NTTドコモのスマートフォンの中で2019年3月下旬に最も人気が高かったソニーのハイエンドモデル Xperia XZ2 SO-03Kのセールが2019年4月も継続しています。
他の多くのスマートフォンのセールは2019年3月31日で終了してしまったため(関連記事:ドコモiPhone 8が機種変更で安く買えるのは3月31日まで!端末購入サポート除外で購入時負担値上がり)、機種変更で安く買えるモデルはぐっと減ってしまいました。
2019年4月1日現在、Xperia XZ2 SO-03Kは機種変更(Xiからの買い替え)で一括値引きが使える唯一のSnapdragon 845搭載モデルとなっています(Galaxy S9/Xperia XZ2 Comapct/Pixel 3/Pixel 3 XLは機種変更(Xi→Xi)端末購入サポートから外れました)。
Snapdragon 845は2018年夏モデル~2019年春モデルのハイエンドAndroidスマホの多くに搭載され、非常に高いパフォーマンスを誇りながら、2019年3月の大幅値下げによって一躍トップレベルの人気を得ています。
Xperia XZ2 SO-03Kは現在機種変更で一括1.5万円という格安レベルに値下げされています。
機種変更価格 | 料金内訳(税込) |
SO-03K本体価格 | 定価94,608円 |
割引 | 端末購入サポートの適用で ▲ 73,872円引き [オンライン限定] SPECIAL特典の適用で ▲5,184円引き |
負担額 | 総額7.9万円の値引きで 一括15,552円 |
(2019年4月1日時点の価格。割引・キャンペーンには各種適用条件があります。詳しい提供条件については「ドコモ Xperia XZ2 SO-03Kの料金ページ」を参照ください)
Xperia XZ2は現時点では確かに安く機種変更が出来る数少ない選択肢となりましたが、ここでXperia スマートフォンにはもっと新しい機種が存在していることも見逃せません。
ソニーは2018年冬モデルとして新型機種 Xperia XZ3 SO-01Lをすでに販売しており、さらに2019年夏モデルとして投入の可能性が極めて高い、Xperia 1(エクスペリア ワン)が登場しています。
Xperia XZ3ではXZ2よりもさらにワンサイズ大きくなった6インチモデルに、縦長になったディスプレイでも操作しやすいように「サイドセンス」という機能が追加されるなど、使いやすさがアップしたモデルになっています。
☆「ドコモXperia XZ3 SO-01Lレビュー 旧機種からの進化点・スペックや特徴を使ってみて徹底評価」
2019年モデルのXperia 1では、Xperiaスマホとして初めてトリプルカメラレンズを搭載し、ディスプレイサイズも更に大きくなります。
☆「2019年夏モデル Xperia 1 旧モデルを超越するスペック・価格・発売日情報」
このような新型モデルが存在する中で、Xperia XZ2は2019年春時点で買いなのかどうか、新旧モデルを比べて検討してみることをオススメします。
Xperia XZ2/XZ3/1の主な違い
Xperiaシリーズは2017年モデルあたりから立て続けにデザインのリニューアルを行っており、新旧モデルで大きく仕様が変わっています。サイズ・デザインに関しては好みの問題もありますので、それぞれの違いをしっかりとチェックしておきましょう。
項目 | Xperia XZ2 (SO-03K) |
Xperia XZ3 (SO-01L) |
Xperia 1 (海外モデル時) |
ディスプレイ | 5.7インチ TFT フルHD+ |
6.0インチ OLED QHD+ |
6.5インチ OLED 4K 21:9比 |
本体サイズ | 縦:153 mm 横:72 mm 幅:11.1mm 重さ:198グラム |
縦:158 mm 横:73mm 幅:9.9mm 重さ:193グラム |
縦:167 mm 横:72mm 幅:8.2mm 重さ:180グラム |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdrago 845 | Snapdragon 855 |
RAM/ROM | 4GB /64GB | 4GB/64GB | 6GB/未定 |
電池容量 (電池の持ち) |
3060 mAh 実利用可能時間 :約125時間 |
3200 mAh 実利用可能時間 :約100時間 |
3330 mAh 実利用可能時間 :未定 |
メインカメラ | 1920万画素 (F/2.0) シングルカメラ |
1920万画素 (F/2.0) シングルカメラ |
1200万画素 トリプルレンズ (標準/広角/ズーム) |
おくだけ充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
本体定価 | 94,608円 | 98,496円 | 未定 |
機種変更価格 (2019/4/1時点) |
一括15,552円 | 実質51,840円 | 未定 |
*より詳しい全スペック・対応機能等は公式HPを参照ください。Xperia 1は2019年4月1日時点でまだドコモでの取扱は確定していません(日本での発売自体は2019年初夏と公開されています)。ここでのスペック情報は海外での発表時点のものとなりますのでご注意ください。
Xperia XZ2→XZ3→ 1の順番に、新しいモデルほど様々な点でデザイン・機能がブラッシュアップされていることは間違いないのですが、価格面ではXperia XZ2とXZ3には3.6万円もの差が生じています(しかも一括値引きと月額割引の違いもあり)。
2019年モデルのXperia 1では、他社の人気スマートフォンではすでに導入されているマルチレンズカメラにより、広角~ズームが出来るトリプルレンズ仕様になりました。Xperia XZ2を含む過去のXperiaスマホではやや他社の「カメラ機能特化型」なスマホに比べて平凡なカメラ機能という印象が強くなっていたため、カメラを楽しみたいのならXperia 1の発売を待ってみるのもありでしょう。
Xperia 1の価格は2019年春時点では不明ですが、性能的にはXperia XZ2 Premiumのような「最上位モデル」として、ドコモから発売される場合にも相応の価格になることが予想されます。
Xperia XZ2では背面が滑らかにカーブしたデザインになっており、XZ1以前のXperiaシリーズから大きく感触が変わっています。5.7インチという大画面になったこともあり本体重量が大きく増えていますので、より軽量なモデルが欲しいのであればXperia XZ3, Xperia 1を待つのも良いでしょう。
しかし、Xperia XZ3およびXperia 1ではディスプレイパネルが有機ELに変更されたこと・より大画面になった影響なのか電池の消耗がやや大きく、ドコモが公表する実利用可能時間はXperia XZ3よりXZ2のほうが優れています。
実際に管理人はドコモモデルのXperia XZ2とXperia XZ3の実機を利用して電池の持ちを確かめましたが、やはりXZ3は使い方によって電池の消耗が激しくなる設定がありました。
関連記事:Xperia XZ3(SO-01L)のAlways On Displayのバッテリー消耗具合 電池激減りで常時点灯はオススメ出来ない
金に糸目を付けないなら新型がオススメ
Xperia XZ2/Xperia XZ3/ Xperia 1を比較したとき、やはり性能としては新しいモデルのほうが随所で「進歩」を感じられる仕様になっています。
価格を気にせず選べと言われれば、最新モデルをオススメします。しかし、実際には大きな機種変更時の割引に優劣があるため、「お買い得であるのはどれか?」という選択になると、Xperia XZ2 SO-03Kが圧倒的に有利になります。
Xperia XZ2 SO-03Kを端末購入サポートを適応して一括値引きにした場合、最短13ヶ月で割引解除料の発生無く次の機種変更が出来るようになります。
この「端末購入サポートの縛り」の観点から、2019年4月に買えば来年2020年5月以降にまた次の機種変更が出来るようになりますので、とりあえず1年間は安く買えるXperia XZ2へ機種変更しておき、その頃にまた安くなっているであろうXperia XZ3/Xperia 1へ取り替えるというのが最も節約になる運用になる見込みです(実際、過去の事例だと2018年春にXperia XZ1を買っておき、2019年春の今Xperia XZ2へ取り替えるコストは非常に低くなっています)。
2019年4月3日時点ではXperia XZ2 SO-03Kの端末購入サポート終了時期に関するアナウンスはありません。しかし、過去の事例では2018年5月に端末購入サポート対象機種が割引除外されたこともありますので、3月の年度末セールシーズンに買い逃したドコモユーザーは、なるべく早めにXperia XZ2 SO-03Kへ機種変更をしておくほうが無難かもしれません。