2020年7月15日から期間限定で値下げ&ポイント還元が大幅増額される楽天モバイル(自社回線)UN-LIMITプラン対応スマートフォン 「シャープAQUOS sense3 lite」および「OPPO A5 2020」のどちらがお買い得か、どのような違いがあるのか、徹底比較を行ってみます。

7月15日から期間限定で実施される「夏のスマホ大特価キャンペーン」の特典を適用するとAQUOS sense3 liteとA5 2020のどちらも実質0円で購入・1年間基本料金プランも無料で使えるという、とてつもなくお得なキャンペーンです。

しかしこのキャンペーンは1人1回*しか使うことが出来ません。どちらのスマホを選んでもお得であることには間違いありませんが、機能・性能にさまざまな違いはありますのでAQUOS sense3 liteとA5 2020のどちらを買って使うのか、慎重な判断が必要です。

*キャンペーンには実施期間・各種適用条件があります。条件をクリアしないと還元を受けることが出来ないため、購入時に公式サイトのキャンペーンページ楽天モバイル 夏のスマホ大特価キャンペーン詳細にて特典適用規約を良く確認してください。

比較1:楽天価格の違い

まずは最も重要といっても過言ではない、楽天モバイルにおけるAQUOS sense3 liteとOPPO A5 2020の価格についてチェックしましょう。


AQUOS sense3 liteおよびOPPO A5 2020は2020年7月14日以前と15日以降では本体価格が改定され、両方とも値下げされます。

値下げ前・値下げ後の価格は以下の通りです。

機種名 値下げ前 値下げ後
AQUOS sense3 lite 32,800円 27,980円
→25,980円
OPPO A5 2020 28,800円 24,020円
→22,020円

*2020年8月11日時点、税込み。

なお、AQUOS sense3 liteは楽天モバイル専用モデルとなっており、他社で販売されているAQUOS sense3/AQUOS sense3 Plus/AQUOS sense basicなどとはスペック・仕様が異なります。

OPPO A5 2020は一般向けにも販売されており、OPPOの公式販売サイトでは2020年7月14日時点で税込み29,480円にて売れています。

楽天モバイルではAQUOS sense3 liteおよびA5 2020の本体価格以外に違いはなく、どちらにも最大26,300円分相当のポイントが付きます。

*2020年8月11日9時より、プランセット端末サポートとして同額のポイントが付与されるようになりました。

☆「楽天モバイル 夏のスマホ大特価キャンペーン 最大26,300円相当還元の内訳をみる

比較2:大きさ/ディスプレイの違い

AQUOS sense3 liteとOPPO A5 2020には、サイズ感・ディスプレイに大きな違いがあります。

両機種の大きさ・重さ・ディスプレイの仕様は以下のようになっています。

項目 AQUOS sense3 lite A5 2020
画面サイズ 5.5インチ 6.5インチ
画面解像度 IGZO
フルHD+
TFT
HD+
縦幅 147mm 163.6mm
横幅 70mm 75.6mm
厚さ 8.9mm 9.1mm
重さ 166グラム 195グラム

*数値はおよその値であり、個体差があります。

AQUOS sense3 liteに比べ、A5 2020は全体的に大きく・重いスマートフォンです。

A5 2020の6.5インチというサイズは近年では珍しくもない大きさ(iPhone 11 Pro Maxも6.5インチ)です。インカメラ部分は水滴型に切り取られており、画面占有率が高めのデザインであるため、タブレット端末のように大きなわけではありません。

ただ、A5 2020は格安スマートフォンであるため、ディスプレイの解像度がHD+(1600 × 720)となり、AQUOS sense3 liteのフルHD+よりも粗いパネルとなっています。

HD+であっても通常のメニュー画面やウェブサイトを見る程度ならばほとんど気になることは無いと思いますが、より滑らかなで微細な表示が好みの場合はAQUOS  sense3 liteのほうが良いかもしれません。

画面の大きさ・解像度・本体の重量とそれぞれにメリット/デメリットがある部分ですので、好みに合わせてどの項目を重視するのか各自で判断してください。

画面が大きいほうが良い → A5 2020のほうが一回り大きい
ボディは軽いほうが良い→ AQUOS sense3 liteのほうが断然軽い(ただし、同じサイズ感のスマホのなかではAQUOS sense3 liteはずっしりとした重みがある)
画面がきれいな方が良い → IGZO フルHD+パネルのAQUOS  sense3 liteのほうが高解像度

