今使っている古いiPhoneに、性能・機能に大きな不満は無いけれど電池消耗が速くなってきた・もっと電池がよく持つスマホが羨ましくなってきたというユーザーに、iPhoneの電池を物理的に長持ち化させることが出来るバッテリー内蔵ケースが安売りされています。
「iPhoneの電池を長持ちにする」というと、一般的には”画面の明るさを暗めに設定する”や、”通信機能・GPSなどをオフにしておく”、”データ同期を停止させる”といった、設定・機能面での電池消耗を減らすテクニックがあります。
しかし、iPhone/iOSの場合には余程のことがない限り、細かな設定を変えたところで劇的に電池の持ちが良くなることは少ないです(むしろ余計な設定を変えてしまうことで、電池持ちがよくなるわけでもないのに便利な機能を使えなくしているだけの可能性もあり)。
iPhoneを確実に電池長持ち化出来る手法として、物理的に電池容量を増やす=バッテリーを追加してしまうことが出来る「電池内蔵ケース」があれば、iPhoneを長く使うことが可能になります。
iPhone X/XS用の電池内蔵ケースのセール
今回セールになっているのは2017年モデル/2018年モデルのiPhone X/iPhone XS用(5.8インチ)とiPhone XR 用(6.1インチ)のアクセサリーです。
「mophie juice pack」というアップルの公式ストアでも取り扱いのあるブランド品です。
このjuice packを使ったiPhoneの電池長持ち化の仕組みは非常にかんたんで、iPhoneに装着するケース自体にバッテリーが組み込まれており、iPhoneのLightning端子と接続して電力の供給をします。
mophie juice packケースには2000mAh分(iPhone X/XS/XR用共通)のバッテリーが入っており、ケース無し状態よりもiPhoneを長く使うことが可能になります。
トータルでの利用時間* | iPhone XS/X | iPhone XR |
通話 | 25時間 | 31時間 |
インターネット利用 | 15時間 | 18時間 |
ビデオ再生 | 17時間 | 20時間 |
オーディオ再生 | 76時間 | 80時間 |
*利用可能時間は目安であり、動作状況によって変動します。
iPhone XSの場合、ケースなしの状態ではビデオ再生時間は14時間、オーディオ再生は60時間とされています。ケースをつけることで2~3割くらい長く利用が可能となる計算です。
内蔵バッテリーはワイヤレス充電にも対応しており、背面にあるLEDライトでケースの充電状況も確認可能、もちろんケースを付けたまま電源ボタン・音量ボタンなどの操作も可能という優れものです。
ただし、ケースに中にバッテリーが組み込まれていますので、一般的なiPhoneケースに比べると分厚く・重くなります。
iPhone X/XS用のケースは92グラム、iPhone XR用のケースは100グラムあります。
ちょっと重く、持ちづらくなる可能性がありますが、各自の判断で電池が長持ち化することのメリットと天秤にかけてみてください。
このjuice packシリーズは1万円以上の価格が設定されており、なかなか高価なアイテムなのですが、型落ちとなったiPhone XS/X/XR用のケースは、ソフトバンクの公式サイトで安売りされています。
☆「ソフトバンク公式アクセサリー mophie juice pack Access Apple iPhone X / XS / XR」/ 通常10,656円 → セール価格2,980円(税込み、2020年8月10日時点)
すでにソフトバンクでは2-3年前のモデルとなるiPhone X/XS/XRシリーズの本体販売すら終わっており、このmophie juice packシリーズの在庫もどのくらいあるのかは不明です。
セール価格は在庫処分・アウトレット品としての扱いとなっているため、在庫があるうちに確保しておくことを推奨します。
iPhone XS/XRはeSIM対応・楽天モバイルでも使える
今回電池内蔵ケースが安売りされるタイミングにまで型落ちしているiPhone XS/XRは、2020年夏時点でもうすぐ発売から2年という時期が経ちます。
現在は後継機種のiPhone 11シリーズ、そして2020年10月以降にはiPhone 12シリーズの登場も確実となっていますが、iPhone XS/XRの世代は「eSIM」に対応した初めてのシリーズであり、まだまだ現役で戦える利便性があります。
eSIMによるプランを契約することで、1台のiPhoneで2つの電話番号・プランを契約することも出来ます。
そして、2020年時点ではeSIMによるサービスを提供しているMNO・楽天モバイルが登場しており、iPhoneでも無料通話・無料メッセージが使えるアプリの提供も始まりました。
2020年8月時点でも楽天モバイルではiPhoneシリーズの利用は「動作保証対象外」ではありますが、通話・データ通信・SMSなどの基本機能は実質的にiPhone XS/XRならば使えることが確認されています。
いまなら楽天モバイルのUN-LIMITプランはキャンペーンにより先着300万名まで1年間基本料金が無料、Rakuten Linkアプリを利用・条件を満たすことでポイントまで貰える大盤振る舞いキャンペーンがあります。
iPhone XR/XSシリーズはeSIMが使えるという点だけを考えてもまだまだ引退させるにはもったいない機種ですので、電池内蔵ケースを付けて楽天モバイルで運用すれば・スマホ代を大幅に節約できるでしょう。
*楽天モバイルでのiPhone利用は、一部使えない機能・動作保証がない機能もあります。詳しくは「楽天モバイル自社回線(UN-LIMITプラン)でiPhoneSE2を使うデメリット・問題点-繋がらない/緊急速報鳴らないなど」などを参照ください。