ソフトバンクは2019年12月6日、同社の3Gサービスの提供終了予定を告知しました。これにより、国内大手3キャリアであるドコモ・ソフトバンク・auすべての3Gサービスの具体的に終了日が出揃いました。
ソフトバンクの3Gサービス終了日は、2024年1月下旬と決定しました(諸般の事情により延長されましたが、すでに停波しました)。発表された2019年12月時点から見て、あと4年以上前の告知となりました。
すでにソフトバンクでは3G専用の携帯電話・スマートフォンの提供自体がかなり限定的となっており、多くはLTE/4Gサービス対応デバイスとなっていますが、3Gサービス終了以降まで3G専用ガラケー・スマホ機種を使っている場合は、通話やメール・インターネット接続などの機能が使えなくなる前に取り替えが必要となります。
ソフトバンクの3Gサービス終了で使えなくなる機種を調べる方法
*ソフトバンクの3Gはすでに停波しています。
ソフトバンクは3Gサービスの終了の告知に伴い、公式サイト上で3Gサービス終了の影響を受ける機種を調べることが出来るツールを公開しています。
上記ページにアクセスし機種の条件(携帯のカテゴリーやメーカー)で調べる、または機種の一覧から3G終了の影響を受けるかどうか判定出来ます。
3G終了の対象機種は、ポストペイド型(通常の月額料金支払いタイプ)とプリペイド型(シンプルスタイル)のモデル毎に一覧があります。
シンプルスタイル(プリモバイル)の場合だと、現行モデルのSimplyや4G対応のプリスマ機種の一部を除き、かつて販売されていたほとんどすべてのモデルが3G専用であったため、2024年2月以降は使えなくなる見込みです。
【ご利用いただけなくなる機種】
(プリペイド機種)GENT 831SH s、GENT 832SH s、001SH、AQUOS SHOT 002SH、AQUOS SHOT 945SH、GENT 841SH s、Jelly Beans 840SH、SOLAR HYBRID 842SH、THE PREMIUM6 WATERPROOF 841SH、かんたん携帯 843SH、PANTONE 4 105SH、THE PREMIUM9 WATERPROOF 109SH、かんたん携帯 108SH、PANTONE WATERPROOF 202SH
705Px、822P、830P、831P、832P、COLOR LIFE 840P、841P、842P、VIERAケータイ 941P、VIERAケータイ 942P、COLOR LIFE 2 002P、LUMIX Phone 001P
かんたん携帯 840Z、301Z
707SCⅡ、730SC、821SC、OMNIA 930SC 、731SC、740SC、AQUA STYLE 001SC、AQUA STYLE 840SC
821N、830N、931N、940N、かんたん携帯 831N、001N、840N、841N
EXILIMケータイ 930CA
iPhone 5
AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH、AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH、AQUOS PHONE THE PREMIUM 009SH、AQUOS PHONE 102SHII、AQUOS PHONE Xx 106SH、PANTONE 5 107SH、PANTONE 6 200SH、AQUOS PHONE ss 205SH、AQUOS PHONE Xx 203SH、AQUOS PHONE Xx mini 303SH、AQUOS Xx 304SH
102P、LUMIX Phone 101P
dynapocket X02T
Libero 003Z、STAR 7 009Z、シンプルスマートフォン 008Z、BLADE Q+ 402ZT
HONEY BEE 101K、DIGNO R 202K、HONEY BEE 201K、DIGNO U
STREAM 201HW X01SC MEDIAS CH 101N ARROWS A 301F
ディズニー on SoftBank DM011SH、ディズニー on SoftBank DM012SH、ディズニー on SoftBank DM013SH
MOTOROLA RAZR M 201M
TOUCH DIAMOND X04HT、X03HT
DELL Streak 001DL、DELL Streak Pro 101DL
最近では「プリペイド携帯・プリペイドスマホ」自体の需要が少ないためか、ソフトバンクでもプリペイド向けの端末はほとんど販売されなくなりましたが、かつてはこんなにたくさんのスマホがプリペイド向けとして(ポストペイド向けに販売した型落ちモデルをプリスマとして)提供していました。
いずれもかなり古いモデルばかりですが・・・小型ガラケーの301Zは2014年発売でした。
今は301Zも販売終了となっています。
301Zの場合でも3Gサービス終了の2024年まで、およそ10年は使えるということになるため、ソフトバンクは十分に早く告知を出したと言えるでしょう。
3社それぞれ3Gを終了し、5Gへシフト
ソフトバンクの3G終了告知にもあるように、3Gのサービス提供はすでに20年近く前のことになり、サービス・電波的にも世代交代の時期になっています。
”3Gサービスの終了=ガラケーが無くなる” というイメージを持っているユーザーも多いようですが、3Gサービスを終了させることは国単位での方針であり、電波的な資源・各社の経済的リソースを3Gからいよいよ本格的に商用化が始まる5Gサービスへ移していくことが、3Gサービス終了の背景となっています。
よく勘違いしている人を見かける「みんながスマホを買うようになり、ガラケーを使う人が減ったから3Gサービスが終わる」というのは、3G終了理由ではありません(3G終了で使えなくなるスマホもありますし、4G世代に対応したガラケー(4Gケータイ)も継続して販売されています)。
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ソフトバンクの3G携帯・スマホ利用者は事務手数料無料で交換へ
まだソフトバンクの3Gサービスが使えなくなるまで数年の猶予はありますが、3G終了によって使えなくなるガラケー・スマホ・タブレットなどの各種デバイスを利用しているユーザーに対して、ソフトバンクは4Gサービスへのプラン変更を伴う機種変更時に、事務手数料を無料にする対応を行う見込みです(具体的な対応は後日案内される予定)。
別途2019年12月時点で古い3Gケータイ・3Gスマホについて、セキュリティ上の理由(サーバー証明書切り替えによる影響)で一部機能が使えなくなるデバイスの利用者に対して、機種変更手数料の無料化サービスを提供しています。
3Gサービスの終了によってさらに多くの旧デバイスユーザーが4G機種へ変更しないと利用継続が出来なくなりますので、古い機種を使っているユーザーは2024年1月になる前に、早めの交換手続きをオススメします。