機種変更でも本体価格21,600円、さらに購入キャンペーンで3,000円分の還元もある超激安5Gスマートフォンの最新モデル「OPPO Reno5 A」(型番:A101OP/SIMフリーモデル CPH2199)を実際に購入し、ゲームアプリを快適に遊べるのか性能チェックをレポート・評価します。

OPPOのスマートフォン「Reno5 A」は、格安スマートフォンとしては珍しい「防水防塵」と「おサイフケータイ」に対応した日本向けにカスタマイズされたシリーズです。旧モデル「Reno3 A」および「Reno A」と共に低価格で程よいスペック・性能を持った万能モデルとして人気です。

特に2021年モデル Reno5 Aは5Gに対応しました。5G対応のハイエンドスマートフォンは10万円を余裕で超えるモデルも多い中で、Reno5 Aはお手軽に試せる5Gスマートフォンとしてのポジションも確保しています。

他の5Gスマートフォンに比べてもかなり安いため、購入前にその性能に疑問を持つ人もいらっしゃるかもしれませんので、実際にどのくらいアプリ・ゲームが快適に遊べるのか試した感想・評価をレポートします。

Reno5Aの全般的なレビュー・評価、他機種との比較を見たい場合は先にこちらをどうぞ→[2万円から買える5Gスマホ]OPPO Reno5AとOPPO A54の違い・スペック比較評価-価格と発売日情報

OPPO Reno5Aの処理性能スペック

まずはOPPO Reno5 Aの基本性能のスペックについて解説しましょう。

OPPO Reno5 Aには、5G通信に対応したチップ Qualcomm Snapdragon 765Gというパーツが搭載されています。このチップは2020年頃から発売されているいくつかのミドル~ハイスペックモデルのスマートフォンに採用されており、ざっくり言えば3~4年くらい昔のハイエンドモデル並の性能があります。

参考知識として、Qualcommのハイエンド向けチップのシリーズは、以下のような変遷をしていきています。

2021年 Snapdragon 888
2020年Snapdragon 865
2019年Snapdragon 855
2018年Snapdragon 845
2017年Snapdragon 835

この「Snapdragonの800番台」というチップがその世代の最高峰性能を持つチップとなることが多く(派生チップとしてSnapdragon 865+のようなものもあります)、Snapdragon 700番台のチップは同世代の800番チップに性能では劣るものの、Reno5Aに使われているSnapdragon 765Gであれば、2018年向けモデルのSnapdragon 845に追いついています。

つまり、数年前に10万円前後で売られていたようなモデルのような処理性能を、2万円で機種変更できるReno5 Aで実現している、という水準になっています。

Reno5 Aのメモリ(RAM)は6GBです。メモリが大きいほど同時に多数のアプリケーション・機能を動作させた場合でも安定した処理ができるという基準になります。

本体のストレージ(保存容量)は128GBで、外部メモリー(micro SDカード)も使うことが出来ます。

RAM6GB+ROM128GBという組み合わせは昨今の格安スマホの世界では珍しいものではありませんが、やはり3~4年以上前のスマートフォンであればメモリ6GBは高性能モデルとしての水準であったため、スマホをよく使うユーザーであっても大抵は満足できる水準といえるはずです。

Reno5AのAntutuスコア・評価

実際にOPPO Reno5AにAntutu Benchmarkアプリを導入し、測定した結果を評価します。

OPPO Reno5 AのAntutuスコアは約32万点です(アプリバージョン8.3系で測定)。CPUスコアは10万点、GPUスコアは9.3万点程度となり、やはり2018年モデル Snapdragon 845を搭載していたモデルと同じくらいの数字が出ました。

なお、Reno5 Aには「高パフォーマンスモード」という、高処理性能モードがあります。

メーカーの説明によれば「高パフォーマンスで常に動作しますが、それに伴い電力消費量が増えます」とされています。

今回複数回ベンチマークを測定した結果、高パフォーマンスモードのオン・オフに関わらず、Antutuベンチスコアは32万点前後で安定しています。

OPPO Reno5A はベンチマークアプリを30分以上連続で動作させても処理性能が落ちることはなく、ずっと高い性能を保つ傾向にあります(高パフォーマンスモードを使用しない場合でも)。

*Antutuベンチマークアプリは2021年時点で、リスクアプリとしてマーケットから排除されています。一般には利用はオススメしません。

Reno5Aの発熱・過熱の評価

前述のベンチマークアプリ Antutu Benchmarkでは、スマートフォンの処理性能を評価するために、アニメーションや演算処理を全力で実行します。そのため、スマートフォンによってはアプリ動作中に本体が発熱・過熱状態となることもあります。

