So-netと雑誌「デジモノステーション」とのコラボで実現した他に類を見ない超お得な格安SIMサービス「0SIM by So-net」をゲット&利用登録&実際に利用してみましたので、詳しく解説したいと思います。
**ソネットの0SIMはサービスを終了しています。これから契約するなら「楽天モバイルの0円維持テクニック」を使うことをおすすめします。
0SIMの特徴
0SIMでは月間499MBまでのデータ通信が無料、というのが最大の魅力です。これまでにもfreetelが「使った分だけ安心プラン」というもので100MBまで299円、b-mobileの「おかわりSIM」は1GBまで500円、という低価格プランもありましたが、この「0SIM」は維持費が最低で0円という最強の低コスト維持を可能にします。
500MBを超えると料金が掛かるようになりますが、スマートフォンでちょっとした調べ物を月に数回する程度という超ライトユーザーや、サブスマートフォンにとりあえず入れておくSIMとしてピッタリです。私は特にSIMを入れるスマホも余ってないのに買ってしまいました(笑)
0SIMの入手方法
この「0SIM」は一般販売はされず、「デジモノステーション 2016年02月号」の付録として2015年12月25日に発売されています(一部地域では発売日が異なり、九州・沖縄では28~29日頃に出たようです)。取扱店は一般書店・コンビニなどでも見かけましたが、12月30日現在は入手が非常に困難なアイテムとなっています。
通信販売で購入できる各種サイトではすでに完売しているため、近くの実店舗で見つからない場合はオークションで落札するのが良いでしょう。
*すでに付録SIMの開通期限を過ぎていますので、該当SIMからの利用不可です。
今回の付録は超目玉級の限定版のため、今後増刷の見込みは低いでしょう(本だけならKindle版でダウンロードできますけど)。オークションでは発売直後からじわじわ取引相場が高騰しているため、入手するなら早めに押さえておきましょう。
*2016年1月26日より、一般申込の受付がはじまりましたので、デジモノステーション特典は必須ではありません。
利用期限
付録の0SIMには「登録期限」があります。これを超えてしまうとSIMカードを入手しても使えなくなりますので、カードを手に入れたら早めに登録手続きを済ませましょう(手続きの方法は下記で詳しく解説しています)
デジステ2016年2月号の付録のカードには「2016年1月31日」と開通期限が書かれていますが、実際には2016年2月24日まで使えます。この日までに必ず開通作業をしましょう(オークションなどでギリギリに手に入れる場合は特に注意してください)。
SIMカード(契約)の有効期間自体は設定されておらず、解約(自動解約される場合があるので要注意)しなければ今のところ無期限で何ヶ月でもプランを維持することができるはずです。ただ、利用規約にもあるようにSo-netがプランの提供を中断することもありえなくはないため、その点だけは覚悟が必要です。So-netの運営方針に期待しましょう。
0SIMの料金プラン
0SIMでは月間499MBまでのデータ通信が無料、というのが最大の魅力です。しかし、それを超えて通信させると追加料金がかかりますので良くプランについて理解しておく必要があります。
データ使用 | 料金 |
0-499MBまで | 無料 |
500MB-2047MBまで | 100円~1500円 |
2048MB~5GBまで | 1600円定額 |
0SIMは「テータ通信専用」のSIMカードであり、SMSオプションはありません。音声通話も出来ません。また、このカードを使って別のSo-netの格安SIM用プランへ切り替えることも出来ません。
また、500MB以下の通信を利用した場合にも、500MBとの差分データ利用権利を翌月に持ち越したりすることも出来ません。使用データ容量のリセットは月末締めです。
(0 SIM よくある質問より)
データ通信専用のSIMプランとして、2GB時点で1760円という価格は決して安いものではありません。むしろ、非常に高い部類となります(参考:MVNO最安値比較-1GBあたりの単価編)。2GBを超えてしまったら5GBまで高速通信を利用しても料金は1600円のままなので、5GBまでしっかりと使い倒すのが良いでしょう。5GBで1600円も他社に比べて特別安くはありませんが、それほど高くもないです。
追加チャージ
月間5GBを超えた利用状態でさらに高速通信を使いたい場合、追加チャージのオプションを0SIMでも使うことが出来ます。
ただし、はっきり言って0 SIMの追加データオプション料金は驚くほど高いです。他社に比べても話しにならないくらい高いため、追加チャージは使うべきではありません。追加でチャージをするくらいならもう一枚別のSIMカードを持ったほうがよほど安いです。
