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2019年6月1日より変更されたドコモの携帯電話向け料金プラン「ケータイプラン」を契約した場合に掛かる初期費用・手数料・月額料金・通信費・通話料、その他諸々を考慮し、最新ドコモガラケーに機種変更した場合の料金を分かりやすく紹介します。

日本の携帯業界ではこれまで長く「一括0円携帯」・「実質負担額」・「高額キャッシュバック」といった消費者とって”有利に見える” 部分だけを強調し、実際の負担額・支払額に対する理解がされないまま契約してしまい、契約後に「思っていた料金請求と違った」「不要なサービスやオプションで高額請求になっていた」といったトラブルが発生することがあり、総務省はこれらの問題に対して2018年頃から携帯販売におけるガイドラインの改定・ルール義務化を推し進めています。

その中のひとつとして、2019年7月時点で提案されているルール改正の一つに「携帯料金の総額表示義務化」が挙げられています。

期間拘束(契約後、無料での契約解除又は契約変更をすることができない期間(拘束期間)を設けることをいう。)のある携帯電話サービスの新規契約、変更契約(新たに拘束期間が始まるものに限る。)又は更新契約を締結(※1)しようとしている利用者に対しては、特段の事情がない限り、少なくとも①通信料金(オプション等として提示されるもののうち、通話定額オプション等の当該携帯電話サービスの通信料金の一部を構成するものや携帯電話インターネット接続機能等の当該携帯電話サービスの利用に必要な電気通信役務の提供に関するものの料金を含む)、②携帯電話サービスの利用に不可欠な端末(携帯電話端末、タブレット等)の売買契約を伴う場合はその代金(※2)、③初期費用(事務手数料等)について(※3)、拘束期間全体にわたる総支払額(※4)の目安を、次の(i)から(iii)までの事項を満たす方法によって明示することが適切である。

現在の携帯・スマホ料金は非常に複雑であり、機種代金の他に通信回線の各種プラン・オプションの月額料金が掛かるだけでなく、指定期間内に解約・プラン変更をすると割引が変更される/打ち切られる/違約金が発生するなど、利用状況・継続状況によっても利用者が理解していない(契約書に明示があっても)ケースが多いようで、これらのトラブルを解消する目的で上記のような”拘束期間全体にわたる総支払額”の明示が必要であると総務省は考えているようです。

スマートフォンの契約時にはネットセット割引・複数回線による割引・一定期間だけ適用される割引・変動する可能性があるパケット料金が関わってくるため計算・表示も複雑になってしまいますが、ドコモのケータイプランの場合には比較的シンプルで分かりやすい構成になっています。

2019年7月時点ではまだ”改定案”の状態ではありますが、これをドコモの最新携帯料金プラン「ケータイプラン」の場合に当てはめるとどのような料金表示になるのか、シミュレーションしてみましょう。

ドコモ最新ガラケー  F-03Lへ機種変するケース

現在ドコモの古いタイプ(FOMA)の携帯電話を使っているユーザーが2019年時点で端末購入を伴う機種変更する場合、FOMAプランを継続することは不可能となっています。その理由は、現在ドコモから販売されている携帯電話機種はiモード/FOMAケータイではなく全てspモード/Xiケータイ(キッズ携帯を除く)に変わり、接続方法/サービスが新しいものに変わっているためです。

すでにドコモではFOMAガラケーは生産・販売しておらず、在庫が入荷することもありえません(2016年時点で開発が終わっており、今後新しくFOMA携帯が出ることも絶対ありません)。

ただ、新しいドコモ携帯も、下記の通り今までのガラケーと操作は変わらず、昔ながらの防水防塵対応・ワンセグ付きの折りたたみガラケーも新機種が投入されています。

(富士通の2019年型ガラケーF-03L)

今回はドコモの一番新しいガラケー 富士通 arrowsケータイ F-03Lの場合で計算してみます。

機種自体の詳しい購入レビュー・評価を見たい人はこちら → F-03Lの購入レポート/評価・比較

今回は総務省のガイドライン改定案にあるとおり、

①:携帯電話サービスの利用に必要な通信料金 →ケータイプラン
②:携帯電話サービスの不可欠な端末代金 → F-03Lの代金
③:初期費用 → ドコモ公式サイトで購入した場合

の3点から総額コストを計算します。

ドコモの携帯電話向け料金「ケータイプラン」は、2年定期契約時 月額1,200円、定期契約無しの場合は月額2,700円です。

定期契約をしていれば2年間、月額1,200円の基本料金は一定です。

してがって、定期契約で2年間利用した場合(ここでは拘束期間=24ヶ月相当とする)の総額料金は1,200円×24ヶ月=28,800円(+税)となります。

ドコモのケータイプランは、この月額1200円の中にspモード/パケット料金(100MBまで)を含んでいるため、基本料金プランだけで最低限の利用が可能になります。

必要であれば別途音声オプション(5分以内のかけ放題・かけ放題)や有料サービスを追加することも出来ます。

ドコモのケータイプランは総務省の改定案で示された、

携帯電話サービスとセットで契約することで上記①~③の料金等に影響を与える商品(例:固定通信サービス、他業種の有償継続役務等)の料金についても、総支払額の合算の対象に含めることが適切である場合も考えられる

