ドコモがFOMA/3Gサービスを終了させる予定を発表したため、そろそろガラケーからスマホへ買い替えないとダメなのか?と困惑しているユーザー向けに、FOMA/3G/iモードサービスが終わっても使い続けることが可能な折りたたみ携帯 パナソニック製のP-smart P-01Jを購入して使ってみたレビューをお届けします。

P-01JはNTTドコモより発売中の現行ガラケーの中で、最も安くFOMAガラケーユーザーが買い換えることが出来る携帯電話です。

P-01JへFOMAプラン携帯から買い換える場合、事務手数料はすべて無料(「ドコモオンラインショップ」にて注文した場合)です。

契約事務手数料
(FOMA→Xi)
無料
(店頭だと2千円)
頭金 無料
(店頭だと3~1万円程度)
ショップ受け取り指定
(自宅配送も可能)
無料

(2019年7月時点)

なお、全く同じ価格でシャープ製AQUOSケータイ SH-02L(2019年モデル)およびarrowsケータイ F-03L(2019年夏モデル)も購入できます(2019年7月時点)。

携帯電話の場合は同じメーカーのモデルをずっと使い続けてきたドコモ長期利用者の方も多いと思いますので、シャープ製が欲しい方はSH-01J(後継モデルSH-02Lも2019年2月より発売中)を、パナソニック製が欲しい方はP-01Jを選んでください。

関連記事:ドコモ0円最新ガラケー SH-01JとP-01J購入レビュー 大きさ・バイブ強さ・着信音量比較

P-01JはFOMA携帯と同じ番号を使えます

FOMAサービスが終了するまで現在のガラケーを使い続けたいと考えているドコモユーザーも多いと思いますが、もし本当にサービス終了日までずっとFOMAプラン・FOMA携帯を使ってしまった場合、サービス終了日を以って強制的にFOMAで使っていた電話番号が解約される見込みです(逆に何も手続きしないのに、勝手に契約が更新されてしまう方があり得ないでしょう)。

ただ、ドコモ携帯が強制解約されてしまうというケースは、3Gが使えなくなる本当にギリギリの最終日まで何もしなかった場合に限ります。

FOMA携帯からP-01J(Xiケータイ)へ買い換える場合、契約変更手続き(FOMA→Xiプランへの移行)を行えば、同じ番号を維持したままドコモの携帯を使い続けることが出来ます。

FOMAカードはP-01Jでそのまま使うことは出来ませんが、機種変更を行った際に同じ電話番号情報が記録されたnanoサイズのSIMカードが発行されますので安心してください。

P-01Jは高音質通話 VoLTE/2.5倍の大音量通話が出来る

2019年2月時点でドコモから販売されている新型ケータイは、高音質な音声通話「VoLTE(ぼるて)」が使えるようになっています。

さらに、P-01Jはパナソニックの技術で「プレミアムトーク」という、従来機種(P-01H)に比べて約2.5倍もの大音量で通話スピーカーを使うことが出来ます。

相手が3G携帯の場合でも、VoLTE対応の最新端末の場合でも、プレミアムトークで大きな音量でよりはっきりと通話をすることが出来るというのが、P-01J最大の特長といえます。

P-01Jへiモードメールのアドレスも引き継げます

ドコモのガラケーで使っていたメールアドレスは、スマホ・iPhoneおよび新型のドコモケータイ(Xi)ケータイへ引き継ぐことが基本的には可能です。

 

FOMAガラケーで使っている「iモードメール」は、P-01J(Xiケータイ)では使うことが出来ず、新しく「ドコモメール/spモードメール(spモードメールは2018年4月にサービスサポートを終了しています)」というサービスに切り替わりますが、ドコモのメールアドレス「~@docomo.ne.jp」というメルアド自体は同じものを継続することが出来ますので、ガラケーからガラホ・スマホに機種変更する場合もメールアドレス変更を周知する手間は不要です。

詳しいメールアドレスの入れ替え方法については公式サイトの解説「https://www.nttdocomo.co.jp/service/spmode/function/mail/usage/set_up/switch/」を参照下さい。

P-01Jは防水・防塵対応です

P-01Jは「防水性能IPX5/IPX7 、防塵性能IP5X」の規格に対応しており、特定の水流・水没に対して耐性があります。

IPX7とは、常温で水道水、かつ静水の水深1mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。

ただし、P-01Jの充電接続用のキャップ・カバーが空いていると水濡れ耐性がなくなりますので、しっかりとキャップが閉まっていることを確認してから利用をしてください。