追加購入した分は購入月を含まない3ヶ月後まで利用できるという長い期間が設定されてはいますが、、、3800円あればDMMモバイルで1GBプラン(590円)が半年維持できますよ。
速度制限
0SIMには毎月の最大通信容量と、月間で5GBを超えると最大200kbpsへ速度制限が掛けられます。
So-netの通常プラン(Play SIM)では3日間での短期間通信に関わる通信制限もあるのですが、0 SIMの場合は特に何も書いてないようです。
0 SIMの登録方法
これはデジモノステーション2月号にも登録方法がイラスト化されているので迷う方は少ないと思いますが、実際に私が登録してみた手順をスクリーンショット付きで解説していきます。事前に登録の流れを把握しておきたい方は参考にしてみてください。なお、この手続きは開通作業前の0 SIMを端末に挿した状態(APNの設定は先にやっておく必要あり)でもブラウザで接続が出来るようです(私はパソコンから操作したので実際にはどうだかわかりません)。
*画像をクリックすると大きくなります。
設定方法は機種ごとに異なりますが、端末のネットワーク設定画面から以下の情報をAPNとして設定します。
APN:so-net.jp
ユーザー名:nuro
パスワード:nuro
認証タイプ:CHAPまたはPAP
機種によっては始めからSo-netのAPNが登録されているケースもあるかと思いますが、私が試したNexus6(XT1100)にはOCN, IIJmioはありましたがソネットはありませんでしたので新規登録しました。iPhoneで利用する場合には下記のアドレスからAPNの構成プロファイルをインストールしてください。
☆「http://www.so-net.ne.jp/retail/i/」
0SIMでは500MB以上使ってしまうと料金が掛かるので、どれだけ通信量を消費したのか気になると思いますが、これは0SIM専用の会員ページから確認できます。
まずは「http://www.so-net.ne.jp/retail/w/」のページにアクセスします。すると下記のようにログイン画面が出ますので、上記でアクティベーションにも使ったSIM電話番号とパスワードでログインします(パスワードはここで変更出来ます)
ログインするとトップに契約中の電話番号、プラン名、利用開始日が表示されます。ここで「ご利用状況確認」の項目をクリックすると、使用した通信量を見ることが出来ます。
これで使い過ぎないようにチェックしながら運用が出来きます。スマートフォンでは使い過ぎ防止のために月間ノデータ通信を一定のパケット量になるとアラートを出したり、通信を制限出来たりする機能が多くの機種に搭載されているはずですから、500MBを超えたく無い方は各自で予防策を立てておきましょう(それが出来ない方にはあまり0SIMはオススメしません)。
利用継続に関する条件
0SIMは使いすぎなければ基本料金月額0円で維持費出来るのですが、全く使わない状態で長期間放置してしまうと、自動的に回線が解約されてしまいますので注意が必要です。
契約条件には「3ヶ月間の通信が行われない状態」が続くと解約される旨が記載されています。少しでも通信させれば契約はサービスが提供される限り続けられるということになっていますので、せっかくなので0SIMを挿した端末もたまには使うようにしましょう。一度解約されてしまうと、二度と再契約出来ないかもしれませんので(解約されたSIMで再契約することも不可能です。サービスの中断、ということは出来るようなので必要がある方は詳しくはサポートに問い合わせてみてください)。
nanoSIMサイズには必要に応じてアダプターを使う
デジモノステーションの付録でついてくるSIMカードはnanoサイズの規格のみです。その他のサイズもSo-netに申し込めば交換することは出来ますが、手数料は有料です。
小さいサイズから大きいサイズにSIMサイズを変更したいなら「SIMアダプター」を使えば簡単に出来ますので、microSIM,標準SIMサイズの端末しか持っていない場合はアダプターを使いましょう。通販で安価に買えますので、複数セット常備しておくのがマニアの嗜みです(どこから買っても良いのですが、海外から取り寄せになると数週間・数ヶ月が掛かる場合がある通販商品もあるので気をつけて下さい。また、粗悪品だとアダプタがSIMスロットから抜けなくなって故障する可能性もあるので、そのあたりは自己責任になります)。
So-netのSIMカードは解約後に返却が必須であり、この時にSIMに破損・カットなどの加工があると損害金として3000円が請求されるとされていますので、SIMカッターは使ってはダメです。
以上、デジモノステーションの付録「0 SIM by So-net」の使い方でした。サービス内容を熟知し、上手く使いこなしてみてください。