2021年10月発売のGoogleスマホ Pixel 6の電池持ち評価です。
Google Pixel 6は従来のPixelスマートフォンシリーズからディスプレイが大きくなったり、CPUがGoogleオリジナルの「Tensor」を搭載したりと、電池持ちに関わる仕様変更がありました。
Googleのスマートフォンといえば、過去に全く利用・操作していないのに2日間で電池が空になってしまうという欠陥品のPixel4(実際にバグであり、ソフトウェアのアップデートで改善された。詳しくはこちら)もあったため、Pixel6/Pixel 6 Proの電池持ち・バッテリー性能が気になるユーザーも多いと思います。
当サイトでは実際のPixel 6を購入し、動画再生時やスタンバイ時の電池持ちをチェックしてみました。
Google Pixel6/6Proおよび過去モデルの電池比較
スマートフォンが長く使えるか・電池がよく持つかどうかは、物理的に大きい電池を搭載しているかどうかに大きく依存します。
最新のPixel 6/Pixel 6 Proは過去モデルで最大級の電池容量を有しています。
モデル | 電池容量 |
Pixel 6 | 4,614mAh |
Pixel 6 Pro | 5,003mAh |
Pixel 5 | 4,080mAh |
Pixel 5a | 4,680mAh |
Pixel 4a (5G) | 3,885mAh |
Pixel 4a | 3,140mAh |
Pixel 4 | 2,800mAh |
Pixel 4 XL | 3,700mAh |
Pixel 3a XL | 3,700mAh |
Pixel 3a | 3,000mAh |
Pixel 3 | 2,915mAh |
Pixel 3 XL | 3,430mAh |
*電池容量は標準の場合。
このとおり、Google Pixelシリーズは新しいモデルほど電池容量が大きくなる傾向にあり、電池持ちは旧型モデルより大きく向上しています。
Pixel 6の電池持ち評価
Google Pixel 6を実際に購入・利用している実感として、2年前のPixel 4と比べた場合にはPixel 6の電池持ちは断然改善されています。
ほぼ初期設定のまま、電波の安定した場所で静置した場合にPixel 6は24時間で10%弱の電池消耗をしています。この電池消耗ペースから推測すると、スタンバイ状態なら10日以上はバッテリーが持ちます。
Pixel 4の発売直後の状態(ソフトウェアアップデート前)には2日で100%→0%へ減っていたため、Pixel 4(初期ソフトウェア)比でPixel 6は5倍以上の電池持ちです。
Pixel 6ではPixel4のように電池暴走レベルの消耗は発生していません。
続いて、Wi-Fi接続にてYoutube動画(ライブ動画)を1時間連続再生した場合には約5%の電池消耗でした。単純計算で20時間近くも動画を見ることが出来るほど、Pixel6は電池がよく持ちます。
さらに、「スーパーバッテリーセーバー」機能を利用して電池消耗を抑えるモードも搭載されているため、状況に応じて電池持ちを改善することも可能です。
*スマホのスタンバイ時間/利用可能時間はスマホの設定や利用状況、電波状況によって大きく変動します。
Google Pixel6の全般的なレビュー・評価はこちら→ Google Pixel6購入レビュー・評価 買うメリット・デメリット
Google Pixel 6の指紋認証動レビューはこちら → [購入レビュー・実機確認]Pixel6ガラスフィルムで指紋認証が使える製品
Pixel6は30W急速充電にも対応
Google Pixel6とPixel 6 ProはGoogle 30W USB-C 充電器(Pixel本体とは別売り)を利用すると、約30分で最大50%の充電が出来る急速充電に対応しています。
Google Pixel6シリーズには充電器は付属していないため、必要に応じて急速充電が出来る製品を購入することを推奨します。
☆「ソフトバンクセレクション-Google 30W USB-C 充電器」
また、Qi規格のワイヤレス充電(おくだけ充電)にも対応、他のスマホやイヤホンなどを充電出来る「バッテリーシェア」機能にも対応します。
Pixel6/Pixel 6 Proよりさらに大きな電池容量を搭載したスマホ/高速充電が出来るスマホもあるにはありますが、古いPixelスマホに比べて大きく電池持ちが向上し、さらに充電速度も速いPixel 6/Pixel 6 Proは、電池持ちに関しては十分に満足できる水準だという評価です。