auガラホ向けLINEアプリプッシュ通知を2020年3月頃終了 VoLTE非対応機種はあと2年で利用不可に

2auのガラケー・ケータイ機種でLINEアプリを使うことが出来る複数の機種において、2020年3月に「LINEプッシュ通知機能」の停止が行われます。

対象の機種を利用中のauガラケーユーザーは、サービス停止時以降にLINEの新着情報・通知を見逃してしまう可能性が高くなるため、今のうちに機種変更をしておくことが推奨されます。

また、古いタイプのauガラケー・ガラホでは2022年3月に予定されているau 3Gサービスの終了に伴い、電話機種の利用自体(*携帯各社の3G終了で使えなくなる機能・機種について詳しくはこちらを参照)が出来なくなるため、該当機種を使っているユーザーはそろそろ機種変更をすべきタイミングがやってきています。

LINE通知が使えなくなる理由と対象機種

メッセージアプリの「LINE」は、今や使っていない人は少数派とも言えるほど普及したサービスですが、基本的にはiPhoneやスマートフォンを想定したサービスであり、「ガラケー機種で利用」はあまり一般的ではありません。

「ガラケーでもLINEがしたい」という需要も一定数あったため、auやドコモ・ソフトバンクでは、「LINEが出来る携帯電話」もいくつか存在します。

しかし、残念ながらやはり「ガラケーでLINE」という需要の少なさ・およびアプリ自体の開発・対応が継続されておらず、最新のキャリア向けケータイ機種には LINEアプリが入っておらず（通常は後から入れることも出来ない）、旧モデルのLINEアプリがインストールされた機種であっても、今回のように機能に制限が掛かることになりました。

これは「auの携帯電話」に限ったことではなく、ドコモやソフトバンク向けのモデルでも同様です。

auの場合は、「LINEプッシュ通知の停止」の影響を受けるデバイスは以下のとおりです。

上記の通り、発売日からLINEプッシュ通知機能の停止まで1年足らずという機種もありますが、これはLINEアプリ側の仕様変更であるため、どうしようもありません。

今後も継続してLINEでメッセージや着信の確認を行いたい場合は、対応のスマートフォン機種への交換が推奨されています。

なお、2020年3月で終了するのは「LINEの着信通知機能」であり、LINEアプリ自体が起動しなくなる・過去のメッセージが消えてしまう・アプリが消えてしまうわけではありません。

LINEアプリを起動していない間に受け取ったメッセージの通知、および無料通話の着信通知が受け取れなくなります。アプリを立ち上げると、メッセージ受信や着信履歴を確認できます。引き続き、これまで通りLINEアプリサービスのプッシュ通知機能をご利用いただくには、本機能を利用できるスマートフォンへの機種変更が必要です。

プッシュ通知が無いとリアルタイムでの電話やメッセージ交換がしにくくなりますが、急ぎではない連絡・メッセージ交換程度ならば今後も継続して利用することは可能でしょう。

一部機種は3Gサービスで利用不可に

今回LINEアプリのPUSH通知機能が停止される機種のうち、発売年が古い旧タイプの携帯電話は2022年3月に予定されている「au 3Gサービス(CDMA 1X WIN)終了」の影響を受けます。

auで現在販売中の新しいガラケー・ガラホ機種の場合は新しい通信方式に対応しているため、3G終了後にも問題なく通話・インターネット接続が利用できる機種もあります。

3G終了の影響を受ける機種一覧はauの公式サイトにも掲載されていますが、LINEプッシュ通知の停止が行われる機種では「AQUOS K SHF31 」が3G終了の対象です。

SHF31は「4G LTE」の通信方式には対応していますが、音声通話が3G方式にしか対応していないため（au VoLTE非対応機種）、2022年3月までに機種変更をしないと、通話機能が使えなくなる見込みです。

SHF31を利用中（auの対象プラン）の場合には事務手数料無料で機種変更・スマホへの交換割引が用意されていますので、LINEプッシュ通知の終了と合わせて機種変更を早めに検討することをオススメします。

Tweet