2019年はスマートフォンの料金だけでなく、ガラケー(折りたたみ式携帯電話・スマホタイプではないケータイ)の料金も大きく変わることになりました。

2019年は間もなく次世代の通信方式「5G」が本格的な商用利用も始まるというタイミングであり、ますますスマートフォンの所持率・利用者数が増えているものの、まだまだ「今までのガラケーのままで良い」というユーザーが携帯会社を問わず多く居ます。

一方で、日本国内の古いタイプの通信方式「3G通信」にのみ対応した旧型のガラケー(3G専用スマホも含む)は、近い将来ドコモ・ソフトバンク・auのいずれの会社でもサービスの終了が行われる見込みです。

関連記事: 3Gガラケーはいつ使えなくなる?ドコモ・ソフトバンク・エーユー キャリア別終了時期

2019年9月の時点からみて、”すぐに3Gガラケーから買い換えないと使えなくなる”という心配は殆ど無い(上記記事で詳細を解説していますが、一部のモデル/機能に関しては2019年11月末からサービスの提供終了がある)ものの、auの場合は3Gサービスの終了時期がすでに確定しており、旧タイプのガラケーを今でも使い続けているユーザーは、そろそろ新しい機種に買い替えを進めておくべき時期に来ています。

そして、これからドコモ・au・ソフトバンクの各社で3G専用携帯電話端末(3G専用の古いプラン)から機種変更を行う場合、どの会社でも必ず料金プランを変更することになります(通信方式が違うため、3G専用プランを2019年時点で販売されている最新の携帯で契約することは不可能)。

2019年9月6日時点で発表されたソフトバンクのガラケー機種向け新料金プランは、2年縛り(最低利用期間)および解約違約金のないシステムとなっており、ドコモ・auが提供している現行プランとは少し違ったサービス・料金となっています。

今後ドコモ・auのガラケー向けプランも総務省令・ガイドラインに対応した2年契約なし・違約金1,000円以下の新料金プランが発表される見込みですが、管理人も契約しているドコモの2019年6月新料金プラン「ケータイプラン」とソフトバンクのケータイ向け新料金プランを比較し、ソフトバンクのガラケーユーザーは旧プランから新プランに変えるべきか、ドコモのFOMAガラケーユーザーがソフトバンクに乗り換え(MNP)したほうが有利になるのか検証していきます。

なお、ソフトバンクの2019年9月13日から提供開始される新料金プランでは、ケータイ機種の場合も、スマホと同じ50GBまで使える「ギガモンスター+/ミニモンスター」を選ぶことも出来ます。しかし、ここではあくまで旧型ガラケーのユーザーの機種変更・プラン変更を想定した比較を行うために”通話専用/ちょっとだけウェブ・メールも使える/多少ウェブ・メールを使う”の3パターンを中心に比較していきます。

ソフトバンクの新料金ガラケープラン(2019年9月)の概要

2019年9月13日から、ソフトバンクケータイを使う場合には「基本プラン(音声)」をベースとして、必要に応じて「ネット機能を付ける(使えるデータ容量を選ぶ)」/「かけ放題通話オプションを付ける」ことで、料金プランを作ることになります。

ソフトバンクのケータイ新料金プランで選べる「基本プラン」は1種類のみ、月額料金は980円です。これ以外のプラン・料金は一切ありません(子ども用携帯・あんしんケータイなど特殊なモデルは除く)。

そして、ソフトバンクケータイではこの「基本プラン(音声)」のみの契約(その他オプション一切なし)が可能であり、つまりソフトバンク新料金プランのケータイ利用料金最安値は月額980円となります。最低利用期間・定期契約はなく、長く携帯を使っていても短期間で解約しても、基本プラン部分の料金が変わることはありません。

基本プランには無料通話は含まれておらず、国内通話は20円/30秒の従量課金となります。ソフトバンクの新料金プランで携帯電話にかけ放題を付けたい場合は、2019年9月12日以前と同じく「定額オプション/準定額オプション」を追加することが可能です。

・「準定額オプション」1回5分以内の国内通話が無料:月額+500円
・「定額オプション」24時間いつでも国内通話が無料:月額+1500円

ソフトバンクの新料金プランの通話オプションは、ケータイ機種・スマホ機種に依らず、500円または1500円のオプションのまま、従来どおりのサービスが維持されています。