という項目に関わる「みんなドコモ割/ドコモ光セット割」の対象外であるため、総額表示には影響しないでしょう。

なお、今回は「最安プラン構成」で計算しています。それ以外のオプションや別プランを使いたい場合は各自公式サイトのシミュレータで計算してください。

*ユニバーサル料金は別途2-4円程度/月が掛かりますが、料金は時期によって変動するためここでは省略します。

総務省の案によれば「一括支払いなど明確に支払い額が(利用者にとって)分かる場合は総額表示に必ずしも含めなくても良い」とされています。

ドコモでは携帯電話の代金を一括購入のほか、12回・24回・36回払いも選択することは出来ますが、ドコモの公式サイトから買う場合はdカードで一括支払いをすると2倍のポイントが貰える特約店になっていますので、一括購入のほうがお得です。

関連記事:dカード/dカード GOLDを作るメリットは?節約キャンペーン情報 全まとめ

ドコモの携帯電話の代金は、2019年7月時点において、

・富士通 arrowsケータイ F-03L
・シャープ AQUOSケータイ SH-02L
・パナソニック P-smart P-01J
・京セラ カードケータイ KY-01L

この4機種はすべて一律28,800円(税別)です。ドコモの現行プランでは月々割引・購入補助は無いため、分割でも一括でも総額は変わりません。

(左からSH-02L,F-03L,P-01J、上に乗っているのがKY-01L)

それぞれの機種のレビューについては「ドコモ携帯・スマホレビューリスト」を参照ください。

ドコモの携帯ショップ店頭でFOMAタイプの携帯電話から機種変更する場合、契約種別変更(FOMA→Xi)が必要になるため、2,000円(税別)の事務手数料が必要です。

また、携帯ショップ・ドコモショップでは契約の頭金(機種代金とは別に掛かる手数料のようなもの)が店舗によって3,000円~10,000円程度上乗せされています。

ただし、これらの初期費用はすべて無料に出来ます。

ドコモの公式サイトから機種変更する場合に限り、頭金も事務手数料も完全に無料です。ケータイ本体を購入する場合は送料も無料(オプション品などだけを買う場合は2,500円以上の購入で送料無料)。

ドコモのケータイ契約・機種変更にその他の料金は必要ありませんので、「③の初期費用」総額は、オンライン手続きなら完全に0円です。

参照:NTTドコモ-オンラインショップ-メリットのご紹介

F-03Lの機種変更時の総額料金表示は・・・

前項までの①+②+③を足し算すれば、FOMAガラケーからF-03L(Xiケータイ)へ買い替えた場合、拘束期間総支払額が判ります。

①:28,800円
②:28,800円
③:0円

→ つまり、総額57,600円(+税)がケータイプランを使った場合の最安の携帯料金総支払額と判ります。端末代金を一括で支払っておけば、月々の支払額は最安1,200円(+税、ユニバーサル料金)~です。

必要に応じて各種オプションを付けたり、無料対象(家族間)以外の通話料金・追加のインターネット通信量を利用した場合には、もちろん別途料金が掛かります。

「ケータイプラン」の基本料金部分には家族以外への無料通話は含まれておらず、20円/30秒(税別)の料金が掛かります。たくさん通話をしたい人は契約画面で「音声オプション」を追加出来ます。

ドコモの公式ショップではこの音声オプション加入は必須ではなく、「申し込まない」を選んでも機種代金の割引やキャンペーン対象外になることはありません

総務省のガイドライン改定案では、

データ利用量に応じて段階的な料金が適用となる料金プラン等、従量制の料金については、利用者の利用状況の申告等に応じた総支払額の目安を示すことが望ましい

という項目もあるため、ケータイプランの100MBで足りないことが明確に判っている場合はスピードモード/リミットモードの目安も考慮に入れるべきでしょう。

リミット・スピードモードで高速通信を利用する場合は、1GBあたり1,000円(税別)です。

ケータイプランの違約金・解約金

2019年7月時点において、ドコモのケータイプランを定期契約(2年自動更新あり・2自動更新無し)で契約し、規定期間未満(更新月以外)で解約すると、違約金9,500円(税別)が掛かります。ここは従来と変わっていません。

この項目は、ドコモ公式ウェブサイトの場合は以下のように契約途中で表示されます。

2年定期契約(ずっとドコモ割コース)を選んだ場合、現在は3ヶ月の更新月が設定されています。

(2019年3月に満期を迎える契約から変更されています)

ただし、2019年秋以降、総務省は「定期契約の解除料は1,000円以下せよ」という命令を出すことが検討されているため、今後ルールが変わる可能性が高いです(プラン料金そのものも変更になる可能性が非常に高い)。

ドコモ携帯をお得に買えるのは【公式オンラインショップ】

以上、ドコモのFOMAプランから最新のドコモガラケーへ機種変更する場合の「ケータイプラン最安料金の2年間総額支払い」を計算してみました。今回は項目③の「初期費用」を0円で計算していますが、ショップ店頭で機種変更手続きを行う場合には必ず事務手数料が生じます。

ドコモの新しいケータイプランは上記で解説した通り、社外コンテンツやオプション品を購入したりしなければ非常にシンプルであるため、ドコモガラケーの機種変更は自分自身でウェブ手続きをすることを推奨します。

ウェブ機種変更の手続きに掛かる時間は初めて使うユーザーでは15分~20分程度、慣れれば5分も掛からず機種変を出来るようになりますので、無駄な事務手数料を払いたくない・店舗に行く時間・待ち時間・解説の時間を節約したい方は、下記の手続き解説の手順通りにやれば誰でもガラケーの取替が簡単に出来ます。

*当サイトの総額表示例は2019年7月時点のものであり、総務省が将来ガイドラインを決定・施行した場合のものと異なる可能性があります。あくまで簡易シミュレーションをしたものですので、詳しい最新料金・サービスは公式サイトの表記をご確認ください。

FOMAガラケーからドコモ新料金「ケータイプラン」に変えた場合の月額料金・年間総額表示を計算
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