ワイモバイルから発売中の2021年夏モデルスマートフォン OPPO Reno5A(おっぽ りのふぁいぶえー)のカメラ性能実機評価・レビューです。

OPPO Reno5 Aは5Gスマートフォンでありながら、ワイモバイルでは機種変更で価格15,120円(2022年6月1日値下げ後価格)にて提供されている、今季最大クラスの超コスパモンスター機種です。

”ただ安いだけの5Gスマホ”ならば、海外だけではなく国内でもいくつか2~3万円程度で買える他の機種もすでにありますが、Reno5Aはゲームも十分遊べるSnapdragon 765Gを採用・防水防塵対応・おサイフケータイにも対応した万能スマホです。

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そして今回レビューで取り上げる、カメラについてもOPPOは自信があるようで「カメラで選ばれたい5Gスマホ」と公式にキャッチフレーズを出しています。

昨今のスマホでは多くの機種がカメラに力を入れて、たくさんのカメラレンズを搭載したり超高画素・大型センサーを積んだスマホも増えています。

そこで2万円から買えるReno5Aのカメラ機能・写真性能がどの程度なのか、じっくりとレポートしていきましょう。

Reno5Aのカメラ仕様

OPPO Reno5Aには4つのカメラレンズが搭載された「クアッドカメラ」仕様になっています。

それぞれのカメラレンズには異なる役割があり、以下のような機能があります。

カメラのレンズ 仕様
メインカメラ 6,400万画素
絞りF1.7
6枚レンズ
超広角カメラ 800万画素
絞りF2.2
5枚レンズ
画角119°
モノクロカメラ 200万画素
絞りF2.4
3枚レンズ
マクロカメラ 200万画素
絞りF2.4
3枚レンズ

*OPPOの公式サイト上ではカメラセンサーについての言及はありません。

OPPO Reno5Aのズームは、0.6倍から最大20倍までとなっています。超広角側は専用レンズによるもので、0.6倍→1倍の中間倍率はありません(レンズが切り替わるため)。

OPPO Reno5Aには専用の望遠レンズが無いため、いわゆる「光学ズーム」のような性能はありません。

Reno5Aの超高解像モード

OPPO Reno5Aのメインカメラは6,400万画素となっていますが、Reno5Aには「1億800万相当の超高解像度モード」というものが搭載されています。

画像処理技術により、通常モードよりも高い解像度を実現すると説明されています。

実際に通常モード・超高解像度で写真を撮影し、それぞれを拡大して比較してみたのが下記の画像です。

左が超高解像度モード、右が通常モードで撮影した場合です。ぶっちゃけ、違いはよく分かりません(他にも何種類かサンプルを撮影していますが、どれも似たりよったり)。

ファイル上の大きさは超高解像度モードにすると「9024×12032ピクセル」のサイズになり、1ファイルで20MBくらいに大きくなります(通常の写真は5MBほど)。また、超高解像度モードは広角レンズ(0.6倍)や夜景モードでは利用できません。

被写体によっては効果が感じられる場合もあるのかもしれませんが、この程度の差ならば超高解像度モードの出番は少なそうです。

Reno5Aの撮影モード・機能

Reno5Aでは以下のような撮影モードがあります。

・夜景モード
・動画モード
・写真モード(通常カメラ)
・ポートレート
・アウト/イン同時動画撮影
・スローモーション(1080P/720P)
・タイムラプス
・映画
・エキスパート(マニュアルモード)
・超高解像度
・パノラマ
・テキストスキャナー
・マクロ
・ステッカー

他社スマホ・従来のスマホには無いような斬新な機能は特に無いものの、さまざまなカメラ機能をReno5Aで使うことが出来ます。

エキスパート(プロモード)では、マニュアルでISO(100-6400)・シャッタースピード(1/8000s~32S)などを自由に設定出来るマニュアル設定での撮影も可能です(超広角レンズでは利用不可)。

Reno5Aマクロカメラ

OPPO Reno5 Aには最短で4センチまで近寄って撮影する事ができる専用のマクロカメラ(接写カメラ)があります。

上記がカメラレンズから被写体まで、焦点が合う最短距離のイメージです。

実際に撮影したものが下記です。

小さな玩具にも超接近することで、迫力ある写真の撮影が可能です。

ただし、Reno5Aのマクロレンズは200万画素と画素数が小さいため、少し離れた距離からメインカメラで撮影し、トリミング(切り出し)加工したものに画質で劣ることがあるため、あまり使いみちは無いでしょう。

Reno5A HDR機能の効果

OPPO Reno5Aの写真モードでは、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能があります。

これは下の撮影サンプルを見ていただくと、効果がひと目で判ります。

画像の中央下あたりにある、グラスの中にある富士山の明るさに注目してみると、HDRをオフにして撮影すると山頂部分が明るすぎて白飛びしているのに対し、HDRをオンにすると背景の明るさはほぼそのままに、富士山部分の白飛び領域が少なくなっています。

HDR(ハイダイナミックレンジ)では、明るい光源と暗い影が同時に存在するような場面で写真を撮る時に有効です。通常Reno5Aでは自動でHDR機能が働きますが、自動でON/OFFを切り替える事もできます。

Reno5Aの手ブレ補正機能

OPPO Reno5Aには動画撮影時に強力な手ブレ補正機能が働きます。

手ブレ補正機能をオンにして動画撮影をすると、細かい揺れを吸収してスーっと画面が滑らかに動くようになります。これは言葉では説明しづらいところですので、実際の動画は公式サイトに埋め込まれた比較サンプルを参照ください。

一方で、静止写真撮影時にはあまり手ブレ補正の効果は感じられず、5倍を大きく超える倍率にすると手ブレしやすくなるので注意が必要です。

Reno5Aのカメラ評価まとめ

OPPO Reno5Aのカメラは4つのレンズを搭載することで、さまざまな場面に合わせた最適なモードをAIが選択して、プロっぽい写真が誰でもかんたんに撮れるという評価です。

望遠・ズーム専用のカメラが無いため、他社の高倍率搭載カメラと比較すると、10倍以上のズーム撮影時には画質が劣ると感じられる場面もありますが、10倍以上のズームは滅多に使うものでもないため、割り切って使えばReno5Aで日常的な撮影シーンを十分にカバーできるでしょう。

世の中にはReno5Aよりも高い性能・綺麗に撮れるカメラを搭載したスマホはたくさんあります。しかし。Reno5Aより安くてカメラが綺麗なスマホは滅多に無いでしょう。

ワイモバイルでは機種変更で21,600円(発売記念特典として、3,000円相当の還元キャンペーンも併用可能)でReno5Aを販売中です。他社の最先端ハイエンドスマホのカメラを体験した後だと、Reno5Aのカメラ性能でイマイチだな・他の高性能モデルには劣るかも。。。と感じる部分も、すべて許せる価格設定となっています。

☆「ワイモバイル公式サイトで最新料金・割引キャンペーンをみる」/最新情報は必ず公式HPで確認してください

SIMフリーモデルが欲しい場合、2021年6月11日よりOCNモバイルONEにて発売記念キャンペーンとして一括20,000円で販売されます。

この発売記念セールは売り切れが予想されるため、欲しい方は発売日に即注文することを推奨します。

[2万円の安すぎ5Gスマホ] “カメラで選ばれたい” OPPO Reno5Aの写真性能評価・レビュー