続いてケータイ向けの新料金プランで選べるインターネットの利用料金は、「1GBまで」と「100MB(0.1GB)」の2種類、または「ネット通信無し」の3パターンから選ぶことになるでしょう(冒頭でも述べた通り、スマホと同じウルトラギガモンスター/ミニモンスターも選べますがここでは割愛します)。

・「データプラン 1GB(ケータイ)」:+月額1,500円
・「データプラン100MB」:+月額300円
・ データプラン無し:+月額0円

ソフトバンクのケータイでモバイル通信を行いたい場合は1GBまたは100MBのどちらかを契約する必要があります。”データプランを選択しない”場合は、eメールの受信を含むネット機能が使えない契約となります(いわゆる”通話専用携帯”が欲しい人向け)。

携帯電話でメールだけ(写真の送受信も多少はOK)の利用・マップやニュース情報を少し確認するくらいなら、100MBプランでOKでしょう。

関連記事:ドコモ新料金1200円ケータイプラン 100MBで何が出来る?データ容量の目安

ソフトバンクケータイ向け新料金プランの割引

ソフトバンクでは以前より「1年おトク割」という、契約から1年(12ヶ月間)続く料金割引を提供していましたが、2019年9月13日より提供条件が変更され、ケータイ機種でも条件を満たすと適用可能になります。

新規契約または機種変更時(USIM単体契約を含む)、「基本プラン(音声)」または「基本プラン(データ)」に加入した場合に1年間適用される割引です。(「データプラン100MB」は対象外)

さらに、新しい割引「1GB専用割引」が追加されました。この割引もケータイ機種で使えます。

「基本プラン(音声)」「データプラン1GB(スマホ)/データプラン1GB(ケータイ)」および「準定額オプション」または「定額オプション」へ加入した場合に適用される割引です。

以上の「基本プラン」/「データプラン」/「通話オプション」/「割引」を合算することで、ソフトバンクの新しいガラケー向け料金プランが構成されます。

ドコモ「ケータイプラン」との比較

ソフトバンクのケータイ向け新料金プランの構成が把握出来たところで、比較用としてドコモが2019年6月から提供を始めた「ケータイプラン」との仕様比較をしてみましょう。

前項までに解説したソフトバンクの新料金プランでは最安「980円」となる”基本プランのみ契約”が可能でしたが、ドコモのケータイプランではもれなく「100MBまで」の通信データ容量が含まれたシンプルな料金体系になっています。


上記は実際に管理人がドコモの最新ガラケー「F-03L」を購入・維持している回線の料金請求です(端末代金は一括で支払っています)。

このドコモの「ケータイプラン」は、ソフトバンクの新料金プランでも利用サービス内容がそっくりなプランを組むことが出来ます。

ドコモの場合
「ケータイプラン」
サービス
対比
ソフトバンクの場合
「2019年9月新料金プラン」
ケータイプラン
月額1,200円
(2年契約時)
基本料金 基本プラン(通話)
月額980円
定期契約なし
100MBまで0円
(基本料金に含む)
データプラン データプラン100MB
月額300円
spモード
(基本料金に含む)
ウェブ使用料 ウェブ使用料
(基本料金に含む)
無料通話なし 通話料金
無料通話なし
月額1,320円~ 合計維持費
月額1,408円~

(それぞれ機種代金は含まず)

上記はどちらも「100MBまでネットが使える・無料通話/かけ放題は無し」のケータイ向けプランです。料金の差額は80円だけドコモのほうが安くなっています。

しかし、ここではドコモは2年契約を結んで月額1,320円であるのに対して、ソフトバンクの新料金プランは2年契約無しで月額1,280円なのです。

ドコモのケータイプランを2年契約なしで利用すると月額料金は2,970円まで跳ね上がります

ずっとドコモを使う・ソフトバンクを使うと決めているユーザーにとってはドコモのケータイプラン(2年契約)のほうが有利になりますが、定期契約をしたくないユーザーには、ソフトバンクの新料金プランのほうが自由度が高いと言えるでしょう。