比較3:対応機能の違い

ここにも大きな違いがあります。

AQUOS  sense3 liteと A5 2020では、スマートフォンとして搭載されることの多い基本的な対応機能にもいくつか違いがあります。

項目 AQUOS sense3 lite A5 2020
防水/防塵 対応/対応 非対応/対応
おサイフケータイ 対応 非対応
ワンセグ 非対応 非対応
ワイヤレス充電 非対応 非対応
顔認証 対応 対応
指紋認証 対応
(本体前面)
対応
(本体背面)
VoLTE対応 ドコモ/対応
au/対応
SB/対応
楽天/対応
ドコモ/対応
au/対応
SB/非対応
楽天/対応
イヤホンマイクジャック 対応
対応

最も大きな違いは、AQUOS sense3 liteは防水に対応していること・おサイフケータイ(Felica)にも対応していることでしょう。

ドコモやauといったキャリアが販売している多くのスマホが防水とおサイフケータイには対応していますが、OPPO A5 2020はどちらも非対応となりますので、これらの機能が必須の場合はAQUOS  sense3 lite(かその他の機種)を選ぶ必要があります。

指紋認証についてはどちらの機種も対応していますが、認証センサーの設置場所が異なります

AQUOS sense3 liteの指紋認証は、ディスプレイのすぐ下にあるタッチ式ホームボタンに内蔵されています。

一方、A5 2020は本体背面中央付近にセンサーがありますので、机の上においたままロックを解除したいのならAQUOS sense3 liteを選ぶ必要があります。

慣れればどちらでもスムーズに解除は出来ますが、指紋認証の配置は好み・慣れによって利用感覚が変わってきます。今まで指紋認証対応機種を使ってきたという人は、出来れば同じ/似た場所にセンサーがある機種を選ぶほうが良いかもしれません(各個人で便利だと思う方を選べばOKです)。

比較4:処理性能の違い

AQUOS sense3 liteとA5 2020では、搭載されているCPU(SoC)に違いがあります。

項目 AQUOS sense3 lite A5 2020
SoC Snapdragon 630 Snapdragon 665
RAM 4GB 4GB
ROM 64GB 64GB

この2機種は、メモリー(RAM)とストレージ容量(ROM)は全く同じ4GB/64GBという仕様です。

SoCに関してはどちらもQualcommのSnapdragon600番台シリーズですが、A5 2020に搭載されたSDM665のほうが処理性能が高くなっています。

Antutu Benckmarkのスコア(ver8基準)でいうと、AQUOS sense3 lite1は11~12万点であるのに対して、OPPO A5 2020は16万点前後です。

どちらの機種でもスマートフォンとしての基本的な動作(通話・メール・ウェブサイト閲覧)やSNSアプリくらいならスムーズに動きますし、ある程度のゲームも遊べます。

性能がやや低いAQUOS sense3 liteでもパズドラやドラクエウォークくらいの人気ゲームも遊べます。

しかし、2モデルでの比較で性能が上のA5 2020であっても、最新の高性能スマホと比べてしまうと処理性能は低い水準であり、高負荷が掛かる3Dゲームアプリだと動きがカクつくことがあります。

あらゆるゲームを快適に遊びたいというのなら、AQUOS sense3 liteもA5 2020もおすすめできません。予め遊びたいゲームが判っていて、高い処理能力が必要なアプリであるのなら、もっと高性能なスマホを選ぶことを推奨します。

いずれも3万円以下のスマホとして標準的な性能は持っていますので、割り切って使うことが大切です。

比較5:対応ネットワーク・SIMの違い

AQUOS sense3 liteとOPPO A5 2020では、利用可能な周波数帯・SIMカードスロットにも大きな違いがあります。

AQUOS sense3 liteはnano SIMカードサイズのシングルSIM(1枚のSIMカード)スロットです。一方でA5 2020はnano SIMカードが2枚搭載出来るDual SIMスロット+microSDカードも使える「トリプルスロット」です。

2枚のSIMカードが設置できるA5 2020ならば、楽天モバイルの回線のほかに別途各社のSIMカードの電話番号で同時待ち受け・DSDV(Dual SIM, Dual VoLTE Standby)が利用可能です。

