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シャープ製の2017年冬モデルスマートフォン AQUOS sense (SHV40およびSH-01K, SH-M05もほぼ同スペック)の実機を使ってみましたので、旧モデルのAQUOS L(SHV37)や他のハイスペックモデルと使い比べた評価・感想をレポートします。

このAQUOS senseは、シャープが販売するハイスペックモデルシリーズ「AQUOS R」とは別に、スマホの初心者・ライトユーザー向けに作られた格安スマホにカテゴライズされるモデルです。従来はドコモでは「AQUOS EVER」、auでは「AQUOS U」といったバラバラの名前で発売されてきましたが、本モデルから「sense」というシリーズ名に統一・変更されています(その上でさらに「sense lite」や「sense basic」というサブネームを付けたモデルもあります)。

AQUOS sense (lite)の市場販売価格はおよそ3万円前後(各種割引適用前の本体価格)になっており、国内メーカーのスマホとしては低価格なモデルです。しかし、この機種にも上位モデルのAQUOS Rと同じ機能や技術を使い、旧モデルよりも大幅にスペックアップをした部分もあるため、「安くても使い勝手が悪いかもしれない」と購入に不安を感じている人は、以下のレビューを参考にしてみてください(本記事で使っているのは「UQ mobile(ユーキュー・モバイル)」のモデルです)。

AQUOS senseの主なスペック

項目 仕様 項目 仕様
ディスプレイ 5.0インチ IGZO
フルHD
OS Android 7.1
(発売時)
電池容量 2,700 mAh カメラ メイン1310万画素/
サブ500万画素
重さ 148グラム おさいふケータイ 対応
RAM/ROM 3GB/32GB ワンセグ 非対応
CPU スナドラ430
(MSM8937)
防水・
防塵
IPX5/IPX8
IP6X対応

(一部抜粋。すべてのスペック情報は「NTTドコモ AQUOS sense SH-01K」など、各社のHPを参照下さい。)

AQUOS senseで注目すべきスペック上の仕様としては、従来モデルのディスプレイ解像度はHD(1280×720)だったところから、フルHD(1920×1080)へスペックアップしている点です。

写真では違いがあまり判らないかもしれませんが、HDとフルHDだと、アプリのアイコンや文字の鮮明さに差があります。HDでも見づらいというほど画質が荒いわけではありませんが、明らかにAQUOS senseの方が表示細部の滑らかさがあります。

他メーカーの低価格スマホだとHD解像度の機種も多い(例えばドコモならGalaxy Feel, arrows Be, MONOなどはすべてHD)ため、画面が綺麗なスマホが欲しいのならAQUOS senseは一歩リードしていると言えるでしょう。

また、RAM容量が2GBから3GBへ、ストレージ(ROM)が16GBから32GBへ旧モデルからアップ。携帯電話としての基本機能(電話やメール)だけを使うのであればRAM 2GBでも特に問題なく動くものの、2017年のスマホではRAM 3GBが標準と言っていい仕様になりました。

AQUOS senseの処理能力については以下のページも参照下さい。

☆「シャープ2017年冬モデル AQUOS senseの処理能力チェック Antutuベンチスコア結果

ストレージ容量も16GBから2倍の32GBになったことで、たくさんの写真やアプリをスマホ本体に保存できるようになりました(ユーザーの利用可能領域は初期状態で約20GB)。さらにmicro SDカードも使えるため、写真データの移行やバックアップも簡単です。

主な対応機能

・VoLTE通話(利用するネットワークに依る)
・防水/防塵機能
・指紋認証(ディスプレイ下)
・エモパー
・おさいふケータイ機能
・Type-C USB接続
・リラックスビュー

AQUOS senseには特別に新しい機能・他機種にはないユニークな特長はありませんが、一般的にスマホに必要な機能は一通り対応しています。

シャープのスマホシリーズで対応する人工知能・エモパーにも対応します。

初期状態で「リラックスビュー」という機能がONになっており、夜間になるとブルーライトをカットした暖色系の色合いにディスプレイが自動調整されます(設定でオフにも出来ます)。

