グーグルが作ったスマートフォン「Pixel」シリーズの購入時に利用できる超オトクなシステム「Googleストアの下取りキャンペーン」のお得感・利用方法の解説です。
Googleでは自社製のSIMフリースマートフォン「Pixel」シリーズを公式サイト経由で購入する場合に、古いスマートフォンやiPhoneを下取りに出して値引きとして利用する事ができます。
下取りサービス自体は、いまやどこの携帯会社でもやっていますし、多くのリサイクル・携帯買取店もありますが、Googleストアの下取りは期間限定で相場よりも高く下取りをしてくれる場合があります。
Googleストアの下取りはやや特殊な方法・独自のルールもあります。Pixelスマホを下取りを活用して安く手に入れたい場合は、ルールやお得感を良く把握してから利用しましょう。
2022年10月時点、Google下取り比較
まずはGoogleの下取りサービスがどれほど有利なのか、ゲオの下取り価格と比較してみましょう。
下取り機種 | Pixel7 Pro購入時 Googleストアの下取り |
ゲオの買取額 |
iPhone 11 64GB | 50,000円 | 14,400円~24,000円 |
iPhone X 64GB | 42,000円 | 12,240円~20,400円 |
iPhone 8 64GB | 28,800円 | 5,400円~10,800円 |
iPhone SE2 64GB | 35,000円 | 12,240円~20,400円 |
iPhone 12 Pro 128GB | 60,000円 | 49,680円~82,800円 |
Pixel 4 64GB | 35,000円 | 6,000円~10,000円 |
Pixel 5 128GB | 50,000円 | 13,200円~22,000円 |
Pixel 6 128GB | 50,000円 | 19,800円~33,000円 |
Galaxy S20 | 50,400円 | 18,000円~30,000円 |
*2022年10月24日当サイトの調査時点。査定額は画面割れ・故障のない中古最高美品状態を想定したもので、GoogleストアはPixel 7 Pro購入時の最大下取り査定額。Googleストアでは購入機種が異なる場合は査定が変わることがあります。
Googleストアの下取りでは、
SIMフリー/ロック解除で下取りは変わらない
ネットワーク制限表示△でも減額無し
販売元(キャリア/SIMフリー/海外版)も関係なし
傷だらけでも規定内であれば査定に影響なし
一部機種は容量に依らず同一査定の場合もあり
といった、普通の買取店なら大幅減額対象となる個体でも、満額査定が出ることがあります(Google下取りも実際には細かな査定が実施されます。査定はGoogleの提携パートナーが実施)。
上記の通り、多くのiPhone・Pixelスマートフォンを一般的な携帯買取ショップの最大2倍~3倍という信じがたい神レベルの高額査定で下取りしてくれます。特に2~3年位前の比較的古いモデルの買取額はGoogleストアのほうが有利になりやすい傾向にあります。
逆に言うと最新iPhoneの査定はGoogleストアではあまり高くない・Googleではリストにない機種を買い取っていないため、査定額を比べて使い分けることが節約のポイントです。
Googleストアの査定額は、新機種Pixel7/Pixel 7 Proの販売プロモーションの一環として、一般的な買取額よりも高く設定されており、Pixelスマートフォンへ買い替えたいユーザーを優遇したものです。
査定の見積額は随時変更されたり、新機種の発売時・セール時に期間限定で高値に設定されることが多いため、お得に利用できるタイミングをい狙いましょう。
Googleストア下取りの利用方法
Googleの有利な下取りキャンペーンを利用するには、グーグルの公式オンラインストアで申し込みが必要です。携帯ショップや販売店舗では受付をしていない(別の買取や下取りサービスになる)ため、注意してください。
Googleストアの下取りは、Googleストアでオンライン購入時に、対象スマートフォンの購入と同時に「下取りキット」を申し込むことが出来ます。
下取りの見積額は、この”機種購入注文時”に確認できます。下取りしたい機種名・容量・状態(画面割れの有無/電源が入るかどうか)をリストから選び、カートに一緒にいれて購入することになります。
正常に機種購入が完了すると、後日下取りキットが「本人限定受取郵便」にて送られてきます。
郵便局で受け取り(自宅への配送依頼も可能)をして、下取りスマートフォンをリセット・電源をオフにして入れて送り返します。
下取りキットの箱には上記のように、スマホを入れられるポケット状になっている部分があります。ここにスマホを挟み込みます。
同梱されているシールで密封・配送用伝票を貼り付けて、ポストに投函/または郵便局の窓口で受付が可能です。
下取りキットの返送は、新しい購入の受け取りから14日以内を目安に返送する必要があります。超過すると申込時の査定が変更される可能性ががあります。
一方で、下取りプログラムの混雑等、予期せぬ理由によって下取りキットの遅延・受け取りに時間が掛かった場合、査定は維持されるという特例が適用される場合もあります(2022年10月時点の公式ヘルプによる)。
予期しない手配の遅延 (下取りキットの配送や下取りの査定時間など)によって、下取り価格に変更はありますか?
ー 下取りプログラムが大変混み合っており、お手配の遅延が発生する場合がございますが、下取り価格の見積もりに影響はございませんのでご安心ください。- Googleストアヘルプ
下取りキットの配送に利用されるゆうパケットは、通常2~3営業日以内に届くとされています。混雑時には1週間程度掛かることもあったため、遅延時には注意が必要です。
Google下取りに掛かる時間・受領にならない問題
Googleに下取りスマホを送り、郵便局の追跡情報では到着しているはずなのに、受理・受領されない問題について解説します。
Googleの下取りサービスは、端末が下取りを行う業者(PCSワイヤレスジャパン)に到着後、数日程度で査定・審査が行われ、下取り結果が通達されます。しかし、下取りサービスを利用するユーザーが非常に多くなると、下取りサービスの処理が追いつかず、各プロセスに異常に時間が掛かる場合があります。
下取り端末が業者の届いているはずなのに、1週間以上(土日祝日含む)も受領がされず放置されるケースも多数報告されています。ただし、この場合も前述の通り”予期しない理由”による遅延であるため下取り査定には影響しないため、ユーザーは待つしかありません。
受領・下取りは平日(事業者の営業日)にしか行われません。土日祝日などの休日には下取りプロセスは進まず、受領も査定も行われません。
受領完了後は数日程度で査定結果が出る場合も多くなっています。通常は3~4営業日を目安としていますが、実際には1週間~10日以上掛かる場合もあります。
申込時の査定額の75%以下であった場合は、下取りが自動的にキャンセル・返品されます。バッテリー膨張等の異常がある場合は、危険があるため返送されず破棄される場合もあります。
*より詳しい下取りのルール・利用規約は申込時に確認してください。
下取り結果が確定すると、Pixelスマートフォンの購入時に利用した方法へ返金、または分割購入した場合は支払額からの減額が適用されます。
2022年10月~11月時点で発生した大遅延に巻き込まれた場合に掛かった下取りのスケジュールは以下の通りでした。
・10月13日(発売日)にPixel 7 Pro到着
・10月19日 下取りキット到着/返送
・(10月22日までに返送するようGoogleから案内メールが届く)
・10月24日 郵便局側のシステムで着荷確認
・11月1日 受領確認メールが届く
・11月11日 査定完了メールが届く
このように、キットの配送・受領・査定、すべての日程で通常よりも長い時間を要することがあります。しかし、どれだけ遅れたとしても査定に影響はありませんので、心配しなくて大丈夫です。