Apple iPhoneSEの国内販売では、3キャリアともほとんど同じ本体価格・月額割引となっており、購入価格は横並び状態です(参照:出揃ったiPhoneSEの販売価格!3キャリアの実質負担額&値引きキャンペーンを比較)。
従来であれば新規・機種変更・乗り換え(MNP)の契約種別ごとに月額割引に大きく差が設けられることにより、MNPをするとお得に購入する方法がありました。しかし、iPhoneSEではこの月額割引が契約種別に依らず同額とされており、単にMNPするだけではお得感が少なくなっています。
それでもMNPのお得感がなくなったわけではなく、一定の条件を揃えることでソフトバンクでは非常に安くiPhoneSEを買えるようになる(公式には「iPhoneSEの値引き」とは書かれていないかもしれませんが、実質的に支払う金額としては同じことです)キャンペーンが用意されていますので、実現可能な最安値を目指して、ご自身が条件に当てはまるのかどうか確認してみましょう。
ソフトバンクのMNP優遇キャンペーン
まず, iPhoneSEやスマートフォンの購入に使えるMNP専用の割引キャンペーンをピックアップしてみましょう。
その1.「ギガ学割」/学生とその家族に適用できる値引き・データ増量
その2.「のりかえ割」/MNP専用の値引き
その3.「のりかえ割パワーアップキャンペーン」/MNP専用の値引き限定キャンペーン
その4.「下取りプログラム(のりかえ)」/ 他社携帯の下取りによる割引増強
以上の割引はiPhoneSEの購入時に適用出来ます。適用には細かい条件がありますので、詳しくは上記の各公式ページを参照してください。
では、上記のキャンペーンを活用してソフトバンクのiPhoneSE最安値を目指すといくらになるのかシミュレートしてみましょう。
iPhoneSE MNP価格シミュレート
基本情報として、月々割を適用したそれぞれのiPhoneSE販売価格は以下となります。
モデル | 一括価格 | 月々割(月額) | 実質価格 | |||
新規 | 機種変 | MNP | 新規・機種変・MNP | |||
SE 16GB | 56,880円 | 1,920円 | 10,800円 | |||
SE 64GB | 69,840円 | 2,235円 | 16,200円 |
16GBモデルでも64GBモデルでも適用できるキャンペーン・割引額に違いはありませんので、どちらを選んでも以下の値引きシミュレートは成り立ちます。
ソフトバンクの2016年春の学生向けキャンペーンとして「ギガ学割」が2016年5月31日まで適用可能です。ギガ学割では最大「1620円×24ヶ月」の割引が適用できます。
ここまでの最安値達成条件:25歳以下の本人またはその家族であり、通話し放題/ライトプランにデータパック5GB以上のプランを選択すること。
ソフトバンクへ他社からMNPすることで受けられる、基本的な割引です。データパックの子回線は対象外となりますが、ホワイトプランでもパケットフラットに加入していると「432円×24ヶ月割引」の割引が受けられます。
ここまでの最安値達成条件:学割の最大値引き条件に含まれる
4月1日から始まった新キャンペーンです。公式での適用条件表記は以下のようになっています。
ご家族でのりかえ(MNP)の場合は、のりかえ(MNP)より30日以内に家族回線の登録があること
(以前よりソフトバンクをお使いのご家族と家族回線を登録する場合も含みます。家族データシェア/データシェアプラスの子回線は、特典適用/台数カウントの対象外となります。)スマ放題/スマ放題ライト[基本プラン+専用2年契約+データ定額パック(標準・大容量)]または「ホワイトプラン」+「パケットし放題フラット」へのご加入(ハートフレンド割引の場合は専用2年契約不要)
(家族データシェアの子回線/データシェアプラスは対象外となります。)
このキャンペーンを適用するためには、「30日以内に家族回線の登録」という条件がポイントになります。新旧回線を含めてiPhoneSEを1台だけ契約する場合には適用できません。
