MNPでの優遇が続くソフトバンクですが、その中でも特にキャンペーンが豊富&価格値引きが大きなNexus6Pを2年間利用した場合の維持費・トータルコストシミュレーションをやってみたいと思います。Nexus6PはSIMフリー版がGoogle Playでも買えるわけですが、ソフトバンクのキャンペーンを駆使することでSIMフリーモデルの購入代金+MVNOの格安SIM利用にも劣らないくらいの安さを実現出来る可能性があります(今回は一番価格が安いであろうDMMの3GBプランで計算してみます)。

以下でのシミュレーションには下取りプログラムの適用や、月月割、各種キャンペーンによる実質的な値引き分まで考慮しますので、ご自身での利用料金を計算する場合にいは各施策の適用可否を考えながら足し引きしてみてください。

・他社からNexus 6P 32GBモデルへMNP転入(一括購入割引適用)を行う
・下取りとして3000円でAndroidの中古白ロムを入手し、下取りボーナスを利用する
・かけ放題プラン+2GBのデータプランに加入する(2年間維持)
・月月割は契約1日から適用されるとして、プラン料金の日割りは行わない
・オンラインショップ購入特典として、Tポイント3000円を値引きとして考慮する
・Nexus6P購入特典のNexus Playerを「Yahoo買取」で4200円で売る(12/9の買取額)

・DMM mobileで音声付き・3GBのデータプランに加入する
・Nexus6P 32GBはGoogle Storeで購入する

以上の条件で計算していきます。

*2021年時点でDMMモバイルはサービスを終了、Nexus 6Pも販売が終わっているため、料金プラン情報は削除しました。

初期費用」+「月額料金の2年分合計」を計算すれば、それぞれの2年間の総合維持費の差がわかるわけです。

ソフトバンクの場合は「通話し放題+2GBのデータ通信」、格安SIMのDMM mobileでは「通話を一切しない+3GBのデータ通信」が最低維持費の条件となっています。通話を使わなくてもソフトバンクの方が少し安いですし、もしある程度通話を使うのならば断然ソフトバンクの方が安くなってくるというシミュレーション結果となりました。

通話を本当に一切使わないというのなら格安SIMはデータプランのみのSIMを契約出来ますので、今回の格安SIMシミュレーションである「2年で総額11万弱」より安く出来る可能性は確かにあります。MVNOには2年縛りはありませんし、プランを変更することも比較的容易です。しかし、MVNOの会社を変えるのもタダではありません。MNPさせるなら転出手数料・転先での契約手数料が別途かかってきます。

ネットワークに関しても、はっきり言って通信速度はソフトバンクと格安SIMでは比較にならないでしょう。管理人はDMM mobileのSIMを契約中であり、決してサービスに不満をもっているわけではありませんが、それはあくまで「価格相応・対費用効果」を考えた場合です。ドコモ系の格安SIMではほとんどどこのサービスを使ってもお昼や夕方の混雑時は大きく通信品質が落ちます。

2年間縛りがどうしても嫌だ、ソフトバンクでは繋がりづらい地域に住んでいるなどの理由があるのなら格安SIM+SIMフリー版というのも良いですが、MNP転入出来る方でNexus6Pが使ってみたいというのなら、費用面から考えてもソフトバンクの方が格安SIM利用より安い可能性があるということを確認し、比較検討してみるのが良いと思います。

☆「ソフトバンク Nexus6P

ソフトバンク Nexus6P MNP契約時の維持費計算 割引増大で格安SIM運用に匹敵するレベルに到達