今回はReno5 Aでベンチマークアプリを連続で何回も動作させながら、本体の発熱状況を非接触温度計で温度を測ってみました。

その結果、アプリを30分以上連続で動作させた状態であってもボディ温度は35度~38度程度で発熱は収まっており、熱くて持てないような状態にはなりませんでした。

発熱の傾向としては、ボディのカメラ横あたり~上部の前面・背面ほど熱くなりやすく、ボディの下のほうは発熱は少なめです。

測定中、最も熱くなった場所で38度くらい。スマホが熱を持っていることは感じられますが、「熱くて心配になる」レベルではありません

比較として、最新の高性能チップSnapdragon 888搭載スマホの場合、10分以上の連続動作で軽く40度を超える過熱が起きることもあります。

(SDM888搭載、Galaxy S21 Ultraの場合)

最高峰のSnapdragon 800番台は処理性能の高さは圧倒的ですが、発熱が起きやすく、ゲームを連続で長く楽しみたい人には不向きな場合もあります。

Snapdragon 765Gを使っているReno 5Aは、最新鋭のSDM888搭載機種に比べて処理性能は半分程度(Antutuスコア比)ながら、一般的なゲームであれば十分にスムーズに動くため、「最新のゲーミングスマホじゃないと性能不足で絶対にダメ」というようなeスポーツをしない限り、快適にゲームが出来るスマホという評価です。

*発熱・温度は使用状況・環境によって変わります。高温状態を長く続けるとスマホにも人体にもよくありませんので、40度を超えるような発熱が起きた場合にはスマホを休ませるようにすることを推奨します

Reno5Aは指紋認証・顔認証も爆速

これは単純に処理性能だけの問題では無いのですけれど、日常的に「スピード」を感じられるReno5Aの強みとして、指紋認証と顔認証のスピーディさの評価もしておきましょう。

 

Reno5 Aは背面のやや上位置にタッチ式の指紋認証センサーが搭載されています。旧モデルReno3 Aはディスプレイ画面内蔵型でした。

指紋センサーが背面にあると、スマホを机等に置いたままだとロック解除がしづらいというデメリットがある反面、Reno3Aのようなディスプレイ内蔵型だと画面にべったりと指を押し付けることで指紋が付くのがイヤというユーザーもいらっしゃるでしょう。これは好みの問題なので「画面内蔵と背面センサー」のどちらが優れているという話ではありません。

ただ、Reno5Aの指紋認証センサーは十分に感度・反応速度が早く、指を乗せるとほぼ同時に認証は完了し、画面が点灯した時点でロック解除が完了しています。Reno5Aの指紋認証スピードに関しては、まったくストレスを感じないレベルという評価です。

また、Reno5Aはインカメラによる顔認証によるロック解除も可能で、こちらも素早い解除が出来ます。指紋認証+顔認証の両方を同時にセットすることが出来るため、自宅では顔認証・屋外でマスクをしている時には指紋認証と使い分けることが出来るのも便利です。

Reno5Aはこの性能で実質2万円切り

OPPOのRenoシリーズは、過去のモデルも実売価格3万円~4万円程度の格安スマートフォンでした。

旧型のReno AやReno3 Aに比べて格段に処理性能とカメラ性能がアップしたReno5Aは本体の価格値上げが危惧されましたが、ワイモバイルユーザーであれば激安で機種変更出来ます。

ワイモバイルの公式ストアでは、通常の機種変更で18,000円値引きが適用され、一括21,600円で購入できます。MNPやガラケーからの買い替えではなく、通常のスマホ機種変更でこのお値段は信じがたい安さと言えます。

さらにワイモバイルのReno5Aに対して、発売記念キャンペーンで特典も貰えます。

購入後に応募すると、もれなくPayPayボーナスとして3,000円分が貰える(2021年8月31日までの期間限定)ため、Reno5Aの実質負担は2万円を切ることになります(機種変更の手数料もオンラインなら無料)。

ワイモバイルのReno5 Aは間違いなく「買い」な水準です。「ゲームも十分楽しめる性能」・「5G通信対応」・「おサイフケータイ対応」・「防水防塵対応」・「4眼カメラ」、そして実質18,600円(PayPay還元考慮)のReno5Aは、ワイモバイルユーザーなら一台は買っておくべきスマホです。

[購入レビュー]機種変2万円の5Gスマホ Reno5AのAntutuスコアはいくつ?ゲームの発熱はあるか?性能評価・比較

Tagged on: