auの新ブランドプラン「povo」(ポヴォ)について、iPhone・Androidスマートフォンおよび4G/5G端末向けのAPN設定方法を解説します。
au povoを契約した場合、通常のauショップの契約時・手続き時には不要な「アクセスポイント名」の設定がau povoだと必要な場合があります。
格安SIM/SIMフリースマートフォンを使いこなしているユーザーには「APN設定」の経験はあると思いますが、今までずっとauショップでしか携帯・スマホを契約したことがないユーザーには難しく聞こえるかもしれません。
アクセスポイント名の設定は利用する端末によって方法が異なり、オンライン契約専用のpovoプランでは初期設定を自分で行う必要があります。
APN設定が出来ないと契約しても通話・データ通信等が出来ない可能性がありますので、利用したい機種別の設定方法を事前によく確認してください。
iPhoneでpovoを利用する場合のAPN
iPhoneでpovoを利用する場合、SIMカードを入れるだけでAPN設定が自動で行われるため、ユーザー設定は不要です(povoで利用できるiPhoneはiPhone 6s/6s Plus以降のモデルです)。
MNPで契約した場合は事前に回線の切り替え(ウェブまたは電話(0120-914-367(通話料無料/受付時間9:00 ~ 20:00))を行う必要があります。
Android (4G)でpovoを利用する場合のAPN
4G対応(5G非対応)のAndroidスマートフォンで使う場合、以下の情報を設定します。
設定項目 | 設定値 |
名前 | povo |
APN名 | uno.au-net.ne.jp |
ユーザー名 | 685840734641020@uno.au-net.ne.jp |
パスワード | KpyrR6BP |
認証タイプ | CHAP |
*上記以外のAPN設定項目は変更不要です。
APNの設定画面に入る方法は機種によって異なりますが、
[設定]→「接続」→「モバイルネットワーク」→(詳細設定)→ APN
といったメニューを開いていくとAPNの設定画面が表れます(メニューの名称は機種・メーカーによって違います。APN設定が出来ないスマホはまず有りませんので、探せばあるはずです)。設定項目・手順はeSIM・物理SIMどちらも同じです。
SIMカードを挿入して自動でAPNに「povo」が表示される場合には、自分で入力(APNを作成)せず、povoのAPNを選択すれば接続できる機種もあります。
APNの一覧にpovoの設定がない場合は、APN設定画面の右上にある”追加”や”︙”といったメニュー展開ボタンをタップして、「新しいAPN」としてpovoの上記値を設定します。
なお、このAPNはauの通常プラン向け4G LTE NETと同じです。
Android (5G)でpovoを利用する場合のAPN
5G対応のスマートフォンで利用する場合、以下のAPNを設定します。
設定項目 | 設定値 |
名前 | povo |
APN名 | uad5gn.au-net.ne.jp |
ユーザー名 | au@uad5gn.au-net.ne.jp |
パスワード | au |
認証タイプ | CHAP |
au(povo)で利用する5G周波数帯(バンド)は、n77・n78・n257です(2021年3月時点)。au販売機種以外ではこれらのバンドに対応していても5G接続が出来る保証はありません。
SIMの挿入・開通手続き・APNの設定が正しく完了したら、発信テスト用番号(111/通話無料)へ電話をかけて、ガイダンスが流れるかどうか確認して終了です(開通・設定直後は繋がらないことがあります。設定が間違っていないことを確かめて、数分~程度時間を置いてリトライしてください)。
*必要なAPNはサービスの変更によって異なる設定が必要となることもあります。詳しくはpovo公式サイトのヘルプを参照ください。