2015年9月に発売されたApple iPhone6s/6s Plusは定価10万円を超える高価なモデルとなりましたが、早速壊してしまった人もいるかもしれません。

6splus-disas上記は「HIS」というサイトで分解されたiPhone6s Plusのパーツ原価の解説写真です。

iPhone6以降の修理は非常に難易度が高くなっているので覚悟のない方には自力修理はオススメしていませんが、どうしても少しでも安く直したい・修理自体を楽しみたいというマニアな人向けにiPhone6s用の修理パーツ情報を集めてみました。

2018年時点ではiPhone 6s用のパーツはかなり値下がりしてきています。新機種 iPhone 7, iPhone 8, iPhone Xへの機種変更してしまうのも良いですが、iPhone 6sほどの高性能モデルであれば、修理をしつつ長く使うのも悪くないかも知れません。

画面割れによるディスプレイ交換も比較的安価に出来るパーツもありますので、ダメ元で修理にチャレンジしてみたい人はまず修理パーツを手に入れましょう。

*2014年モデルのiPhone6と2015年モデルのiPhone6sでは利用されているパーツに差があるようです。ここで紹介するパーツが必ずしも6sの修理に使える・ちゃんと動作することを保証するものではありません。何度でも書きますがiPhone6/6sの修理は5s以前のモデルより難しく、失敗するとより酷い状態になることもありえます。すべて自己責任でやってください。

iPhone6用の修理パーツ集・解説はこちら(修理用工具の情報もあります)

iPhone用の修理には、「表面のガラス部分のみ」のパーツと「タッチパネル(デジタイザー)まで含んだパネル」の2種類が販売されています。ガラス部分のみのパーツは比較的安価ですが、フロントガラスのみを(綺麗に)交換するには高い技術力と忍耐力が必要です。

6シリーズは画面サイズは変わっていないため、「ガラス部分だけ」なら6/6s、6 Plus/6s Plusは同じパーツを使っているようですね。

タッチ機能・操作が出来ないレベルで壊してしまった場合には、表面だけでなく中の基盤までまるごと交換するために「デジタイザー」を含むパーツが必要になります。iPhone6s/6s Plusではあらたに「3D Touch」による感圧システムが搭載されたため、パネルの価格も上がっているようです。

2017年時点ではiPhone6s用のパーツもずいぶんと安くなってきました(発売直後の半額くらい)。アップルストアでの保証対象外修理費用は14,800円とされていますので、上手く行けば1/3ほどのコストで交換が出来るということになります。

非公式のiPhone修理業者のiPhone6sディスプレイ交換代金はやはり12,000円~18,000円くらい掛かるところが多いのが現状です。工賃込みと考えればボッタクリとも言えませんが、パーツがここまで安くなっているのに修理料金はそうそう下がるものでもないので・・・

iPhone6sでは6よりもバッテリー容量が小さく(1,715mAh)なっているため、これも6s専用の内蔵電池が必要です。サイズも違いますので、容量アップのために6用の電池を組み込みことはたぶんムリでしょう。必ずiPhone 6s用として販売されているものを使うようにしてください。

音が出ない・イヤホンが認識されないといった故障が起きた時にはオーディオ関連の集積パーツを交換する必要があります。

iPhone用のホームボタンには指紋認証機能が搭載されており、この指紋認証機能が利用できる交換パーツは一般販売されていないようです(iPhone6の時からそうでした)。交換用ボタンとして販売されているものはただの物理ボタンであり、修理パーツ品に変えてしまうと指紋認証機能が使えなくなるケースがほとんどです。指紋認証を生かすにはオリジナルのパーツを移植するしかありません。

*修理業者で「指紋認証機能もそのまま直す」という場合は、ほとんどが交換ではなく「移し替え」を行っているだけです。ボタンが壊れてしまっている場合には直らない可能性があるので注意しましょう。

iPhone6sではカメラ機能も向上しています。800万画素から1200万画素になったため、こちらも専用パーツが必要です。

6s-camera☆「eBay 12MP Back Camera Repair Fix Replacement Parts Flex Cable for iPhone 6S

この他にもホームボタンへ接続させるためのフレキシブルケーブル、音量・ミュート機能用の物理ボタンパーツ、本体の背面パネル・ボディーなどが必要になる可能性があります。日本ではこれらの細かいパーツが直接買えないようなので、必要に応じてeBayなどを利用して海外から個人輸入する必要があるでしょう。

日本の修理業者やパーツ販売サイト・ショップもほとんどが海外から修理部品を買い付けているため、自分で輸入することが出来るのならeBayのほうがかなりパーツを安く買うことが出来るはずです。トコトン安く直したいなら、自分で輸入してみましょう(eBayの代行業者もありますが、仲介サービスを使ってしまうとそれだけコストが上がってしまうので、、、)。

どんなものがいくらで買えるのかは、下記のeBayで検索した修理パーツの相場を見てみましょう(日本からアクセスすれば、たぶん日本円に換算された価格が表示されるはずです)。

☆「eBay iPhone6s用修理部品

iPhone6s用だけでなく、もちろんiPhone6s Plus用の修理パーツも流通していますので目的に合わせて必要なパーツを手に入れて下さい。

ちなみに、Apple本家での修理ではiPhone6s用ガラス修繕には, Apple Care+無しでも1万円台で直せます。その他の故障がある場合は34800円、バッテリー交換は9400円などの価格設定がされています(参照:Appleサポート 修理)。パーツの流通価格が高い場合・破損状況次第では公式で直したほうが安い可能性もありますので、よく検討してから本当に自分で直すのかどうかを決めて下さい。

自分で直したい人向けiPhone6s専用修理パーツ集(ガラス・デジタイザ・パネル)

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