旧モデル(AQUOS EVER SH-02Jなど)では本体の横にあるホームボタンに指紋認証センサーが内蔵されていましたが、本機種では画面の下に移動しました。

ボタンはタッチ式で、押し込む物理ボタンではありません。そっと触るだけで画面オフからロック解除まで行けるため、非常に快適です(パネルの点灯反応速度はハイエンドモデルに比べて若干遅い?気がします)。

また、充電・データ転送等の接続がmicro USBからType-C USBに変わりました。オモテウラが無いケーブルなので、充電時に確認する必要がありません。micro USBケーブルしか持っていない場合は対応製品を追加購入(同梱される場合もあります)する必要がありますが、これからのスマートフォンはほとんどがType-Cに統一されるはずです。

・ハイレゾ(音楽再生)
・テレビ機能(ワンセグ/フルセグ)
・高速のキャリアアグリゲーション(下り150Mbpsまで)
・バッテリーの取り外し
・ワイヤレス充電

あえてAQUOS senseで使えない機能としては、上記のようなものがあります。高機能・ハイエンドモデルのように「全部入り」とは言えないため、これらの機能を重視する人は他のスマホを選ぶことをオススメします。

ネットワーク通信の速度はドコモ・auともに下り最大150Mbpsという表記になっています(2017年12月時点)。複数のLTEバンドを重ね合わせるキャリアアグリゲーションでは、他のハイエンドモデルは800Mbps/500Mbpsという高速規格に対応した機種もありますが、実用上は150Mbpsでも問題は無いでしょう。

上記は楽天モバイル(docomo系)のSIMを挿して通信させた場合の速度テストの様子です。実際には5Mbpsも出ていればスマホの動画ならスムーズに見ることが出来ますので、モバイルネットワークが混雑して遅いことはあっても、AQUOS senseだからネットが遅いということはないでしょう。

AQUOS senseの外観

続いてAQUOS senseの見た目や使用感について見ていきましょう。ここではUQ mobile用の「エアリーブルー」をピックアップしていきます。

AQUOS sense (lite)には各社で限定カラーを取り扱っている場合もありますが、基本的にはパステルカラーの淡い色合いのデザインです。

本体前面の見た目は、いたって普通なスマホです。前述のとおり指紋認証がディスプレイの下に配置されたことで、やや縦長でしょうか。AQUOS R Compactのような切り抜きディスプレイではなく、スタンダードなIGZOディスプレイです。

ディスプレイガラスは2.5D仕様になっており、滑らかな指ざわり。本体のコーナーも緩いカーブを描くデザインであり、持ち易さは抜群です。また、このエッジ部分は特殊なコーティングがされているらしく、手が滑りにくい素材で使いやすさアップもされています。

本体背面にも特に特徴的な部分はありません。カメラレンズは飛び出ていません。

本体の左側にはSIMカード/SDカード用のスロットがあります。このスロットはピンを使わず、爪を引っ掛けて簡単に空けられます。なお、SIMカードのサイズはnano SIMです。

本体右側は電源ボタンと音量キーがあります。

イヤホンジャックもあります。最近のスマホでは一部変換アダプタを使わないと有線イヤホンが使えない機種もありますが、AQUOS senseならワイヤレスイヤホンを持っていなくても大丈夫です。

本体重量は148グラムとなっており、特別に小型・軽量なレベルではないものの、ほどよい持ち易さ・片手でも操作のしやすいサイズと言えると思います。

ホーム画面

AQUOS senseでは、シャープオリジナルのUI「AQUOS Home」および「AQUOSかんたんホーム」があります。

上記が通常のAQUOS Homeです(UQ mobileモデル。初期状態で入っているアプリは、販売キャリアごとによって異なります)。

かんたんホームに切り替えると、よく使う機能が大きなアイコンで表示されます。AQUOSのホームが使いやすいといえるかどうかは慣れ次第だと思います。ただ、ホーム画面の配置するアプリの数は変えられないようです(他機種では1ページに並べるアプリの数を増減させることが出来るスマホが多い)。

