近年、引越し業者・運送業者の人手不足によって生じている社会問題のひとつ、「引越し難民」が増えています。

引越し難民が発生するのは毎年2月・3月・4月の年度末に集中し、2019年も3月頃より「引っ越ししなければならないのに業者の手配が出来ない、料金が割高なサービスしか手配ができない」といった自体になり、”引越し難民”になってしまう人が多く出るとの予想がされます。

この年度末で最も多い引越しの理由は、

・大学進学に伴う学生の引越し
・大学卒業 → 就職に伴う引越し

この2つでしょう。

特に大学進学に伴う引越しでは地方から都心部、あるいは地方大学への進学(またその逆の就職・転勤)によって長距離の移動が必要となるケースも多く、個人でトラックに積み込み運転して荷物を運ぶという手段を採るのは難しく、業者を使わないと大変です。

転勤・就職のための引越しならば、かなり早くから引越しのための準備・予定日を決めて動き始めることも出来ますが、大学進学の場合だと合格発表が2月後半~3月くらいになり、いざ準備を始めようと思った頃にはすでに”引越し難民”になってしまう可能性が高い時期に突入してしまうでしょう。

私も引越しは何度か経験しており、これまでに自力での引越し(宅配便&小型トラック運転)・業者を使った引越し・荷物を全部破棄&再購入する引越しをやったことがありますが・・・やはり、一番楽で手っ取り早いのは業者を使った引越しです。

業者を使わない引越し方法にもメリットがあり、

・宅配便で引越し → 荷造り・配送準備の日程が自由に出来る、コストもまずまず安い
・個人でトラックやワゴン運転で運ぶ → 一番安上がり・自由度も高い
・荷物を全部破棄&再購入する →輸送コストが掛からず、古い家具・家財を買い換える良いタイミングに

という良い点もあったのですが、宅配便で引越しをすると荷造り・梱包にとても時間が掛かる(宅配便では大きな家財が送れない場合があり、特大サイズが送れる「家財便」を使うと、コストが高くなる。数十個のダンボールをゆうパックで一度に送ったこともありますが、事前に個数・大きさを伝えて、大きめの配送車で取りに来てもらうなどの手配も必要でした)、家財/荷物の破棄は自治体のルールに従って1~2週間前には手配しなければならないケースが多い、家財一式の再購入には(粗大ごみ/リサイクル料金も)かなりお金も掛かるといったデメリットもあります。

荷物の量がそこまで多くない場合・近距離の場合は荷物を多く積めるトラックやワゴンなどを借りて運ぶのが楽で安く済むのですが、長距離移動・大型荷物の場合は固定・積み込みだけでも相当な労力が掛かり、一人では無理なケースもあります。

家族・友人の手を借りて作業をするのも良いですが、そのためのコストは本当に安いと言えるでしょうか?(近距離の引越しならともかく、特に長距離移動は宿泊・食事コストなどを考えるとむしろ割高になりかねない)何人もの人手を借りてまで引越し作業をするくらいなら、プロの業者に頼んですばやく・丁寧な作業をしてもらうほうが効率的だと私は判断しました。

また、引越しというのは「荷物を運ぶだけ」で終わるわけではなく、引っ越しに伴うさまざまな手続きのために時間を割かなければならないこともあります。学生の引越しならばそこまででも無いかもしれませんが、大人になってからの引越しは、結構面倒です。

住民票や郵便物の転送手続き、さまざまなサービスに登録した住所の変更、電気・ガス・水道・インターネットなどのライフライン系の引越し元および引越し先での契約/利用停止・開始手続きなど、やらなければならないことはたくさんあります。

このような引越しに関わるさまざまな手続きは絶対に自分自身でやらなければなりませんが、引っ越しの作業はお金を出せば、業者がやってくれるのです。時間が有り余っているのなら自分で引越しを行うのも悪くはないと思いますが(私も過去に個人で引越し作業をしたことも、後悔まではしていません)、忙しい引越時期期に、お金で時間・作業を省略出来るのは引越し作業そのものくらいです。

個人の力で引っ越せるのは単身世帯または学生の近距離引越し時、もしくは先述の「家財一式破棄」を前提に転居するときくらいであり、それ以外は引越し準備にかかる貴重な時間をお金で解決できる引越し業者の活用のほうが、むしろ「節約」になるケースのほうが多そうです。

といっても、引越しにお金が掛かり過ぎるのも問題です。要は、「業者に依頼して省略出来る時間・労力>支払うコスト」になるかどうかが問題です。

引っ越しにかかるお金は、あえて解説するまでもありませんが「引越しの移動距離」×「荷物の量」×「シーズン/曜日/日程による割増料金」が関わってきます。

引越し難民が発生する繁盛期の基本料金は高い

引越し業者に作業を頼む場合、時期による価格差は非常に大きなものになります。もっとも引越し依頼が増える3月・4月では、やはり料金は高くなります。逆に、閑散期となる5月・6月、10月・11月などは料金の割引が大きくなります。

ただ、生活があるのですから料金の割引がない時期でも、引越しの時期をずらすわけにもいかないのが実情です。

そこで使えるのが、ドコモのクレジットカード保有者が使える特典、サカイ引越センターの20%引きサービスです。

ドコモユーザーはもちろん、ドコモユーザー以外でも契約が出来るクレジットカードの「dカード」または「dカード GOLD」を持っているユーザーが、特典割引が使える専用申し込みサイトから引越しの見積もりをした場合に限り、基本料金が20%引きになります。