さらに、ドコモのケータイプランは「spモード/100MBのデータ容量」が基本プランに完全に含まれており、”ネットを使わないから1200円より安くする”ということは不可能です。ソフトバンクの新料金プランでは、データプラン無しが選べるため”完全通話専用携帯”が欲しい人にとっては、ソフトバンクの新料金プランのほうが有利だと言えるでしょう。

また、ドコモのケータイプランには「1GBプラン」のような”それなりにネットを使う人向け”の専用プランは存在しませんが、「スピードモード」として1GB単位でデータ容量を追加すれば、「100MB(約0.1GB)」だけではパケットが足りないユーザーも1GBあたり1,100円で追加出来ますので、ソフトバンクの「データプラン1GB(ケータイ)/1,650円」のような使い方が出来ないわけではありません。

より詳しいソフトバンクの新料金プランについては公式サイトの情報を参照下さい。

ドコモの新しい携帯電話料金については下記のぺージも参照下さい。

参照:FOMAガラケーからドコモ新料金「ケータイプラン」に変えた場合の月額料金・年間総額表示を計算

携帯電話本体の代金

ソフトバンクの新料金プラン・ドコモの「ケータイプラン」は、ともに携帯電話機種本体の料金は含んでおらず、機種に対する割引は基本的に適用されません。

2019年9月6日時点ではソフトバンクの携帯電話本体代金に関わる情報が出ていないため、携帯電話機種代金についてはどのような価格設定・割引の有無があるのか不明です(13日以降に情報を追加する予定です)。

一方、ドコモの場合は2019年9月時点で4モデルのガラケー端末を提供しています。


現在購入可能なドコモケータイは、上記のP-smart P-01J/カード携帯 KY-01L/arrowsケータイ F-03L/AQUOSケータイ SH-02Lの4種+法人向けカメラレスモデル SH-03Lです(この他らくらくホン・キッズ携帯を除く)。

関連記事:ドコモのガラケー機種変更 2021年3月時点で買える機種・価格一覧

この機種代金と、ケータイプランの基本料金を合計したものがドコモの現行ガラケー端末の料金となりますので、ソフトバンクケータイの料金と比較し、「定期契約の必要性」「通話専用にするか、ネット機能を付けるか」「欲しい携帯電話機種があるか」という点を比べて、ソフトバンクかドコモケータイのどちらが有利になるか考えてみて下さい。

ソフトバンクの激安ケータイ維持テクニック(9/12終了予定)

ソフトバンクの9月13日から始まる新料金プランの登場前に、最後のチャンスとしてソフトバンクのガラケーを安く作っておきたい場合には、今後使うことが出来なくなるであろうガラケーの激安維持回線をドコモ・au・その他格安スマホユーザーなら契約することが可能です。

以下のプランは9月12日に終了することが確定している割引を使うため、駆け込みをしたい人は本当に急ぐ必要があります。

 

通話し放題プランの場合 料金内訳
通話定額プラン 2,376円/月
通話し放題割 -1080円/月×36ヶ月
web使用料 324円/月
データ定額S 0円~
(従量制)
月月割 -1320円×36回
月額料金 300円~

(ユニバーサル料金別。機種代金も割引あり)

このプランは、AQUOSケータイ3/DIGNOkケータイ2/かんたん携帯10のソフトバンク現行ガラケー機種種で適用出来ます(乗り換え用)。

このプランに登場する「通話定額プラン」も、「通話し放題割」も、月月割も、すべて2019年9月13日以降の新プランでは使えなくなるため、申込みをしたい場合は12日までに手続きを進める必要があるので気をつけて下さい。

このガラケーキャンペーンはソフトバンクのウェブ代理店で実施されています。

以下の一文を申し込みフォームの問い合わせ欄にコピペして、料金の詳しい案内と在庫を確認出来ます(キャンペーン価格・在庫状況によって価格が変更されることもあるため、必ずショップ担当者の料金案内を確認してください)。ソフトバンクガラケー以外にも、iPhone8, iPhone XRの一括セール、Pixel 3aの一括0円案件があります(ソフトバンク価格キャンペーンログはこちら)。

ソフトバンクのガラケー特別キャンペーンをウェブサイトで見ました。対象機種の在庫状況と料金プランについて案内してください。

ソフトバンクガラケー新料金プラン(2019年9月)とドコモの「ケータイプラン」どちらが安い?サービス比較
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