MVNOサービスでは最大手の一つ、NTTコミュニケーションズが運営する格安SIMサービスのOCNモバイル ONEが2016年6月から新サービス提供を開始するとアナウンスしています。
具体的な改善点は2つ。1つは「バースト機能の提供」、もう1つは「パケットデータの増量（プレゼント）」です。
低速時も快適なネット閲覧が可能になるバースト機能
「バースト機能」と言われるとインターネットイニシアティブ社の「IIJmio」を思い浮かべるのではないでしょうか。OCNが導入するバースト機能も、それとほぼ同じです。
OCNのバーストは最初の「150kB分」を契約プランの高速通信可能分を超過した状態でも、機種・SIMの対応するLTE規格で通信が出来るということです。容量の大きなウェブページ・動画などの閲覧が自由に出来るというわけではありませんが、スマホで簡単なネット利用のみに使うユーザーにとっては本当に便利な機能です。
管理人も現在DMM mobileにて、このバースト機能があるSIMを使っています。普段は容量超過させるようなことがないので専用アプリでわざと高速通信をオフにしたまま速度テストを実施すると、やはり最初だけ一瞬で多くのデータ受信が可能である様子を観察する事はできます（通常200kbpsで制限されるところを、スピードテストを行うと平均で300kbps以上の数値として記録されたりします）。
1年間容量増量
2016年6月1日から8月31日までの期間中に新規にOCNの各プランで契約したユーザーを対象に、プランごとに最大18GBもの高速通信データ容量をプレゼントするキャンペーンが行われます。
大容量のプランだけでなく、通常月間3GBプランにも毎月+1GB、1日毎に容量が決められているデイリーコースも料金をそのままに1年間容量がアップされます。これにより110MB/日・3GB/月のプランのお得度が跳ね上がります。
最近の格安SIM業界の相場として、OCNの3GBプラン1100円はちょっと高い状態でした。他社なら3GBは1000円以下のサービスも多く、同じバースト機能があるDMMなら3GBプランは850円です。これが1年間限定とは言え4GB 1100円なら業界の平均的な水準に追いついたと言えるでしょう。
サービスの詳細についてはOCNの公式サイトを参照下さい。また、現在OCNのエントリーパッケージは公式サイト（amazonのマーケットを利用しています）ですら436円という低価格になっており、これが一般的な格安SIMでいう事務手数料の代わりになりますので、初期費用もかなり安く使いはじめることが出来るようになっています。