メニューやナビゲーションバーの基本はAndroid 7.0(Nougat)シリーズのUIになっています。よく使う機能のショートカットを配置するといった各種カスタマイズも出来ます。

電池の持ち具合

auモデルとドコモモデルの仕様として公開されているAQUOS senseの電池の持ちは以下の通りです。

【ドコモモデル】

・充電時間 140分(ACアダプタ05)
・連続待受時間 LTE 540時間/3G 630時間
・連続通話時間 VoLTE 850分/ VoLTE(HD+) 640分/3G 890分
・利用時可能時間 約95時間

【auモデル】

・充電時間 140分(ACアダプタ01)
・連続待受時間 4G LTE 650時間/WiMAX2+ 650時間
・連続通話時間 最大1,330分
・利用時可能時間 約90時間

SHV40で実際にスタンバイ状態のバッテリー消費具合をチェックしたものが以下の図です。

1時間当たりの消費はおよそ0.2~0.3%程度です。設定はほぼデフォルトのままでも、余計な電池消費・暴走はしていないようです。

また、省電力で使いたい場合には各種機能を簡単に制御できる「長エネスイッチ」機能もあります。

カメラ性能/機能

本機種のカメラは旧モデル(SHV37)と比べて画素数は変わっていません。

しかし、画像処理のソフトウェアが変更されており、従来機種よりも明るめに調整されるようです。

昨今のデュアルレンズ搭載機やハイエンドモデルに比べるとカメラ性能は劣るものの、スマホ画面で見るだけなら十分に綺麗です。

標準のカメラにはいろんなモードで撮影できる機能も付いています。

ISOやホワイトバランス・フォーカスを自由に設定出来るマニュアルモードもありますので、ちょっと変わった写真を撮りたい場合にもAQUOS senseで対応できます。

各社の販売価格・値引き情報

内訳 SH-01K
機種変更価格
本体価格 30,456円
docomo with 月額1,620円×永年値引き
実質価格
(2年利用時)
マイナス8,424円

ドコモモデルのAQUOS sense SH-01Kは、対象プランを同じ機種で使い続ける場合にずっと月額1500円(税別)の割引が続く、「docomo with」の対象です。

新機種・最新性能に拘らない人であれば2年を超えてもAQUOS senseを使い続けていくことも出来るでしょうから、2年毎の機種変更が面倒くさいという人に向いています。

さらに家族でデータプランをシェア・家族以外にはめったに電話をかけないのならば月額280円~から利用できるシンプルプランも用意されていますので、格安でドコモスマホを使いたい人には最適です。

関連記事:最安月額280円でスマホ追加契約が可能”docomo with”(ドコモ・ウィズ)割引のお得な運用方法を解説

☆「AQUOS sense SH-01Kを注文する

内訳 SHV40
機種変更価格
本体価格 32,400円
毎月割 月額675円×24ヶ月
実質価格
(2年利用時)
16,200円

auの場合は「ピタット/フラットプラン」に加入してアップグレードプログラムに加入すると、半額相当の残債を免除して次の機種変更をするプランも選べます。その場合はスマホを返却する必要がありますが、もともとが低価格なAQUOS senseでは中古の下取り価格も低くなりそうなので、どちらが良いかはよく考えて選びましょう。

関連記事:au新プランの罠 アップグレードプログラムEXは加入するべきか?

☆「au Online shopでSHV40をみる

UQモバイルでSHV40を買う場合、料金プラン(S/M/L)に応じてマンスリー割が適用され、Mプラン以上で実質0円(1296円引き×24ヶ月=本体代金)となります。

☆「UQ mobileでSHV40-uをみる

*UQモバイルで販売されているSHV40はSIMロックフリーです。SIMロック解除をすることなく、ドコモ系回線でも通信出来ることを確認しました(APNの設定は必要)。

AQUOS sense lite SH-M05を契約なし・スマホ単品で買いたい場合は、家電量販店やウェブショップ各種で購入できます。

[実機レビュー]AQUOS sense(SHV40,SH-01K,SH-M05) スペックアップで使いやすさ重視の格安スマホに進化
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