発売から3週間ほどが過ぎたApple iPhone SEの64GBモデルは入荷が大きく遅れている現状で、iPhone SEを予約を待つのも面倒になってきた・・・という場合はすぐに購入可能な2015年モデルのiPhone 6s/6s Plus, あるいは型落ちしたiPhoneに切り替える方がお得なこともあります。
4インチモデルのiPhone SEと、4.7インチのiPhone6/6s、5.5インチのiPhone6 Plus/6s Plusではもともとの販売価格はばらつきがありますが、各携帯会社で販売を優遇しており、実はあまり変わらないお値段で買えるモデルが存在します。
本来アメリカでは399ドル(約4万3千円)という低価格&高パフォーマンスが魅力だったiPhone SEよりも、お買い得な機種を検討してみましょう。
キャリア別のiPhone定価一覧
まずは現在購入可能なiPhoneシリーズの各キャリアが取り扱う公式定価をリストアップしてみます。
モデル | 容量 | ドコモ | ソフトバンク | au |
iPhone SE | 16GB | 57,024円 | 56,880円 | 56,880円 |
64GB | 69,984円 | 69,840円 | 69,480円 | |
iPhone 6s | 16GB | 99,312円 | 93,600円 | 84,240円 |
64GB | 99,792円 | 106,560円 | 97,080円 | |
128GB | 99,792円 | 119,520円 | 109,920円 | |
iPhone6s Plus | 16GB | 99,792円 | 106,560円 | 97,080円 |
64GB | 99,792円 | 119,520円 | 109,920円 | |
128GB | 99,792円 | 132,480円 | 122,760円 | |
iPhone 6 | 16GB | 73,872円 | 72,000円 | 70,200円 |
64GB | 84,888円 | 84,960円 | 77,760円 | |
128GB | 販売終了 | 97,920円 | 96,120円 | |
iPhone6 Plus | 16GB | 84,888円 | 84,960円 | 83,160円 |
64GB | 97,848円 | 97,920円 | 96,120円 | |
128GB | 販売終了 | 110,880円 | 108,960円 |
各キャリアの定価は、やっぱりiPhone SEはずば抜けて安いことが分かります。2014年モデルのiPhone6に比べて20000~30000円ほど定価は安いのですが・・・本題はこれからです。
続いて2年契約をした場合の実質負担額を見ていきましょう。iPhone SE 16GBモデルの価格帯/赤文字(1万円前後)と 64GBモデルの価格帯/青文字(2万円前後)の負担に近いモデルを表しています。
機種変更用iPhone実質価格 | ||||
モデル | 容量 | ドコモ | ソフトバンク | au |
iPhone SE | 16GB | 10,368円 | 10,800円 | 10,800円 |
64GB | 19,440円 | 16,200円 | 16,200円 | |
iPhone 6s | 16GB | 10,368円 | 25,800円 | 25,800円 |
64GB | 23,328円 | 38,640円 | 38,640円 | |
128GB | 36,288円 | 51,480円 | 51,480円 | |
iPhone6s Plus | 16GB | 23,328円 | 38,640円 | 38,640円 |
64GB | 36,288円 | 51,480円 | 51,480円 | |
128GB | 49,248円 | 64,320円 | 64,320円 | |
iPhone 6 | 16GB | 10,368円 | 10,800円 | 18,000円 |
64GB | 19,440円 | 23,760円 | 21,240円* | |
128GB | 販売終了 | 36,720円 | 47,160円 | |
iPhone6 Plus | 16GB | 19,440円 | 12,960円 | 34,200円 |
64GB | 32,400円 | 25,920円 | 47,160円 | |
128GB | 販売終了 | 38,760円 | 60,000円 |
*auではiPhone6 64GBモデルに機種変更をすると5400円分のポイント割引
定価-月額割引(月々サポート・月々割・毎月割)のみを考慮した、一般的な割引による負担額としました。「学割」「ガラケーからの買い替え優遇」など、特定条件でしか適用されない割引は除いています。各社の詳しい条件は下記各公式サイトからご確認ください。
上記の価格テーブルがすべてを物語っていますが、容量次第では4.7インチサイズのiPhone6s/6、iPhone6 Plusが買えます。ドコモの場合は少し高くなりますが、ハイエンドのiPhone6s Plus 16GBも2万円台前半で機種変更が可能となっています。
iPhoneは購入後にSDカードなどの外部ストレージを通常利用することは出来ませんが、「iPhonSEの16GBモデルでも大丈夫!外部ストレージ Imation Link Power Drive動作確認取れました(iOS9.3)」で紹介したような外付けドライブを使ったり、オンラインストレージ(クラウドストレージ)を利用したり、たくさんデータの保存をしない人なら、16GBモデルでもなんとかなるかもしれません。
他社から携帯電話番号をそのままに、携帯会社を変えるMNPでは、機種変更よりも全体的に料金優遇があります。今回は議論しませんが各社の学割もMNPが有利だったり、複数台購入をすると割引が増えたりすることもあります。
iPhoneの本体代金に関わる月額割引だけを考慮した場合の実質負担額は以下のようになっています。上の段落で紹介した、機種変更用の代金と見比べてみて下さい。
MNP用iPhone実質価格 | ||||
モデル | 容量 | ドコモ | ソフトバンク | au |
iPhone SE | 16GB | 10,368円 | 10,800円 | 10,800円 |
64GB | 19,440円 | 16,200円 | 16,200円 | |
iPhone 6s | 16GB | 10,368円 | 10,800円 | 16,080円 |
64GB | 23,328円 | 10,800円 | 28,920円 | |
128GB | 36,288円 | 23,760円 | 41,760円 | |
iPhone6s Plus | 16GB | 23,328円 | 23,760円 | 28,920円 |
64GB | 36,288円 | 23,760円 | 41,760円 | |
128GB | 49,248円 | 36,720円 | 54,600円 | |
iPhone 6 | 16GB | 10,368円 | 10,800円 | 10,800円 |
64GB | 19,440円 | 10,800円 | 23,760円 | |
128GB | 販売終了 | 23,760円 | 36,720円 | |
iPhone6 Plus | 16GB | 19,440円 | 12,960円 | 12,960円 |
64GB | 32,400円 | 25,920円 | 25,920円 | |
128GB | 販売終了 | 38,760円 | 38,760円 |
ドコモでは「定価&月サポ」はすべて機種変更でもMNPでも同じです。しかし、先ほども書いたように他のキャンペーンに違いがあり、MNPでのみ適用される施策があります。詳しくは下記公式ページで「機種変用」「MNP用」というタブを選んで確認して下さい。
SB iPhone6 64GBモデルは2016年4月25日までMNP限定で月々割がアップされています。機種変更に比べて赤文字・青文字のiPhone SEと同じような価格でiPhone6sの128GBモデルまで購入可能です。SBではiPhone6と6sが全く同じ金額になっていますので、必ずiPhone6sを選びましょう。通常価格では旧モデルの6を選ぶメリットは特にありません。
auの場合はMNP契約の場合、毎月割(月額料金の値引き)ではなく一括値引きが適用される「MNPau購入サポート」が適用出来ます。これを使うと購入時の負担を少なく買い換える事が出来ます。
iPhone SEを利用中の管理人としては、iPhone SEの良さも理解したつもりですが、特別にiPhnoe SEがiPhone 6シリーズから機能が進化したところはありません。4インチサイズにこだわりがあるのならiPhone SEですが、「料金が安いらしいからSEにする」という程度の動機でiPhone SEを予約中ならば、キャンセルして4.7インチ・5.5インチの大画面iPhoneを安く購入することも検討してみましょう。