MVNOによる格安SIMサービスがますます普及してきていますが、昨年までは格安SIM業界のトップに君臨していたのはOCNモバイルだったはずです。しかし、最新の2016年3月に行われた調査にて、ついに人気シェア順位の入れ代わりが起こったようです。
MVNOの契約数については、一部のサービスは契約数を公表しています。
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私の調べた範囲では、楽天モバイルは契約の実数を表記したデータ・ニュースリリースは出していません。しかし、このたび公式サイトに「格安SIMシェアNo.1」との調査結果に対するPRが出るようになっています。
最近の契約数を発表している他社と比べるのなら、IIJmio(インターネット・イニシアティブ)が100万回線を突破したと公表しています。今回のアンケート調査結果ではそのIIJの倍近い数値を獲得しているとされています。
楽天モバイルといえば「1000万回線を目指す」といった目標を掲げていたはずですが、もしかしたらいつか本当に達成してしまうのかもしれません。あくまで調査結果は統計情報なので、現在どの程度まで達成しているのかは不明ですが、着実に目標に向けて突き進んでいる感じは新サービス・キャンペーンを見ていても感じ取れます。
楽天モバイルの料金プランは、格安SIM業界の中では標準的です。標準的に、最安値クラスです。
昨今の格安SIMサービスでは、料金プランはどこの業者を選らんでも、大差ありません。選べるプランのバリエーションというだけであれば、むしろ楽天モバイルは少ないくらいです。それでも楽天がアンケートで首位になったのは「通話オプション」のおかげでしょう。
MMD研究所の調査結果にもありますが、「音声通話プランで利用している格安SIMサービス」で楽天が圧倒的なトップを取っているのは、タイムセールの音声SIMとの半額スマホセット販売と、月額+850円で「5分かけ放題オプション」の魅力が大きいと思われます(楽天の半額スマホにいてはこちらを参照ください→楽天モバイルのスマホ半額セール攻略法 購入方法や契約後の運用方法情報まとめ)。
5分を超えると通話料金が従量制で発生しますが、それ以下ならば1ヶ月間に何度電話をかけても追加料金が掛かりません。ちょっとだけ電話をしたい方はもちろんのこと、親しい間柄の人であれば5分ごとに掛けなおしてもいいですよね。
楽天モバイルはデータ通信の速度も他社に比べて安定度が高くなっているので、設備投資にも積極的なのでしょう。これまで格安SIMといえばOCN・日本通信・IIJ・ビッグローブあたりが有名で、業界を引っ張ってきた印象がありますが、MVNOは激戦時代を迎えています。栄枯盛衰なジャンルであり、多種多様なサービスを打ち出せない業者は今後生き残っていくのは難しそうです。
すでに楽天モバイルが頂点に立っているのかもですが、今後1000万契約を達成するための次の戦略にも期待したいですね。
多分ですがこれはニュアンスの違いだと思います。
総契約数ですと今までどおり
OCN
IIJ
BIGLOBE
だと思います。
今回のシェアNo.1の根拠はMMD研究所が行った、「2016年3月における格安SIMサービスの利用意向調査」での有効回答数のなかでのシェアがNo.1だったということです。
詳細はこの調査の母数などで判断してください。
今まで総契約数で一度もランクに入らず「その他」扱いのMVNOがいきなりシェアで1位になることは無いと思います。
もちろんいきなり100万契約をするユーザーが現れれば別ですが。