既存のソフトバンク回線にiPhoneSEをMNPで追加契約する場合は最大21,168円、2台同時に転入させる場合は1台あたり31968円の値引きとなります。
ここまでの最安値達成条件:25歳以下の本人またはその家族であり、通話し放題/ライトプランにデータパック5GB以上のプランを選択すること+30日以内に2回線以上MNPで家族回線に登録すること
ソフトバンクではMNP転入時に他社のiPhone/スマートフォン/携帯電話などを下取りに出すことで、最大27000円の割引を受けることが出来ます。最大の金額はiPhone6 Plusを下取りに出した場合となりますが、、、iPhone6 Plusは中古でも27000円以上の価値がありますので、下取りプログラムで最大値引き(27000円)を使うのは正直オススメしません。もし6 Plusを手放すのなら、手間は掛かりますが中古携帯買い取りショップなどに引き取ってもらったほうが高確率で高値が付きます(例えば「ダイワンテレコム」なら、傷のある「良品中古」状態でも31000円の査定が出ます(4/2時点。査定は常時変動します。ウェブサイトでリアルタイム査定が出来ますので、価格を確認してから下取りとどちらが有利か判断してください))。
ここでのシミュレーションでは便宜的に「最大27000円」の値引きとして計算していきます。最大額を目指すのは難しくても、他社の古いAndroidスマホならどのモデルでも「450円×24回=10800円割引」として利用できます。
ここまでの最安値達成条件:25歳以下の本人またはその家族であり、通話し放題/ライトプランにデータパック5GB以上のプランを選択すること+30日以内に2回線以上MNPで家族回線に登録すること+iPhone 6 Plusを下取りに出す
以上、4種類の割引キャンペーンを最大限に併用すると、ソフトバンクのiPhoneSEをMNPで買った場合の最安値が算出出来ます。
iPhone SE 16GB | iPhone SE 64GB | |
定価 | 56,880円 | 69,840円 |
月々割 | -1,920円×24回 | -2,235円×24回 |
ギガ学割 | -1,620円×24ヶ月 | |
のりかえ割 | -432円×24ヶ月 | |
のりかえ割P.C. | -900円×24ヶ月 | |
下取り | -1,125円×24回 | |
実質負担額 | -87,048円 | -81,648円 |
この条件を達成するためには「家族2人でソフトバンクにMNP転入し、それぞれがスマ放題/ライト+5GB以上のデータパックに加入し、両回線を「家族回線」として登録し、iPhone6 Plusを下取りに出す」となります。この条件をすべて満たすのは難しいかもしれませんが、iPhoneの下取り⇒他社Android下取りに変更しても、まだiPhoneSEを実質マイナス7万円くらいで買えるという計算になります。
もちろんこの条件を満たすために「基本料金」が掛かりますので毎月の負担は0円以下になることはありません。しかしキャンペーンを併用しまくることでiPhoneSEを格安でゲットできる可能性がある、ということを知っておきましょう。本体価格が横並びでも、MNPならもっとお得に買える方法があるのは事実です。
この中から自分に合わせたプランを取捨選択し、最大限の割引・節約を実現できるように調整するのがベストです。
☆「ソフトバンクのiPhone SEについて予約・価格情報を詳しく見る」
詳しくはここでは解説しませんが、ソフトバンクのインターネット回線として「ソフトバンク光」・「Softbank Air」・「ホワイトBB」などのソフトバンクグループが提供しているサービスを併用すると、スマホ1台あたり月額2000円の値引きが受けられます。このセット割引の条件は、上記考察で仮定した最安値達成条件と重複しています。家族で2回線MNPさせるのなら、2年分で月額4000円×24ヶ月=96,000円の割引を受けることが出来ます。
光セットに利用できるソフトバンクエアーについては、現在管理人も契約中です。契約方法・設定方法について知りたい方は下記を参照ください。
☆「[実体験]Softbank Airの申し込み方法・必要な準備・日数 利用方法まとめ」