが使われています。個人で一度でも分解してしまうと粘着力が落ち、防水性能が保たれなくなりますので、防水性能を維持したい人はシールも交換が必要です。
☆「10枚入り Samsung Galaxy S7 Edge / G935 Back Rear Housing Cover Adhesive」/3.13ドル~
*貼り付け方が悪いと内部に水が入り、故障の原因となります。感電・ショートのキケンが高まりますので、修理後は極力水回りに近づけないことを推奨します。
アリエクスプレス以外の購入ルート
輸入価格の安さでは上記のアリエクスプレス経由での個人輸入が最も安くなるはずですが、もう少し安心な方法を使いたいのならPaypalが支払いに使える海外通販サイトもあります。
☆「Sunsky- Spare parts fot Galaxy 」
Sunskyでは送料が高め(DHLで10ドル~)のものしか選択出来ないため、価格が安いパーツだけを輸入すると割高ですが、業者向けに100個単位での輸出にも対応します(もちろん個人で1個から輸入も可能)。
Galaxy S7 edge用パーツだと、以下のようなものがあります(価格は2017年7月時点、バルク購入時の最安値)
・LCD Display+ Touch Screen Digitizer 209.20ドル~
・バッテリーカバー 6.95ドル~
・フロントガラススクリーン 10.94ドル~
・フラッシュライトカバー 2.97ドル~
・NFCステッカー 3.4ドル~
・電源ボタン、ボリュームボタン接続ケーブル 3.4ドル~
・SIMカードトレイ(micro SD)1.36ドル~
・イヤホン接続ケーブル 2.25ドル~
・充電、センサー接続ケーブル 6.95ドル~
・交換バッテリー 4.25ドル~
Galaxy S7 edgeの白ロム価格
自分自身で修理するのも安くないな・・・と感じた人には、リスクの高い海外パーツ輸入・自己修理よりも新しく本体を白ロムで買い直してしまったほうが手っ取り早いかもしれません。
2017年7月7日時点で、中古スマホもかなり値下げが進みました。
・ブラックオニキス 美品(赤ロム保証あり) 37,800円(税込)
・ピンクゴールド 新品同様(赤ロム保証あり)38,800円(税込)
・ピンクゴールド 新品(赤ロム保証あり)39,800円(税込)
・ブラックオニキス キズあり中古(赤ロム保証あり) 34,800円(税込)
・パールホワイト 美品中古(赤ロム保証あり) 40,000円 (税込)
・ピンクゴールド 新品同様(赤ロム保証あり)43,800円(税込)
・新品未使用品 48,800円~
修理店でディスプレイ交換を行うと4万円弱のコストが掛かることを考えると、、、自分で修理する場合にもディスプレイ交換に1度でも失敗してしまう(2個パーツを買う)とコストは新品白ロムを買う場合と変わらないため、趣味で直したい人以外にはGalaxy S7 edgeの修理交換はハードルが高いと言えそうです。今後時間が経てばパーツ価格がもっと安くなる可能性はありますので、その時にはまた状況は違ってくるでしょう。
ドコモ・auのGalaxyシリーズの機種変更価格
2017年7月時点において、まだドコモ・auともに2016年モデルのGalaxy S7 edgeも取り扱いがあります。またS7 edgeを買うより新機種を買おうかな?という人は新機種 Galaxy S8/Galaxy S8+の機種変更価格と見比べて見て下さい。
上記の修理価格・パーツ価格を見てお分かりいただけたと思いますが、Galaxyのハイスペックシリーズは故障時の修理コストがかなり高めです。よくスマホを落とす・壊してしまうという人は購入時に補償オプションの加入も検討をオススメします。
ドコモモデル | 本体定価 | 機種変更負担額 |
Galaxy S8 SC-02J | 118,584円 | 64,800円~ →20,520円 |
Galaxy S8+ SC-03J | 93,960円 | 55,080円~ →販売終了 |
Galaxy Note 8 | 126,360円 | 71,064円 |
Galaxy Feel SC-04J | 36,228円 | docomo with適用 |
Galaxy S7 edge SC-02H | 93,960円 | 20,736円~ →販売終了 |
*2018年3月の価格に更新。実質負担額=月々サポートを最大の24回受けた場合。その他の割引・キャンペーンを併用することも可能ですので、詳しくは上記のそれぞれの機種リンクページにて確認してください。
ドコモのGalaxy S7 edge SC-02Hは2017年6月に月々サポートの増額が行われ、負担額が値下げされました。
auモデル | 本体価格 | 機種変更負担額 |
Galaxy S8 SCV36 | 90,720円 | 49,680円~ |
Galaxy S8+ SCV35 | 99,360円 | 59,400円~ |
Galaxy S7 edge SCV33 | 59,400円 | 37,800円~ |
*auスマートパス加入時、毎月割を最大限に適用した場合。詳しい価格は公式サイト「au Online shop」にて確認してください。