au系回線に加えてドコモ回線もつかえるようになるMVNOの「mineo」では、データプラン(シングル)と音声プラン(デュアル)のプラン変更が可能かつ、利用期間が引き継がれるという神仕様になっています。
管理人の認識だと通常MVNOではデータプラン↔音声プランの変更がそもそも出来ないサービス、出来ても解約→新規契約という手順を取るサービスばかりだと思っていました。そういった先入観があったのでmineoのシングル・デュアル変更可能は衝撃的だったのですが、実際のところは他のサービスはどうなっているのか?と各MVNOのサービスサイトを片っ端から調べてきました。
DMM mobileの場合
DMMでは、データ専用プラン・音声プランの変更は「可能」です。料金は変更したデータ→音声プランの差額が日割りで請求されます。音声→データへの変更の場合には日割りはされず、当月は全額音声プラン料金で翌月からデータプランの料金に切り替わるそうです。SIMを変更すると電話番号が変わるので、やはり利用期間の引き継ぎも不可です(公式サポートの返答より)。
手数料は両方向3000円です。音声→データへダウングレードする場合、音声SIMの最低利用期間(1年)未満の場合は短期解約の違約金が発生しますので気をつけて下さい。
OCN モバイル ONEの場合
OCNも上記のDMMとほぼ同じです。変更自体は可能ですが、データ→音声プランではSIMカードが変更され、追加契約扱いになります。音声SIMが届いた後に、データ用のSIMを解約する、という方式で交換ができるのみです(データSIMを解約しなければ、そちらも追加で料金が掛かり続けます)。
IIJmioの場合
IIJmioも、データ→音声(みおふぉん)へのプラン変更は可能ですが、SIM変更とともに電話番号は変更されます。残っていた高速通信データ量などの引き継ぎも不可です。SIM発行手数料は2000円となっています。みおふぉん→データへの変更の場合は違約金は掛からないとのことです。
U-mobileの場合
U-mobileではプラン変更・契約変更に関してはサイト上に明確な説明がなく、カスタマーセンターへの問い合わせとなるため不明です。プランの変更は可能、SIMサイズの変更には3000円の手数料が掛かります。
楽天モバイルの場合
楽天では、データ用SIMではプラン変更自体が出来ませんので、データ→音声SIMへの変更は不可です。音声SIM内でのプラン変更は可能です。
BIGLOBE LTEの場合
データ→音声SIMへは電話番号を新規扱いで3000円でプラン変更が可能ですが、逆方向(音声→データ)は出来ません。音声SIMを追加した月は両SIMプランの合算分のデータが使えます(料金も両方掛かりますけど)
UQ mobileの場合
UQでは変更できません。どちらの方向も新規契約が必要になります。
mineoの場合
やっぱり利用契約期間を維持してデータと音声プランを行き来出来るのはmineoだけ!手数料は9月1日から値下げされて2000円となります(2015年8月31日までは3000円)。ドコモ回線、au回線ともに手数料は同じです。
上記のプラン変更についてまとめてみましょう。
MVNO名 | データ→音声 | 音声→データ | 利用引き継ぎ |
mineo | ○ | ○ | ○ |
DMM | ○ | ○ | × |
OCN | ○ | ○ | × |
IIJmio | ○ | ○ | × |
楽天モバイル | × | × | × |
BIGLOBE | ○ | × | × |
UQ mobile | × | × | × |
*上記データは2015年8月28日時点で管理人が独自にサイトで調べたり、サポートに問い合わせて得られた結果にもとづいています。利用条件の変更や、見落としがありえるので、各自契約前に最新の条件で確認を行って下さいね。