どちらのスマホも当然楽天モバイルの電話番号で使う分には問題なく利用できますが、他のスマホ回線で使う予定があるのならA5 2020のほうが利便性は高いと言えます。

また、対応する周波数帯も以下のように一部異なります。

【AQUOS sense 3 lite】 [FDD-LTE/TD-LTE] Band 1 (2.1GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 5 (850MHz) / Band 8 (900MHz) / Band 12 (700MHz) / Band 17 (700MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) / Band 41 (2.5GHz)

【OPPO A5 2020】[FDD-LTE/TD-LTE] Band 1 (2.1GHz) / Band 2 (1.9GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 4 (1.7GHz/2.1GHz AWS) / Band 5 (850MHz) / Band 7 (2.6GHz) / Band 8 (900MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 20 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) / Band 38 (2.6GHz) / Band 39 (1.9GHz) / Band 40 (2.3GHz) / Band 41 (2.5GHz)

いずれも国内の大手通信キャリアが利用するバンドにはよく合致しています(A5 2020はソフトバンクのVoLTEに非対応)。

*”lite”が付かないAQUOS sense3 SH-M12はDual SIMモデルです。楽天モバイルのliteとは仕様が異なるため、混同しないように気をつけてください。

比較6:バッテリー性能の違い

AQUOS sense3 liteとA5 2020は2機種とも電池性能・バッテリー長持ちスマホに特化したモデルです。どちらを選んでも現存する多くのスマホより電池が長く持つことを期待しても良いでしょう。

AQUOS sense3シリーズでは「電池持ち1週間」をアピールしています。

項目 AQUOS sense3 lite A5 2020
電池容量 4000mAh 5000mAh
連続待受時間(LTE) 910時間 450時間
連続通話時間(VoLTE) 48.8時間 33時間

*それぞれメーカー公表値。メーカーが異なるため、評価方法が異なる可能性があります。

電池容量自体はA5 2020のほうが大きくなりますが、実際の利用可能時間はAQUOS sense3 liteのほうが長く使えます。

AQUOS sense3 liteでは電池消費量の少ないIGZOパネルと省エネルギー設計により、本当に電池がとても良く持ちます。電池持ちを最優先したいのであればAQUOS sense3シリーズは最強クラスです。

比較7:カメラ性能の違い

項目 AQUOS sense3 lite A5 2020
標準カメラ 1200万画素
F/2.0
1200万画素
F/1.8
超広角カメラ 無し 800万画素
モノクロカメラ 無し 200万画素
ポートレートカメラ 無し 200万画素
インカメラ 800万画素 1600万画素

カメラ性能についてはOPPO A5 2020のほうが上です。

A5 2020は超広角レンズを含む4眼レンズ仕様であるのに対して、AQUOS sense3 liteはレンズ1個です。

通常モデルのAQUOS sense3ではデュアルレンズ仕様なのですが、楽天モバイルモデルのAQUOS sense3が「lite」である所以の一つがカメラ機能の廉価仕様です。

キャンペーンの要注意適用条件

最大26300円分(2020年7月16日、ポイント額に変更がありました)のポイントを貰うには、以下の3つのキャンペーンを適用させます。

・オンライン申し込み特典:3,000ポイント
・事務手数料還元特典:3,300ポイント
・夏のスマホ大特価キャンペーン:20,000ポイント

2020年7月16日時点において、オンライン申し込み特典と事務手数料還元特典については終了日未定です。

夏のスマホ大特価キャンペーンは2020年8月5日8時59分で終了予定です。それぞれのキャンペーンについて申込期限・開通/アクティベーション期限・アプリの利用要件期限があります。

→夏のスマホ特価CPは終わりましたが、購入サポートキャンペーンとして2020年8月11日以降、同額のポイントが貰えるキャンペーンに変更されました。

キャンペーン期間中に購入条件・特典付与条件を満たなさい場合はポイントが貰えません。提供規約をよく読み、特典を貰いそびれないようにしましょう。

☆「楽天モバイル公式サイトで夏のスマホ大特価キャンペーンをみる

キャンペーンの対象外・特典付与が拒否される事例・ルールについては楽天モバイル(MNO)キャンペーンや割引の落とし穴-無料にならない・値引きされないケースのページも参照ください。

[実質0円以下・スマホ値下げ]楽天モバイル AQUOS sense3liteとA5 2020の違い・比較