割引の対象になるのは「車両費+人件費」です。特殊な引越しを除くと、この車両費と人件費がサカイ引越センターに支払う料金のほとんどになります。

実際に過去にサカイ引越センターに見積もりをとって引越しをした見積書が手元にあるのですが、項目を見てみると、

・車両費(運賃のほかには、手配する車の大きさ、特別作業を必要とする場合)
・人件費(作業人数、積み込み/下ろし作業)

以外の料金が発生する項目だと、「付帯作業・資材台・一時保管・保証料金」くらいで、私の引越し時には人件費・車両費以外に掛かっているのは「あんしん保証パック」(1000円)のみだったようです。

付帯作業の例としては、エアコン工事・電気工事・洗濯機の設置・ピアノ設置・不用品処分などがあります。これらは依頼しなければ、基本料金以外に掛かるものではありません。

引越し代金は近距離・単身であれば数万円程度で済むこともありますが、数百キロ・荷物が多い場合は基本料金だけでも10万円・20万円~というそこそこの額になります。それが20%引きになるのですから、これはかなりの節約になります。

dカードの特約店であるサカイ引越センターの特典は、基本料金20%オフだけではありません。

特典:1  100円で3ポイントがたまります。
(上記特典とは別に、dカード/DCMXのご利用で通常たまるdポイント(100円(税込)のご利用につき1ポイント)がたまり、合計4ポイントがたまります)
特典:2  段ボール最大50箱まで無料サービス/ガムテープ最大2つ無料サービス布団袋最大2つ無料サービス/訪問見積時、お米プレゼント/ハンガーケース5箱レンタル

dカードを使って支払いをすると、通常100円につき1dポイントが貯まるところ、4倍のポイントが貯まります。15万円の引越し費用ならば6千円分ものポイントが貰えることになります。

さらにダンボールが50個まで貰えますので、ファミリー世帯でもかなりの量を収納出来るはずです。単身ならばよほどの大荷物でないかぎり、すべての荷物が収まるでしょう。なお、ダンボールはサカイが用意したものだけでなく、自分で用意したもの・プラスチックの衣装ケースなどでもそのまま運んでくれます。

ダンボールは確か2サイズがあったはずですが、お願いすれば大きさ・数は調整してくれるはずです。ダンボールは訪問見積もり・契約確定時にすぐ貰えました(訪問員がダンボール等の在庫を持っている時に限るようです)。

dカードホルダー向けのサカイ引越センター特典は、2019年2月時点で以下の条件を満たしている必要があります。

見積申込み受付期間:2018年12月1日(土)~2019年2月28日(木)
引越日割引対象期間:2018年12月1日(土)~2019年3月14日(木)
決済対象期間   :2018年12月1日(土)~2019年3月14日(木)

見積申込み受付期間中にサカイ引越センターのdカード会員専用サイトまたはdカード会員専用ナビダイヤルから申込んで見積を取得したうえ、引越日割引対象期間中に引越しを完了し、かつ、対象カードで決済対象期間中に基本料金(車両費+人件費)を決済すること

つまり、見積もり時点でdカードを持っていなければならないため、引越し予定がある方は先にdカードの申し込み・到着している必要があります。

dカードが作れない場合は相見積もりで割引を

引っ越し難民が大量に発生してしまう可能性がある2月・3月でも、引越しまでに時間があるのなら「引越し業者による相見積もり」を使った、料金値引き合戦を期待する方法があります。

複数の業者に引越しの見積もりを出してもらい、「他社はこのくらいの値段で・・・」と話を持ちかければ、無理のない範囲で価格対抗をしてくれるのが引っ越し業界の面白いところです。

1社の見積もりに掛かる時間は、単身世帯なら20~30分くらいでしょうか。相手はプロなので荷物量による引越し料金見積もりを出すのはあっという間ですが、その後の価格交渉(割安なサービスの提案・安く出来る可能性がある日程、プラン・サービスの説明)には時間が結構掛かります

サカイ引越センターの場合に実際に行った交渉では、

・梱包作業や運搬作業を減らして安く出来ないか?(らくらくコース/せつやくコースなど、いろいろあります)
・荷物を減らして(事前に自分で処分して)、運搬する車両を小さいものにして安く出来ないか?
・荷物の運び出し、運び入れの時間を指定しない(午後便)にすることで安く出来ないか?
・引越しの曜日を変更して料金が安くなる可能性はないか?
・混載便にして安くなる可能性はないか?

このような条件によって料金が変わるので、どこを妥協するか、交渉できるか事前に考えておくと良いです。

これを複数社繰り返すのは結構な手間にはなりますけれど、少しでも料金を値下げしたいのなら相見積もりを活用しましょう。

今はネットで一括比較も出来ます。ネット比較→安い順に2~4社くらいに訪問見積もり依頼をかけ、時間に余裕があるのなら価格交渉に挑戦してみるのも良いでしょう。

☆「引越し侍の一括見積り/予約サービス

[実体験]引越し難民になる前に!dカードがあればサカイ引越センターの値引き&特典優待使えます

Tagged on: