NTTドコモの2019年夏モデル LG Style2 L-01L (えるじーすたいる つー)は2019年7月12日に発売開始(オンラインでは2019年7月10日より事前購入手続きを受け付け開始)する第二世代の「Style」シリーズです。
本機種は2018年にdocomo with用として発売された初代「LG Style L-03K」の後継機であり、L-01Lの本体価格は旧モデルより安い(発売当時の価格比較)にもかかわらず、性能が大幅に変更された格安モデルとなります。
2019年モデル LG Style 2 L-01Lは最先端のハイエンドモデルに比べて半額以下の激安スマホであり、スマホにあまり高いお金をかけずに機種変更したいユーザーに向いています。
2019年7月時点では旧モデルのLG Style L-03Kも在庫があり、販売が継続しています。
2018年モデルと2019年モデルはデザインもサイズも大きく変わっています。一概に「新モデルのほうが良い」とは言い切れない部分もあるため、購入前の参考用にL-01LとL-03Kを詳しく比較、どんなところが進化したか・変わっていないかをチェックしていきます。
ディスプレイは5.5インチ→6.0インチに大型化
LG Styleは2018年モデルの時点でも「docomo withスマホの中で最も大きいディスプレイパネル」をウリにしていましたが、2019年モデルはさらに大きな6.0インチの大画面パネルを採用しました。
6インチというパネルの大きさ自体は、2019年時点から見るとすでに一般的なサイズです。アスペクト比は18:9、フルHD+の大画面でdTV/dTVチャンネル/dアニメストア/DAZN for docomoなど、ドコモが提供する各種アプリを再生できます。
ディスプレイが大きくなることで写真や動画をより迫力ある画面で楽しめる、ウェブページ閲覧時には一度にたくさんの情報を確認できるようになるというメリットがあります。
L-01Lはボディが大型化
一方、ディスプレイパネルが一回り大きくなったことで、本体サイズも巨大化しました。
サイズ比較 | 2019年モデル L-01L |
2018年モデル L-03K |
縦幅 | 158 mm | 144 mm |
横幅 | 76 mm | 69 mm |
厚さ | 8.5mm (最厚9.1mm) |
8.7mm (最厚8.7mm) |
重さ | 182グラム | 146グラム |
6.0インチの大きなパネルを採用したため、L-03KよりもL-01Lのほうが全体的にサイズが大きくなりました。特に旧モデルのL-03Kはコンパクトで軽めのモデルだったこともあり、2台を並べて持ち比べるとかなりの差を感じます。
後述するように新型のL-01Lでは大きなバッテリーを内蔵しており、6インチサイズのスマホとしては標準的な重量ながらずっしりとした重みがあります。
小型なスマホが好みという人にはL-01Lはやや厳しいかもしれません。
ドコモでL-01Lより小さなスマホは、
・ソニー Xperia Ace (SO-02L実機レビュー&評価をみる)
・グーグル Pixel 3a(Pixel3との比較実機レビュー&評価をみる)
・富士通 arrows Be3(F-02L実機レビュー&評価をみる)
なども2019年夏モデルとして登場しています。
LG Style2にはアシスタントボタンあり
もうひとつデザイン、使い勝手に影響を与える大きな違いとして、LG Style 2では初代には無かったアシスタントボタンが本体左側に増えています。
音量調整ボタンの下にあるアシスタントボタンを押すと、Googleアシスタントをすぐに起動する事が出来ます。
ボタンを1回押すとアプリの起動、長押しで音声認識、ダブルクリックをするとGoogleアシスタントビジュアルスナップショット(ユーザーが必要としていると思われる情報を一覧で表示する機能)が起動します。
なお、Galaxyシリーズに搭載されたBixbyボタンとは異なり、L-01Lのアシスタントボタンは無効化出来ます(設定から変更)。
L-01LとL-03Kの処理能力の違い
LG Styleの初代 L-03Kと2代目 L-01LのCPU・ROM・RAMはすべて同じ仕様となっています。そのため、処理能力(アプリの実行速度)・保存できるデータ容量にはほとんど違いはありません。ただしOS/システムが全く同じというわけではないため、若干の差が見られる場面もありえます。
L-01LのAntutuベンチマークのスコアは70958点(ver 7.2.2測定)となっています。これはL-03Kもほぼ同じです。
L-01Lの場合にはユーザーが保存できるデータの空き容量は50GB以上あります。
CPU(SoC)はSnapdragon 450を引き続き採用しており、処理能力はドコモ夏モデルの中では低めとなっています。軽量なゲームであれば問題なくプレイ出来ますが、高性能処理が必要な3Dゲームアプリ・VRアプリ等の場合には処理が遅れる・動きが鈍くなる可能性があります。
L-01Lはカメラが大幅進化
LG Style 2ではレンズの数も「2」つに増えました。
アウトカメラは標準の1620万画素レンズと広角用の1310万画素という仕様です。
標準カメラレンズはF-03Kも同じ1620万画素・F値2.2です。広角レンズはF-01Lのみに搭載され、1310万画素・F値1.9とされており、同じ場所・同じ距離から撮影した場合にもパノラマな写真を撮ることが可能です(作例は後日追加します)。
また、LGスマホに搭載されているAIカメラによって人物・風景・夕焼けなどを判定し、自動で最適な仕上がりの写真を撮影する機能にも対応しています。
電池容量はドコモスマホ最大クラス
L-01Lの最大の特徴のひとつ、電池の持ちに関しても2018年モデルから大きな進化をしました。
旧モデルでは他機種に比べてもやや小さめであった2890mAhから、L-01Lの電池は3900mAhへの大増量をしました。これはドコモのスマートフォンの中でも最大クラスです(2019夏時点のドコモ最大電池容量は4100mAh搭載のP30 Pro HW-02L)。
一般的な使い方でおよそ5日間の利用が可能であり、ゲームやSNSアプリをたっぷり使うユーザーの場合でも1日中電池切れを心配せず使えるほどの容量です。
OSはAndroid 9.0スタート
2019年7月時点において、2018年モデルのLG Style L-03KのOSはAndroid 8.1であるのに対し、L-01Lは初期状態で最新のAndroid 9.0を搭載しています(L-03KにもAndroid 9.0への更新予定があります)。
LG Style 2 L-01Lの価格
LG Style2 L-01Lはドコモ2019年夏モデルスマートフォンのなかでは2番めに安い格安モデルです。
ドコモ夏モデルの価格を安い順に並べると、以下のようになります。
モデル名 | 本体価格 (税込) |
富士通 arrow Be3 F-02L (実機使用レポート) |
[夏モデル最安] 33,048円 |
LG Style2 L-01L | 38,880円 |
Google Pixel 3a (実機使用レポート) |
46,656円 |
ソニー Xperia Ace SO-02L (実機使用レポート) |
48,600円 |
シャープ AQUOS R3 SH-04L (実機使用レポート) |
89,424円 |
Huawei P30 Pro HW-02L | 89,424円 |
Galaxy S10 SC-03L | 89,424円 |
Galaxy S10+ SC-04L | 101,088円 |
ソニー Xperia 1 SO-03L (実機使用レポート) |
103,032円 |
Galaxy S10+ Olympic SC-05L | 114,696円 |
(2019年7月8日時点。L-01Lの実機レポートは発売日以降に追加します)
夏モデルの中では3万円台で買えるスマホは富士通の超コスパスマホ arrows Be3とLG Style2の2機種のみとなります。ハイエンドモデルだけでなく、他のミドルスペック機と比べてもF-02LとL-01Lのお買い得感が出ています。
ドコモの新料金プランとセットで維持費・支払い料金を見たい場合は下記シミュレーターをご利用下さい。
L-01L発売記念キャンペーン
ドコモではLG style2をさらにお得に買える記念キャンペーンを実施します。
2019年7月12日の発売日から2019年8月31日までにL-01Lを購入、キャンペーン専用サイトから応募したユーザー全員にもれなく3,000円相当のdポイントをプレゼントします。
キャンペーン応募対象となるためには、対象期間内にご購入し、ご応募いただいていること、 docomo LG style2(L-01L)のIMEI番号、電話番号、名前、メールアドレス、dポイントクラブ会員番号を正しくご記入されていることが必要
簡単な応募手続きをするだけで3,000円相当お得になりますので、購入した方は忘れずに手続きを行いましょう。キャンペーンのポイントは2019年10月頃に付与されます。