SH-01Jはキャップレス防水です)

P-01Jはおサイフケータイ対応です

P-01Jはおサイフケータイ(Felica)に対応しています。Felicaのチップはサブディスプレイのすぐ横にあります。

 

モバイルSuica,楽天Edy,モバイルdポイントカードなど、主要なFelica対応決済システムに対応しています(2019年2月時点)。

P-01Jはワンプッシュオープンに対応

折りたたみガラケーを片手ですぐに開くことが出来る、ワンプッシュオープン機構がP-01JもSH-01Jも対応しています。

P-01Jは電池が良く持つ

携帯電話・スマートフォンの電池の減りはユーザーの利用頻度に大きく依存しますが、P-01Jは1800mAhという大きな容量の電池を搭載しています。

バッテリーの仕様状況もスマートフォンのように詳しくグラフで表示することが出来て、バッテリー消耗の傾向から「残り○日間」といった、残量予想もしてくれます。上記の写真だと1/3の残量でも5日間の待機が出来るとしています。

また、P-01JもSH-01Jもガラケーですから、電池をユーザーが交換することも可能です。

項目 SH-01J P-01J
連続待ち受け LTE:610時間
3G:700時間
GSM:560時間
LTE:610時間
3G:740時間
GSM:—
連続通話時間 LTE:440分
3G:620分
GSM:550時間
LTE:460分
3G:500分
充電時間 125分 140分
電池容量 1,800mAh 1,800mAh
予備電池 電池パック SH44 電池パックP33

*2019年2月1日時点。

スマホの場合は2年・3年も使い続ければ電池が劣化してしまい、修理に出さないと電池交換をすることは難しいですが、P-01Jなら予備電池を買って、カバーを外してすぐに電池交換を出来ます。これもガラケータイプならではのメリットです。

P-01JはLINE(メッセージアプリ)が使えます

P-01Jを始めとするドコモケータイ(Xi)では、スマホのように自由にアプリを追加することは出来ませんが(裏技としてアプリを追加する方法もあります→[裏技的]ドコモ AQUOSケータイ SH-01Jでアマゾンビデオを見る方法)、メッセージアプリのLINEは初めから入っています。

アプリはGoogle Playサービスを利用するのではなく、ケータイ機種にカスタマイズされた専用のアプリを使うため、「P-SQUARE」という、P-01Jに入っている更新用サービスを使います。

スマホのLINEアプリと全く同じ機能が使えるわけではありませんが、スマホを持っている家族・友人知人と簡単にメッセージ交換(アプリを更新すると絵文字も送れる)が出来るようになっています。

LINEが出来るガラケーは2016年モデルのSH-01JおよびP-01Jを最後に、ドコモからは発売されていません。2019年夏モデルまでに数台の携帯電話タイプの機種が発売されていますが、すべてLINEアプリ非対応(インストールも不可)なっていますので、LINEをドコモの携帯電話で使いたいのなら2019年7月時点でP-01Jしか選択肢はありません(SH-01Jが販売終了となったため)。おそらく今後のドコモケータイでもLINEに対応する可能性が低いため、将来ガラケーに取り替えたいというユーザーも今のうちに確保しておきましょう。

*追記:LINEは2022年時点でガラケー機種向けのアップデート提供を終了しており、プッシュ通知機能が停止しています。P-01JのLINEアプリ自体は利用できますが、メッセージや通話などを開いて確認しないと連絡有無がわからなくなりました。P-01J以降、ガラケー機種へのLINE搭載はありませんので、どうしてもLINEが必要な場合はスマホへ買い替えてください(ドコモだけでなく、2022年時点での新型ガラケーでLINEアプリ対応モデルは出ていないはずです)。

P-01Jは万歩計機能が付いています

普段から持ち歩く携帯電話を使って健康管理をしたい場合、P-01Jは歩数計機能(万歩計)が付いています。

歩数情報はウィジェットに表示させたり、サブディスプレイですぐに確認が出来ます。

P-01Jはテザリングが使えます(モバイルルーター代替)

P-01JおよびSH-01Jは、ソフトウェアを更新することでテザリング機能(携帯を仲介して、パソコン・タブレットなどをインターネットに繋ぐ機能)が付いています(ドコモ回線でテザリングを利用するには専用オプションサービスへの加入が必要です)。

