auでは1年契約、2年契約などの定期契約を行うことで毎月の利用料金が安くなるシステムとして、「誰でも割」・「誰でも割シングル」・「年割」という契約サービスを提供していますが、これに関わる条件が2015年11月17日より変更されます。

誰でも割はいわゆる「2年縛り」と呼ばれるサービスですので、多くの方が変更対象になるはずですから、しっかりと変更点を抑えておきましょう。

解約月も「誰でも割」適用へ

今回の変更では、これまで「プランを解約した前月」まで適用されていた誰でも割が、「解約月も割引対象になる」という改定になります。公式の記述は以下のとおり(au-料金プラン、割引サービスのサービス内容変更についてより)。

誰でも割り変更

変更項目は11月16日までに契約した回線(既存契約)にも全て適用されます。対象となる3つの割引サービスは以下のような種別になっています。

・誰でも割:携帯やスマートフォンなどの音声回線用2年契約
・誰でも割シングル:タブレットやルーターなど、データ回線用の2年契約
・年割:1年毎の定期契約 (2015年8月24日に受付終了したプラン)

変更前後の割引例

カケホ(電話カケ放題プラン)に誰でも割を適用して利用していた場合で、11月16日に回線を解約した場合。

変更前:10月分料金 2700円(誰でも割適用) + 11月分料金 4200円×日割り分 の請求
変更後:10月分料金 2700円(誰でも割適用) + 11月分料金 2700円(誰でも割適用)×日割り分 の請求

このように、改定後の方が基本料金の日割りされる元の料金が安くなるため、解約月の支払料金は安くなるはずです。

【*重要】ただし、ここにはさらなる変更が予定されており、「2016年1月1日以降は解約月の基本料金が日割りされなくなる」という改悪が用意されています。そのため、解約のタイミング次第では解約月に日割りが適用されていたとしても、11月17日以降の制度の方が請求が高くパターンが生じ得ます。データパックサービスは現在でも日割りされていませんので、今後auの定期契約を解約する場合は「月末が最もお得」ということになりそうです。



 

auの割引に関する条件変更 11月17日より 誰でも割が解約月にも適用