P-01J本体の携帯電話画面でインターネットをすることも出来ますが、大きな画面でホームページを見たり動画を見るためにiPad・タブレットやパソコンを持っている場合は、別途モバイルルーターを使うこと無く、P-01Jを中継機にすることが出来ます(P-01J/SH-01J発売時点の初期ソフトウェアではテザリング機能が無効になっているため、最新のソフトウェアにアップデートしてからご利用下さい。契約するプランによってはテザリング利用には別途料金が掛かることがあります)。

ネットの使いすぎ(料金高額)の警告も出せます

P-01Jは「スマートフォンと同じXiによる高速接続をする」と聞いて、インターネットの使いすぎによる高額請求になることが怖いというユーザーも多いかもしれませんが、正しく設定・制限を行えばドコモケータイのパケット料金高額化を防ぐテクニック・設定もあります。

P-01Jの設定画面では、利用したパケット容量・データ通信量に応じて、事前に指定した任意の容量時点で警告表示をさせる設定が可能です。

また、意図しないネット接続をしないように接続制限をかけることも出来ます。

詳しいドコモケータイのパケット料金高額化防止テクニックは下記の記事で解説していますので、P-01J/SH-01J(およびガラホ全般)購入後にチェックしてみてください。

関連記事:ドコモのXiケータイ(SH-01J,P-01J)でパケット料金を抑える方法・不要な通信をさせない設定

P-01Jの価格・料金

FOMAガラケーからP-01J(およびSH-01Jも全く同額)へ契約変更手続きをした場合に生じる料金・お金について最後に解説を行います。

項目 備考
P-01J端末代金 一括、分割のどちらでも選べます
月々サポート 機種代負担は実質0円
事務手数料 オンラインでは無料
頭金 オンライン手続きでは無料
通話プラン すべて月サポ対象
spモード ドコモメール/ネット利用に必須
(外しても月サポ適用OK)
パケットプラン 従量プランのほか、大容量・
家族シェアプランも選択可(外しても月サポ適用OK)

*2019年時点。別途無料対象外通話やオプションを付けた場合には料金は変動します(オンライン手続き時にはspモード・パケットプランへの加入が必須(あとから変更手続きで外せます)。

より詳しい新型ケータイ料金プランの解説は「ドコモのガラケーから「ガラホデビュー」SH-01J 変更される料金プランや使えるサービスの仕組み」を参照下さい。

事務手数料・頭金が無料になるのはドコモ公式のオンラインサイトでウェブ手続き機種変更をした場合限定となりますので、安くP-01Jおよびスマホ・iPhoneへ買い替えたいのなら、オンラインショップを活用しましょう。

P-01Jが安く買える・お得に買える特典情報

ドコモではさまざまな携帯・スマホ購入向けのキャンペーンを実施しています。P-01J購入時に適用されるものも複数ありますので、それぞれ条件をチェックして申し込みを行って下さい。

公式ページ 期間* 割引額
5Gギガホ割
終了未定 5Gギガホ契約で
最大6ヶ月間

月額1000円割引
5Gウェルカム割
終了未定 5G機種限定
最大2.2万円相当

機種値引き・還元
端末購入割引
終了未定 対象機種限定
機種変更で

機種値引き・還元
ギガホ割
~未定 新料金プラン
月額1000円引き
最大6ヶ月適用
はじめてスマホ割
はじめてスマホ割
~未定 他社利用者OK
スマホデビューで
1000円×12ヶ月
値引き上乗せ
はじめてスマホ購入サポート
はじめてスマホ購入サポート
~未定 他社利用者OK
スマホデビューで
最大2.2万円還元
対象機種購入特典
限定特典
CPに依る [対象機種限定]
対象機種購入で
各種特典・
プレゼントあり
その他特典多数
ドコモの下取り
プログラム
指定なし 最大7.15万円還元
(iPhone7 32GBなら
通常13,000円)
dカードで決済
指定なし [オンライン限定]
dカード決済で
ポイント2倍
(付属品も対象)
*キャンペーンの期間・条件は変更されることもあります。必ず公式サイトで最新情報を各自でチェックしてください。
FOMA終了後も使えるドコモガラケー P-01J(P-smart)購入レビュー 使える機能・機種変更料金をチェック

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